SEO対策入門

無料でできるSEO対策ガイド
初心者向け7つの施策と5つの必須ツール

初心者向け7つの施策と5つの必須ツール

自分のサイトをもっと多くの人に見てもらいたい、そう考えたことはありませんか?

SEO対策は、「専門知識が必要でお金がかかる」と思われがちですが、実は無料で、初心者でも自分でできる施策がたくさんあります。

本記事では、無料で実践できるSEO対策の具体的な方法や必須ツールをまとめました。3ヶ月で成果を目指す実践スケジュールもご紹介します。

ぜひ参考にして、あなたのサイトを多くの人に届く人気サイトへと育てていきましょう。

【この記事で分かること】

  • 初心者でも今日から無料で実践できる7つのSEO対策
  • 無料で使える5つの必須ツール
  • 3ヶ月で成果を目指す具体的な実践スケジュール

SEO対策は無料でできるのか?【結論:基本対策の多くは無料で実践可能】

SEO対策は無料でできるのか?【結論:基本対策の多くは無料で実践可能】

結論から言えば、実は基本的なSEO施策の多くは無料で実践可能です。個人でも中小企業でも、少しの工夫と無料ツールの活用で着実に成果を狙えます。

そもそもSEO対策とは?

SEO(エスイーオー)とは 「Search Engine Optimization」 の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。

そして、SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンで自分のサイトを上位表示させ、検索する人に見つけてもらいやすくするための施策です。

SEOの仕組みやGoogleの評価基準について詳しく知りたい方は、自分で始めるSEO講座【基礎編】SEOの仕組みを理解するをご覧ください。

無料でどこまでできる?

基本的なSEO対策は、実はほとんど無料で行えます。

ただし、「無料でできる」といっても手間なしではありません。お金をかけない代わりに、あなた自身の「学習時間」と「作業工数」というコストがある程度かかることは意識しておきましょう。

また、大企業や多くの専門サイトが狙っているような「人気のキーワード」や大規模サイトの場合は、無料だけの施策では限界があります。その場合は、必要に応じて有料ツールや外注を検討すると効率的です。

比較:無料でできること/できないこと

SEO対策を始める前に、「無料(自力)でできること」と「有料(ツール・外注)が得意なこと」の違いを確認してみましょう。

どこまで自分でできるのか、どこからお金をかければいいのかを把握して、効率よく対策を進めましょう。

項目 無料でできること 有料が得意なこと
キーワード選定 〇 自分でできる

Google公式ツール、無料ツールで十分可能

◎ 大量のキーワード分析や競合分析の詳細など
記事作成・構成 ◎ 自分でできる

キーワード選定、記事執筆、リライトなど

〇 質の高い記事の外注

(ただしコスト高)

競合サイト分析 △ 一部は自分でできる

目視や無料ツールでの簡易分析

◎ 詳細な分析

被リンク構造・広告戦略なども含む

テクニカルSEO(サイトの技術的な最適化) 〇 基本は自分でできる

表示速度改善、モバイル対応など

◎ 高度な解析や大規模サイトのクロール最適化など

無料でできる7つのSEO対策【初心者向け基本施策】

無料でできる7つのSEO対策【初心者向け基本施策】

「SEO対策は無料でできる」とお伝えしました。ではここからは「具体的に何をすればよいのか」という実践的な内容とやり方を、初心者でも取り組みやすい順にご紹介します。

今日から、すぐ始められる無料のSEO施策を7つ厳選しました。タイトルタグやメタディスクリプションの設定、見出し構成の整理、内部リンクの改善など、どれもすぐに取り組める内容です。

