業種別講座 治療院・整体
店舗経営

店舗経営者の新型コロナウイルス感染対策(整体院・エステサロン・学習塾等)

新型コロナウイルスの影響が全国に広がっています。(2020.03.13更新)

ここでは店舗経営者、運営者が行っておくべきコロナウイルス感染対策とそのホームページへの掲載方法をお伝えします。

更新履歴

  • 2月28日 掲載
  • 3月13日 「財政面での支援」を追加

新型コロナウイルスとは

新型コロナウイルス(COVID-19)とは、2019年12月から中国で発生し、現在は全世界に拡大しつつある感染症です。

日本国内でも2020年1月に初の罹患者が出ており、そこから少しずつ感染が全国へと広がる傾向にあります。未知のウィルスであることから特効薬・治療薬がなく、マスクやアルコール消毒による感染予防が大切になっている状況です。

連日、インターネットやテレビでコロナウイルスの報道が増えていますが、ここでは店舗経営者のための感染予防対策をお伝えしていきたいと思います。

店舗経営者の課題

整体院・エステサロン・学習塾などの店舗型のビジネスはお客様と接するため、特に新型コロナウイルスの影響が大きくなっています。

政府が小中高校の休校を要請したりと、国を挙げて感染予防の方針が次々に出ており、それが国民心理にも影響して来店数が減るのは必至です。

  • 整体院に行きたいけれど、感染が怖い
  • エステサロンだと、身体に触れるから感染しそう
  • 塾はたくさんの生徒がいて危険だから、通うのを止めよう

というお客様が増えて来ています。

しかし、ただ手をこまねいている分けにはいきません。こんな状況の中でも、お客様から信頼と安心を勝ち取り、選ばれる工夫が必要となってきます。

そのためには、適切な感染予防の実施と、お客様へ向けた情報発信が大切なのです。

感染予防方針/マニュアルを決める

まず、お店として新型コロナウイルスにどう対応するのか、その予防方針を決めましょう。

コロナウイルスは飛沫感染と接触感染が主たる感染要因とのことです。

その2つに対してしっかりと対策方針を決めて、内容をスタッフに共有、実施の徹底に努めましょう。
そのためには、最新の正確な情報入手が不可欠です。

厚労省の発表を中心に、地域の関係機関等のホームページをこまめにチェックしましょう。
※関連リンクをこの記事の一番下にまとめてありますので、後ほどご覧ください

感染予防方針をホームページに掲載する

お客様/患者さまへ「うつされない店/安心安全な場所」と思ってもらうことが重要です。

感染が広がりつつある状況ですが、その店舗のサービスや商品を利用したい、というニーズは必ず、一定数はあります。

  • どうしても腰が痛くなってしまった
  • 必ず受けたい施術がある
  • 試験前にここの勉強をしたい

などの場面が想定されます。

その際に、少しでも新型コロナウイルス感染のリスクのない形でサービスを利用したい、というのが顧客心理です。

したがって、

A、新型コロナウイルス対策の方針/内容をしっかり示しているお店
B、新型コロナウイルス対策の方針/内容が不明なお店

では、必ずAのお店の方が選ばれるのです。

そこで、お店で決定した予防方針をホームページに載せて、お客様の心理的なハードルを下げましょう。

具体的には、以下のように行うことがおすすめです。

  • トップページの一番上、目立つ所に「当店で実施している新型コロナウイルス対策(NEW)」を掲載
  • もし余裕があればトップページは概要にとどめて、1ページ新規作成してそちらに詳細を掲載
  • トップページの情報は都度、日付入りで更新して最新の状況に対応している旨を記載

詳細ページの中で、実際の対策シーン/対策している様子の写真を撮影して、項目毎に掲載しましょう。
具体的なイメージがあることで、より安心感を持っていただけます。

ここからは具体的な感染対策を、順番に見ていきます。

マスク着用の許可を得る ※飛沫感染対策

まず、飛沫感染対策としてスタッフがマスクを着用することが、重要です。

マスクには新型コロナウイルスの感染を抑える一定の効果があると共に、今は付けているだけで安心感に繋がります。

マスク自体は品薄になっている状況ですが、店舗の中で、特にフロントに立つような方は積極的に着用しましょう。

またスタッフは全員、咳エチケットを学んで実施をするようにしましょう。

ホームページには、スタッフがマスクを付けることへの理解をいただく内容と、併せて咳エチケットの励行をしている旨を掲載します。

もちろん、お客様がマスクを付けたまま入店いただいても大丈夫です、という事も添えておきましょう。

スタッフの手洗い・うがいの徹底を明示

新型コロナウイルスの予防のため、スタッフにはしっかりと手洗い・うがいをするように伝えましょう。

手洗いは入店時、退店時、外出の後には必ず行います。
また、営業中も1時間に1回、接客の都度などのルールを決めて行いましょう。

基本は石鹸と流水で行いますが、アルコールも併用するとなお良いです。

また、うがいも小まめに実施し、スタッフでコップを使いまわすのではなく個人の私物を持参すると良いでしょう。

可能であれば、スタッフの体温も測定して、コロナウイルスに感染した可能性がないかどうかを日々確認しましょう。

ホームページでは、これらの手洗い・うがい・体温の測定などを通じてしっかりと従業員が感染予防した上で、接客していることを伝えましょう。

アルコール等の除菌消毒液の使用状況を共有

新型コロナウイルスの接触感染対策として、アルコール(エタノール)等の除菌消毒液の導入は重要です。
手指の消毒対策として、店舗の入り口に来店したお客様用のものを一台、バックエンドの方にスタッフ用のものが一台あると良いでしょう。

