ホームページ作り方(基礎編)目次

ホームページ作成で絶対に避けたい5つの失敗例
あなたのHPが“役に立たない”原因はこれかも?

ホームページ作成で絶対に避けたい5つの失敗例。あなたのHPが“役に立たない”原因はこれかも?

「ホームページから新しい問い合わせを増やして、売上を伸ばしたい」と大きな期待を込めて作ったのに、まったく問い合わせが来ない…。それどころか、更新もままならず、気づけば放置状態になってしまっている。

実は、このようなお悩みは決して珍しくありません。弊社にも、毎月多くの経営者さまから「役に立たないホームページをどうにかしたい」という切実なご相談が寄せられます。

なぜ、時間と費用をかけたホームページが、期待したような「成果」に繋がらないのでしょうか?

まずは、多くの企業が陥りがちな典型的な失敗パターンを知ることが、成功への第一歩です。この記事では、私たちが実際に相談を受けてきた数多くの事例の中から、特に代表的な5つの失敗例を厳選してご紹介します。

ご自身の状況と照らし合わせながら、ぜひ最後までお読みください。

失敗例1:格安だからと知人に依頼。その先に待つ落とし穴

失敗例1:格安だからと知人に依頼。その先に待つ落とし穴

東京都立川市で不動産会社を経営しているAさんは、開業時に知人のデザイナーにホームページを作ってもらいました。制作費用は10万円と、相場よりもずいぶん安く、さらに「ホームページを変更したい時はいつでも無料で更新してくれる」という、大変ありがたい条件でした。

しかし、ホームページが公開されて2ヵ月たっても、「ホームページを見た」という問合せは一向に来ません。そこでAさんは、ホームページの内容変更を知人にお願いしました。知人は快く応じてくれました。

翌月になっても、状況に変化はありません。Aさんは、ホームページを使って少しでもお客さんを増やそうと必死でしたから、それから何度かホームページの修正を知人にお願いしました。そして、その知人はいつも快く対応してくれました。

しかし、ホームページからの反応は相変わらずゼロの状態…。

そうしたやりとりを半年ほど続けましたが、Aさんもだんだんと知人に頼むのが心苦しくなってきました。忙しいであろう知人に無理を言って修正を依頼すること自体に、気が引けてきたのです。

「できればもっとネットに詳しい制作会社に依頼して、ホームページを作り直したい」

そう思うこともありましたが、今まで無償で協力してくれた知人に申し訳なく、そういうわけにもいきません。

やがてAさんは知人に気がねして、ホームページの更新をほとんど行わなくなりました。その結果、ホームページにアクセスが集まることもなく、完全に放ったらかしの状態となってしまったのです。

【このケースの問題点】

  • 目的の曖昧さ

    ホームページで「集客する」という目的よりも、「安く作る」ことを優先してしまった点。

  • 専門知識の不足

    知人デザイナーに、アクセスを集めるためのSEO(検索エンジン最適化)やWEBマーケティングの知識がなかった点。

  • 関係性による弊害

    「知人だから」という遠慮が生まれ、スピーディーで対等なビジネスとしての更新依頼や改善要求ができなかった点。

失敗例2:言葉巧みな営業トーク…高額リースの罠

失敗例2:言葉巧みな営業トーク…高額リースの罠

埼玉県でベアリング機械のメーカーを経営しているBさん。不況の影響で売上げが伸び悩んでいたため、ホームページを活用して新たな取引先を開拓しようと検討を始めていました。

そんな矢先、某一部上場のホームページ制作会社から売り込みの電話がかかってきたのです。

Bさんは、自他ともに認めるパソコンが苦手な経営者。そのため、営業マンの提案がどれほど実現性の高いものか、詳しい判断がつきません。

営業マンの提案は、総額305万円という大変高価なものでした。難色を示すBさんでしたが、営業マンは「総額は高いですが、5年のリースを組みますから、月々の支払いはたったの5万円。毎月の広告費と思えば安いものですよ」と、言葉巧みに説得し、Bさんは契約してしまいました。