これらに順番に取り組むことで、まずはサイトの土台を固めていきましょう。

1.タイトルタグの最適化

検索結果で一番最初に目に入るのが「タイトルタグ」。記事の内容を簡潔に伝え、クリックを促す重要な要素です。

タイトルタグは、ブラウザや検索結果に表示されるページのタイトル部分(Googleの検索結果で表示される青い太字の見出し)のことです。

タイトルタグ

SEO対策の中でも重要な要素のひとつで、この設定を見直して「最適化」するだけで検索順位やクリック率が大きく変わることがあります。

以下のポイントを押さえて、タイトルタグを設定しましょう。よくあるNG例に、自分のサイトが当てはまっていないか、確認してみてください。

つけ方のポイント

  • 狙うキーワードは前半(左側)に入れる
  • 30文字前後に収める
  • 記事を読むメリットを明確にする
  • 同じサイト内でタイトルが重複しないようにする

よくあるNG例

  • キーワードを不自然に詰め込みすぎ
  • 内容とタイトルが一致していない
  • 全ページで同じタイトルを使っている

特に初心者の方は、「狙うキーワード」+「記事のメリット」を30文字以内でまとめることを意識しましょう。

例:キーワードが「肩こり 整骨院」の場合

肩こりを改善!整骨院が教える無料セルフケア7選(23文字)

2.メタディスクリプションの設定

メタディスクリプションとは、検索結果のタイトルの下に表示される「記事の要約文・説明文」のこと。記事の内容を短くまとめ、ユーザーに「クリックする理由」を伝える重要な要素です。

メタディスクリプション

実は、メタディスクリプション自体は検索順位に直接影響しません。しかし、魅力的な要約文があればクリック率が向上し、その結果、アクセス数が増えることで間接的にSEO評価が高まります。

メタディスクリプションを設定していないと、検索エンジンが記事本文から自動で文章を抜き出すため、意図しない内容が表示されがちです。

また、きちんと設定していたとしても、検索されたキーワード(検索ニーズ)に応じて、ページ内の内容から勝手に文章が生成されて表示されるケースもあります。

そのため、検索ニーズをしっかり捉えた要約文を作ることが大切です。

書き方のポイント

  • 狙うキーワードを自然に含める
  • 100文字前後を目安にする (PCでは約120文字、スマホでは約70〜90文字)
  • ページ内容をわかりやすく要約する
  • 「どんな人に」「どんなメリットがあるか」を入れる
  • タイトルと重複しすぎないようにする

よくあるNG例

  • キーワードを詰め込みすぎて不自然
  • 内容と合っていない説明文
  • 空欄や自動生成のままにしている

初心者の方は、「記事の予告編」を作るイメージで考えてみましょう。「この記事に何が書いてあるか(要約)」と「読むと何が得られるか(メリット)」を簡潔に伝えることが大切です。

自然にキーワードを入れながら、ユーザーの興味を引く言葉を選ぶのがコツです。

例:キーワード「肩こり 整骨院」の場合

肩こりに悩む方へ。整骨院でできる無料セルフケアを紹介。自宅で簡単にできるストレッチで、つらい肩こりを和らげましょう。(94文字)

3.h1・h2などの見出し構成を整理する

見出し(hタグ)とは、記事全体の構造を整理し、内容を理解しやすくするための要素です。

検索エンジンはこの見出し構成をもとに「ページのテーマ」や「重要なキーワード」を判断します。そのため、見出しの設定はSEOとユーザーの両方に効果的な重要ポイントです。

「見出しタグ(hタグ)」にはh1(エイチワン)、h2、h3といった種類があります。

  • h1:大見出し・ページのタイトル(本でいうタイトル)
    ページ全体のテーマを示し、1ページに1つだけ
  • h2:中見出し(本の目次でいえば「第1章」)
    記事の主要なセクションを区切る
  • h3:小見出し(本の目次でいえば「第1章-1」)
    h2の内容をさらに詳しく分ける
  • h4:細分化した小見出し(本の目次でいえば「第1章-1-1」)
    補足説明や具体例を整理するときに使用する

ページ内に配置すると、以下のようになります。

見出し構成

見出しを正しく使うことには、2つの大きなメリットがあります。

  1. 読者にとっての「読みやすさ」が高まる
    長文の記事だとしても、適切な見出しがあれば読者は記事の内容を把握でき、読み進めてもらいやすくなります。
  2. 検索エンジンへの「内容の伝達」がしやすくなる