また、店内の備品や物品の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を用います。
ベッド・診療台・机・椅子、など人が触れる箇所は使用前使用後に除菌消毒を行います。

特に、ドアノブや扉など、多くの人が触れる箇所は細かい頻度で消毒するようにしましょう。

アルコールが調達できない場合は、手指の消毒にも次亜塩素酸ナトリウムを使用しても大丈夫です。
ただし、手指が荒れるようなので、濃度等には気をつけてご使用ください。

タオル等の洗濯・交換

タオル、着替え、布巾等の使い回しが前提となる衣料品は、いつも以上に小まめに洗濯を行いましょう。

特に、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)が新型コロナウイルス対策として有効ですので、漂白剤を混ぜての洗濯は効果的です。

交換も都度行い、清潔な環境を整えると共に、それをホームページにも記載します。

キャッシュレス決済の明示

従来の支払い方法、お金(硬貨・お札)やクレジットカード決済の場合、どうしても手指の接触は避けられずウイルスの付着が想定されます。

そこで、可能ならばキャッシュレス決済(電子マネー、〇〇ペイ)などの導入と使用が推奨されます。

既に導入している店舗は、これまで以上にそちらへ誘導をするようにして、まだ導入していないお店では、このタイミングで検討をしてみるのも良いでしょう。

ホームページ上でも、支払い方法にキャッシュレス決済を導入していることを記載すれば、新型コロナウイルスの対策だけではなく最新の顧客トレンドをキャッチしている店として、選ばれやすくなるでしょう。

待合室・院外の看板への掲示

これまで記載して来たような新型コロナウイルス対策を、ホームページだけではなく、お店の待合室に張り出したり、店外・院外の看板等にも掲載しておきましょう。

今はどちらかと言えば、攻めよりも守りを固めた方が良い状況です。

しっかりと感染対策、水際対策を行っている店舗であることをお客様に示して、この場所は安心できそうだと思ってもらうことが大切です。

まとめ

まとめますと、現在の店舗の新型コロナウイルス対策は、以下のようになります。

  1. スタッフの感染予防(マスク・手洗い・うがい・健康管理)
  2. 設備の対策(アルコール消毒・衣類の洗濯・会計の工夫)
  3. 情報発信(ホームページ・待合室・看板)

ぜひ、参考にして、コロナウイルス対策をしている「安全・安心なお店つくり」を行ってみてください。

具体的なホームページへの掲載方法

具体的に、ホームページで掲載する際のポイントをまとめました。

まず、トップページです。

トップページに掲載する内容

  • 箇所:ファーストビューで見えるように入れる
  • 内容:2ー3行の文章+写真+リンク

ファーストビューですぐに「新型コロナウイルスの対策をしているお店なんだ」と伝えることが何より大切です。

また、赤文字や写真の掲載を添えて目立つように工夫をしましょう。
文章は2-3行でも構いませんが、出来れば次に挙げるような詳細ページを作成して、そちらにリンクを貼りましょう。

追加で作成した方がよいページ

  • 当店の新型コロナウイルス対策について(NEW)
  • 当店の感染対策

「当店の新型コロナウイルス対策について(NEW)」というページを作成するのがおすすめです。
そこに、感染予防のために実施している内容を詳しく書いていきましょう。

またこの機会に併せて「当店の感染対策」というページを作ることも良いでしょう。
常に行っているアルコール除菌対策、マスクの着用などがあれば、例えば今回のコロナウイルスの対策以降もお客様にとっての安心要因となります。

ページ作成時の留意点

  • 実際の写真を載せると良い
  • 事実ベースで書く
  • 関連リンクを載せる(厚労省とか)
  • あまり怖がらせるような内容は避ける

「当店の新型コロナウイルス対策について(NEW)」のページを作る際には、実際の写真を載せることがおすすめです。
素材写真よりも、店内でこんなふうにやっているんだというイメージを持って貰えると、安心して来店に繋がります。

また、インターネットの記事に稀にあるようなちょっと怖がらせるような内容ではなく、事実を元にしてしっかりした内容を発信しましょう。
厚労省などの関連リンクを貼って、お店がなぜこの対策をするのか、を明示するのも良いでしょう。

お客様に安心してご来店いただけるお店である、ということを丁寧にお伝えすることが大切です。

参考にして、ホームページで新型コロナウイルス対策の情報発信をしてみてください。

財政面での支援

最後に、お客様への対応ではありませんが、内向きの影響=資金繰りへの対応について。

経済産業省が、数々の支援を打ち出しています。

信用保証

まず、信用保証として「セーフティネット保証4号・5号」が発表されており、全国を対象に、特に重大な影響が生じている356業種に対して、一般保証とは別枠(最大2.8億円)で融資額に対する80%ないしは100%の保証をするものです。

当記事で主に対象としている、治療院・エステサロン・学習塾などはまだ対象になっていませんが、今後の動きがあり次第こちらでも情報を掲載していく予定です。

融資

次に、融資ですが、

  • 特別貸付
  • 特別利子補給制度
  • マル経融資
  • SN貸付

などが用意されており、段階的に実質無利子の融資や金利の0.9%引き下げ等の支援があるようですので、確認されることをおすすめします。

詳細は経済産業省ホームページからご確認ください。

参考リンク

最後に、当記事を書くにあたっても参考にさせていただいた、関係各機関のリンクを記載いたします。

ぜひ、これらの情報にも直接当たっていただき、店舗の感染対策/経営にお役立てください。

コロナウイルスに罹患した方の一日も早い回復を願うと共に、国内の感染拡大を防止するために、当記事が少しでもお役に立てましたら幸いです。