    Googleなどの検索エンジンは、この見出しタグ(特にh1、 h2)を重視して、「この記事がどのような構造で、何について詳しく書かれているか」を理解します。

見出しを作成する際は、次のポイントをしっかりチェックしましょう。

作成のポイント

  • 検索キーワードを自然に含める
  • 内容の流れが論理的になるように構成する
  • hタグを飛ばさず、順序を守る(h2→h3→h4の順で設定する)
  • 見出しだけを読んでも記事の全体像がわかるようにする

よくあるNG例

  • 「h1」「h2」などの階層をバラバラに使う
  • すべての見出しに同じキーワードを入れる
  • 抽象的で中身が想像しにくい見出し(「まとめ」「いかがでしたか?」など)

見出しは、記事の「目次」を作るつもりで考えましょう。

初心者の方は、「読者がどんな順番で知りたいか」を意識して作成してみてください。そのうえで、自然にキーワードを組み込みましょう。

例:キーワード「肩こり 整骨院」の場合

h1:肩こりを改善!整骨院が教える無料セルフケア7選
h2:肩こりの原因と整骨院での施術
h2:自宅でできる簡単ストレッチ3選
h2:肩こりを予防する生活習慣のコツ

4.内部リンクを整える

内部リンクとは、自分のサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。記事本文中にある関連ページへのリンクなどがこれにあたります。

内部リンクを正しく設置すると、まずユーザーにとっての「利便性」が高まります。読んでいる記事の関連ページや関連情報に移動して、次々と情報を得られれば、サイトの「回遊率(※1人あたりが見るページ数)」や「滞在時間」が向上します。

また、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなる効果があり、SEOとしてサイトの評価の向上にもつながります。

関連するページをつなぐ

設定のポイント

  • 関連性の高い記事同士をつなぐ
  • アンカーテキスト(リンク文字)を具体的にする
  • パンくずリストを設置する
  • 同じページばかりリンクしない(偏りに注意)

よくあるNG例

  • 関連性がまったくない記事へ無理やりリンクを張る
  • アンカーテキスト(リンク文字)が「詳しくはこちら」だけ
  • リンク切れ(リンク先ページが削除されている状態)を放置する

内部リンクは「読者が次に読みたいページを案内する道しるべ」と考えてください。関連記事同士をつなぐだけでも、SEOには効果があります。

特に初心者の方は、アンカーリンクのテキストを「リンク先の内容が一目でわかる文章」にすることを意識しましょう。

例:キーワード「肩こり 整骨院」の場合

  • 【肩こりセルフケアの記事】から【整骨院の施術内容ページ】へリンク
    → アンカーテキスト:「整骨院での施術方法はこちら」
  • 【ストレッチ方法の記事】から【肩こり予防の生活習慣ページ】へリンク
    → アンカーテキスト:「日常でできる肩こり予防のコツを見る」

5.画像のalt属性を設定

alt属性(オルト属性)とは、記事内の画像が「何を表しているか」を説明するテキスト情報(代替テキスト)のことで、検索エンジンに画像の内容を伝える役割があります。

画像の内容がわかるalt属性を設定すると、検索エンジンに画像や記事の内容が伝わりやすくなり、画像検索経由の流入やページの評価向上につながります。

画像のalt属性を設定

設定のポイント

  • 画像の内容を簡潔に説明する
  • キーワードを自然に含める
  • 装飾用画像(背景やアイコンなど)には設定しない
  • 同じページ内で同じ画像のaltを繰り返さない

よくあるNG例

  • すべての画像に、記事タイトルと同じテキストを設定する
  • キーワードを詰め込みすぎる
  • 画像とまったく関係のないテキストを設定する

alt属性は「画像が見えなくても読者に内容が伝わるように」意識すれば、初心者の方でも適切な設定がしやすいでしょう。

例:キーワード「肩こり 整骨院」の場合

  • 記事内の肩こりストレッチ画像
    → alt属性:肩こり解消ストレッチの方法
  • 整骨院での施術写真
    → alt属性:整骨院で肩こり施術を受ける様子
  • 肩こり予防の生活習慣イラスト
    → alt属性:肩こり予防の正しい姿勢

6.ページ表示速度を改善

ページの表示速度とは、ユーザーがページを開いてから、内容が見られるまでにかかる時間のことです。

表示速度が遅いと、ユーザーが離脱しやすくなるだけでなく、SEOの評価にも悪影響を与えます。Googleは、ストレスなく快適に閲覧できる速いサイトを高く評価するからです。

サイトの表示速度は、専門的な知識がない初心者の方でも、すぐに取り組める改善点があります。まずは自分で、無料でできる対策から始めましょう。

改善のポイント

  • 画像サイズを軽くする(Web用に圧縮)
    →無料ツールで簡単に圧縮可能
  • 画像の「大きさ(縦横のピクセル数)」を表示サイズに合わせる
    →例:幅600pxで表示するページに、幅4000pxの画像をアップロードしない
  • 【WordPressの場合】不要なプラグインを停止・削除する
    →使っていない拡張機能は、サイトを重くする原因になる

特に 「画像」は、ページの重さの大きな原因のひとつです。「画像をアップロードする前に、必ず『圧縮』する」というルールを徹底してみるだけで、体感できるほど速度が改善されるケースも珍しくありません。

よくあるNG例

  • 高画質の写真(3MB~5MB)を、そのままサイトにアップロードする
  • サイトの表示速度を一度もチェックしていない
  • 【WordPressの場合】使っていないプラグインを大量に放置

サイトの速度は、Googleの無料ツール「PageSpeed Insights」で誰でも簡単に計測できます。まずは現状把握から始めてみましょう。

7.モバイル対応を確認

今や多くの人がスマホで情報を検索します。そのため、モバイル対応はSEOでも欠かせない重要なポイントです。

スマートフォンで見た時に表示や操作性が悪いサイトは、ユーザーが離脱しやすくなってしまいます。内容がどれだけ良い記事を作成しても、読まれなくては意味がありません。

また、Googleは「モバイルファーストインデックス(MFI)」という仕組みを採用しています。これは、「検索順位を決めるとき、主にPC版サイトではなく『スマホ版サイト』の状態を見て評価します」という意味です。 つまり、スマホ対応ができていなければ、PCでの検索順位にも悪影響が出てしまうのです。

モバイル対応を確認

以下の点を、ご自身のスマートフォンやブラウザのスマホ表示切替機能で実際にチェックしてみましょう。

スマホ表示でチェックするポイント

  • 文字・画像の見やすさ
    → 小さすぎないか、画面からはみ出していないか
  • ボタン・リンクの押しやすさ
    →タップしやすいサイズ・間隔か
  • レイアウトの崩れ
    → 文章や画像が重なってたりズレたりしていないか
  • レスポンシブデザイン対応
    → 画面幅に合わせてデザインが自動調整されるか
    (※標準で対応しているホームページ作成ツールもあり)

よくあるNG例

  • PCの表示しか意識せずに、スマホの表示がわかりにくくなっている
  • PC版のサイトがそのまま縮小されてスマホに表示される(文字が米粒のように小さい)
  • リンクボタン同士が近すぎて、押し間違えてしまう

スマホ表示でチェックする基本は、「文字が読める」「ボタンが押せる」「レイアウトが崩れていない」の3点です。見た目に完璧なデザインを目指すよりも、ユーザーが快適に見られる・使える状態を優先しましょう。

無料で使えるSEOツール5選【必須ツールを厳選】

無料でSEO対策を始めるなら、必ず活用したいのが「無料ツール」です。ツールを使えば、検索順位やアクセス状況の確認、キーワード選定、サイトの改善点の発見まで、効率よく実践できます。

そこで、初心者でも簡単に使えるSEOツールを5つ厳選してご紹介します。

これらを活用して、コストをかけずにSEOの基本施策を進めましょう!

1.Googleサーチコンソール:SEO対策に必須

Googleサーチコンソール:SEO対策に必須

Googleサーチコンソールは、Google公式の無料ツールです。自分のサイトがGoogleの検索結果でどう評価されているか、ユーザーがどんなキーワードで訪問しているかなど、SEO対策に不可欠な情報を確認できます。

何ができる?

  • 検索順位・表示回数・クリック率の確認
  • どんなキーワードで流入しているかの分析
  • サイトの技術的なエラーを発見
  • Googleにインデックス登録申請

初心者がこのツールを導入すべき理由

  • SEO対策をするならプロ・アマ問わず必須の無料ツール
  • Google公式のため信頼性が高い
  • 最初は「どんなキーワードでサイトが見られているか」をチェックするだけでOK

2.Googleアナリティクス:アクセス解析の基本

Googleアナリティクス:アクセス解析の基本

Googleアナリティクスはアクセス解析の基本ツールです。どのページがよく読まれているか、訪問者がどこから来たのか、サイトの滞在時間や直帰率などを確認できます。

何ができる?

  • ページごとのアクセス数の確認
  • 訪問者がどこから来たか流入経路(検索、SNS、直接など)の分析
  • サイトの滞在時間や直帰率の確認
  • リアルタイムでのアクセス数の確認

初心者がこのツールを導入すべき理由

  • Googleサーチコンソールと組み合わせると分析力が向上する
  • 訪問者の「満足度」がデータでわかる
  • 記事の「改善点」が見つかる
  • 最初は「人気ページをチェック」から始めましょう

3.PageSpeed Insights:表示速度をチェック

PageSpeed Insights:表示速度をチェック

PageSpeed Insightsはページの表示速度をチェックできるGoogle公式ツールです。モバイル・PCがそれぞれで点数化され、改善すべきポイントも具体的に教えてくれます。

何ができる?

  • サイトの表示速度を100点満点で採点
  • モバイル・PCそれぞれの表示速度をチェック
  • 表示速度が遅い原因の具体的な改善案を提示
  • 「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」というSEOの重要指標の評価を確認

初心者がこのツールを導入すべき理由

  • サイトの「弱点」が具体的にわかる
  • 「勘」ではなく「数値」で速度を管理できる
  • 改善後の「成果」が数字で見える

4.ラッコキーワード:キーワードを調査

ラッコキーワード:キーワードを調査

ラッコキーワードは、日本語キーワードの関連ワードや、サジェストを一括取得できる無料ツールです。日本製なので、使い方も簡単。ラッコキーワードは「検索の意図(なぜ検索されているか)」を発見するのが得意です。

何ができる?

  • 関連キーワード(サジェスト)を一括で大量に取得
  • 月間検索ボリュームの目安確認(無料版は回数制限あり)
  • Q&Aサイトでの関連する質問を確認
  • 競合サイトの見出し構成を抽出・比較

初心者がこのツールを導入すべき理由

  • 「サジェスト」や「Q&A」を見ることで、読者の「具体的な悩み」がわかる
  • メインキーワードを入力すれば、記事に入れるべきキーワードがわかる
  • 競合分析(見出しチェック)の時間が短縮できる

5.Googleキーワードプランナー:検索ボリュームを確認

Googleキーワードプランナー:検索ボリュームを確認

Googleキーワードプランナーは、Google広告(リスティング広告)の出稿用に提供されているGoogle公式ツールですが、SEOのキーワード選定にも非常に役立ちます。ラッコキーワードが「検索意図」を発見するツールなら、こちらは「そのキーワードが月間に何回検索されているか(検索ボリューム)」を調べるためのツールです。

何ができる?

  • 月間検索ボリュームの確認
  • 競合性(広告競合の強さ)をチェック
  • 関連キーワードの提案

初心者がこのツールを導入すべき理由

  • キーワードの「需要(人気度)」がわかる
  • 狙うべきキーワードの「優先順位」がつけられる
  • Google広告のアカウントさえあれば無料で利用できる

無料SEO対策の実践スケジュール【3ヶ月で成果を目指す!】

無料SEO対策の実践スケジュール【3ヶ月で成果を目指す!】

SEO対策は「一度やれば終わり」ではなく、少しずつ改善を重ねる「育てる作業」です。

SEO初心者が一番迷うのは、「何から手をつければいいのか」「どの順番で進めればいいのか」ということではないでしょうか。

この章では、無料でできる基本施策を3ヶ月間で着実に積み上げていくためのスケジュールを提案します。

「できる範囲で少しずつ」が続けるコツです。難しく考えず、 一つずつ進めていきましょう。

【1ヶ月目】サイトの土台を整える

1ヶ月目は「土台作り」に集中しましょう。

ご紹介した5つのツールを導入し、7つの基本施策(タイトルタグ、メタディスクリプション、見出し構成など)を既存ページに適用します。キーワード選定も行い、今後書く記事の方向性を決めましょう。

1ヶ月目【土台を整える】
やるべきこと
  • ツール導入
  • 基本施策7つを実施
  • キーワード選定
使うツール
  • Googleサーチコンソール
  • Googleアナリティクス
  • ラッコキーワード
  • キーワードプランナー
目標・ゴール
  • サイトの技術的な土台が完成する
  • データ計測が開始される
  • 今後書くべき記事(キーワード)が10〜20個決まる

【2ヶ月目】記事を作り、内部リンクでつなぐ

次はコンテンツを増やして、サイトを広げる時期です。

選定したキーワードで、新しい記事を週1〜2本のペースで作成します。記事を増やしながら、互いにリンクでつなげましょう。同時に、既存記事のリライトや内部リンクの追加も行い、サイト全体の品質を高めます。

集客につながる記事の書き方については、経営者のためのHP作成講座 第9回:集客を意識した初心者向けWEBライティング入門で詳しく解説しています。参考にしてみてください。

2ヶ月目【コンテンツ制作】
やるべきこと
  • 記事作成(週1~2本)
  • 既存記事のリライト
  • 内部リンクの整理と改善
使うツール
  • ラッコキーワード
  • キーワードプランナー
  • PageSpeed Insights
目標・ゴール
  • 新規記事を4〜8本公開
  • 記事作成の型(流れ)が身につく
  • サイト内の「関連情報」が充実し始める

【3ヶ月目】データを分析して改善する

記事をある程度公開したら、分析と改善を行いましょう。

ツールを使って「どのキーワードでアクセスされているか」「どのページが人気か」を確認し、次に改善すべきポイントを見つけます。

3ヶ月目【分析して改善する】
やるべきこと
  • データ分析
  • 効果測定
  • 改善点の確認
使うツール
  • Googleサーチコンソール
  • Googleアナリティクス
目標・ゴール
  • 検索順位の変動(成果)を確認する
  • 次に書くべき記事や、改善すべき記事の計画をたてる

焦らずに「継続」することが成功のカギ

SEOは地道な積み重ねの世界です。ここで提案したスケジュールに沿ってSEO対策の基礎と習慣を身につければ、その後の成果が大きく変わるはずです。

1〜2ヶ月で劇的な変化は起きにくいですが、3ヶ月継続すれば、必ず何らかの変化が見えてきます。データを見ながら、少しずつ改善を重ねていきましょう。

焦らず、継続することが無料で成果を出すSEO対策の一番の近道です。

無料SEO対策で成果を出すためのコツ

無料SEO対策で成果を出すためのコツ

ここまでで、無料でできるSEOの基本施策や、初心者でも使いやすい必須ツール、3ヶ月で成果を目指す実践スケジュールをご紹介してきました。

無料SEO対策で成果を出すために、次の5つのコツを意識してみてください。難しいテクニックは必要ありません。

  1. 読者のニーズを最優先に考える
    自分が伝えたいことよりも、読者が知りたい情報を優先しましょう。価値ある情報は自然と成果につながります。
  2. 定期的な更新でサイトを育てる
    情報の鮮度を保つため、記事の見直しや追加は少しずつでも継続することが重要です。
  3. ライバルのサイトを見て学ぶ
    同じテーマで上位表示されている競合サイトを観察し、効果的な構成や表現を参考にして改善してみましょう。
  4. 内部リンクでサイトを強化する
    関連する記事をつなぐことで、読者がサイト内を回遊しやすくなり、全体の評価も高まります。
  5. ツールでデータを確認し、改善を続ける
    Googleサーチコンソールなどの無料ツールで、どの記事が読まれているか、どんなキーワードで流入しているかを確認。次の改善につなげましょう。

ご紹介した5つのコツは、無料SEO対策で成果を出すための実践ポイントです。

ただし、正しい方法を知るだけでなく、「やってはいけないこと」を知っておくことも重要です。SEO初心者がつまずきやすい失敗パターンを事前に把握しておけば、遠回りせずに成果へ近づけます。

自分で始めるSEO講座【基礎編】第5回:SEO初心者がやりがちな失敗とNGパターンでは、よくある間違いとその対策を詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

実践の前に:サイトを自分で更新できますか?

ここまでご紹介したSEO対策を実践するには、サイトの「更新・管理のしやすさ」が重要なポイントとなります。

もし制作会社に管理を任せている場合、ページの追加や設定変更のたびに時間とコストがかかり、せっかくの無料SEO対策が進めにくくなってしまいます。

また、「自分で更新できる」というだけでも十分ではありません。WordPressなどの自分で更新できるCMSを使っている場合でも、プラグイン選びに迷ったり、SEO設定が複雑で「本当にこれで合っているのか」と不安になったりすることがあるでしょう。

自分でお金をかけずにSEO対策を行うなら、その施策がシンプルに実践できる環境を整えることも大切なのです。

すでにホームページをお持ちの方も、これから新しくホームページを作る方も、SEO対策をスムーズに行える管理状況であるかどうかを確認してみてください。

あきばれホームページなら、ホームページを「育てる」ができる

あきばれホームページでは、以下の3つをひとつにパッケージ化したホームページ作成サービスをご提供しています。

  1. コンサルティング付きの初期制作
  2. 独自開発CMS「Buddy」
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CMS「Buddy」には、自分で難しい設定をしなくてもSEOに強いサイトの土台が自動で整うシステムがあります。また、初期設定はプロのサポートがあり、納品後は自分で自由にページの追加・更新が可能。操作に迷ったときは、電話サポートも利用できます。

こんな方におすすめです。

  • コストを削減し、自分のペースでHPを改善したい方
  • WordPressの設定やプラグイン選びに不安がある方
  • これからHPを作る・リニューアルする予定で、SEOに強いサイトにしたい方

よろしければ、サービス詳細と活用ガイドをご確認ください。

無料SEO対策に関するよくある質問【FAQ】

無料SEO対策に関するよくある質問【FAQ】

最後に、無料SEO対策に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。 まだ残っている不安や疑問は、ここで解消しておきましょう。

Q1:SEO対策は完全無料で効果が出ますか?

A:はい、可能です。この記事でご紹介した「基本施策」を正しく行い、「無料ツール」で分析・改善を「継続」すれば、多くのキーワードで上位表示やアクセス増加といった成果は見込めます。

ただし、競争が非常に激しいキーワードでは限界がある場合もあります。まずは無料でできることを徹底的にやり切ってから、必要に応じて有料施策を検討しましょう。

Q2:無料SEO対策で効果が出るまでどれくらいかかりますか?

A:一概には言えませんが、通常は3〜6ヶ月ほどで検索順位の上昇やアクセス数の増加といった効果が確認できるでしょう。競合の少ないキーワードなら、1〜2ヶ月で効果が出る場合もあります。

Q3:無料で始める場合、どの施策から着手すべき?

A:この記事でご紹介している「実践スケジュール」の1ヶ月目から始めるのが最短ルートです。

やみくもに記事を書き始める前に、まずは「土台作り」と「分析環境の整備」を完了させましょう。

Q4:無料ツールと有料ツールの違いは?

A:主な違いは「分析の深さ」と「作業の効率化(時間短縮)」です。

例えば、無料ツールでは月間検索ボリュームが「1000〜1万」とざっくりした範囲で表示されますが、有料ツールでは「3,200回」など正確な数値が分かります。また、競合分析やキーワード調査の時間を大幅に短縮できます。

無料ツールは機能が制限されますが、基本的な分析は十分可能です。サイトが成長し、「もっと効率化したい」「もっと深く競合を分析したい」と感じた時に、初めて有料ツールを検討しましょう。

Q5:SEO対策の勉強も無料でできますか?

A:はい、十分に可能です。 最も信頼できるのは、Googleが公式に発信している情報(「Google 検索セントラル ブログ」や「SEO スターター ガイド」)です。 また、信頼できる企業のSEO情報サイトやYouTubeチャンネルも多数あります。

ただし、インターネット上には古い情報も残っています。必ず「Googleの公式情報」を軸にして、最新の情報を学ぶようにしましょう。

有料ツール・外注を検討するタイミング

有料ツール・外注を検討するタイミング

無料でできるSEO対策は、時間や手間をかければある程度までは取り組めます。ただ、より効率的に、確実に成果を上げたい場合には限界もあります。

そんなときは、有料ツールを使ったり、外注に頼んだりするのも一つの方法です。

次のような場合は、有料ツールや外注の活用を検討してみましょう。

  • 競合が非常に多いキーワードで上位表示を狙うとき
    無料ツールだけでは、詳細な競合分析や被リンク調査が難しい
  • サイトが大規模で、手作業では管理が難しいとき
    ページ数が多いと、内部リンク整理やサイト全体の最適化に時間がかかる
  • データ分析やレポート作成を効率化したいとき
    有料ツールを使えば、順位や流入の変化を自動で追跡できる
  • SEOの専門知識に不安があるとき
    外注で専門家に任せることで、効果的な施策を短期間で実行できる

無料のSEO対策だけでも成果は見込めますが、より高い「精度」と「効率」を求めるなら、状況に応じて有料ツールや外注の活用も視野に入れておくと良いでしょう。

【まとめ】無料SEO対策で、あなたのサイトを成長させよう

【まとめ】無料SEO対策で、あなたのサイトを成長させよう

本記事では、無料でできるSEO対策の「7つの基本施策」、それを支える「5つの必須ツール」、そして「3ヶ月の実践スケジュール」を解説してきました。

最初にもお伝えした通り、SEO対策は無料ツールと、あなたの「工夫」と「継続力」があれば、十分に成果を出せます。

難しいテクニックに振り回されず、次の3つを実行し、継続していくのが成功への一番の近道です。

  1. 「基本施策」でサイトの土台を整える
  2. 「読者ファースト」の質の高い記事を書く
  3. 「無料ツール」でデータを振り返り、改善を続ける

この記事が、あなたのサイトを多くの人に届けるためのお役に立てれば幸いです。さあ、今日から無料SEO対策を始めましょう!

【記事作成・監修】
WMSデジタルマーケティング分析室

WMSデジタルマーケティング分析室

この記事は、WEB集客コンサルタント(中小企業のサイト構築300件以上・コンサル500件以上)と、検索キーワードから記事を設計するコンテンツ企画担当者が中心となり監修しています。

その実践的な知見と、当社が20年以上蓄積したオーガニック検索の成功データを元に、コンテンツ・SEOライティングで10年以上の経験を持つ専門WEBライターが記事を執筆。専門知識も分かりやすく解説し、検索順位向上に貢献する情報としてお届けします。

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初めてのホームページを作成する際に失敗しない勘所をご紹介。自作であれ、制作会社に依頼する場合であれ、ここだけは押さえて欲しいポイントをまとめました。

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・初期費用:54,780円(税込)
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