完成したホームページは、さすがプロが作っただけあって、最新の動画を組み合わせた高級感あふれる素晴らしい仕上がり。しかし残念ながら、ホームページからの問合せはまったくありません。

Bさんがあわてて営業マンに相談したところ、「それではネット広告を利用しましょう。月々7万円からのお得なプランがあります」と、ホームページのリース代より高額な追加プランを勧められる始末。

高すぎる広告費は払えないと、Bさんはホームページの修正を依頼しました。もっと反応がとれるように変更して欲しいと申し入れたのです。しかし、営業マンは「ホームページの修正には1ページあたり3万円いただきます」とのこと。もし5ページ修正すれば、15万円の追加費用がかかるというのです。

さすがにおかしいと思ったBさんはサービスの解約を申し込みましたが、リース契約のため解約はできません。営業マンに文句を言っても「そういう契約ですから」の一点張り。Bさんは結局、泣き寝入りせざるをえませんでした。

そして今、見た目は格好いいものの、まったく反応がとれず、更新もできないホームページだけが残り、Bさんはまったく商売の役に立たないそのホームページに、これから何年も毎月5万円もの費用を払い続けていかなければいけないのです。

【このケースの問題点】

  • 危険な契約形態

    解約が極めて困難な「リース契約」を結んでしまった点。成果の有無にかかわらず、長期間の支払いが義務付けられてしまった。

  • 不透明な料金体系

    初期費用だけでなく、更新や修正に高額な追加費用がかかることを契約前に十分に確認していなかった点。

  • 戦略の不在

    「綺麗なホームページを作ること」が目的化し、「どうやってアクセスを集め、問い合わせに繋げるか」という最も重要な集客戦略が抜け落ちていた点。

失敗例3:競合に差をつけられ…「いつか作る」の機会損失

失敗例3:競合に差をつけられ…「いつか作る」の機会損失

大阪市内の駅前で整体院を経営するCさん。開業して10年になりますが、いまだにホームページを作成していません。これまで患者さんの集客は、院の前に設置した看板と、たまに行うチラシの配布、そして口コミに頼ってきました。

以前はそれでも多くの患者さんが来てくれ、売上もそこそこだったのですが、近年、周囲に同業者が次々とオープンしてきました。

新規の整体院は内装も今風でおしゃれですし、Cさんの院より駅に近いところも少なくありません。そして何より、その多くがしっかりしたホームページを作り、WEB経由で新しい患者さんを集めているという話も聞こえてきます。

一方、Cさんの整体院は、その影響を受けて患者さんが明らかに減ってきていました。何とかしようとチラシをまいてはみるのですが、以前に比べて反応は悪く、コストに見合うほどの効果は得られません。

今さらながらホームページを作ろうかとも思うのですが、すでに周りの多くがホームページで集客している中、「果たして今から作って効果があるのだろうか…」と、決断できずにいます。

「こんなことならもっと早くホームページを作っておけば…」と後悔しますが、それも後の祭り。このままではジリ貧だと、焦りばかりが募る毎日です。

【このケースの問題点】

  • 甚大な機会損失

    WEBで情報を探すのが当たり前の時代に、インターネット上に存在しないことで、本来獲得できたはずの見込み客(患者)をすべて取りこぼしている点。

  • 市場変化への不適応

    チラシなど既存の集客方法の効果が薄れているにもかかわらず、新たな打ち手を講じずに、状況を静観してしまった点。

  • 行動の先延ばし

    「今さら…」という考えから二の足を踏んでしまい、競合との差がますます開いてしまっている点。

失敗例4:頑張って自作したけど…素人感と機能不足の壁

失敗例4:頑張って自作したけど…素人感と機能不足の壁

つくば市の近郊で工務店を経営するDさん。業者に何十万円も払う予算がなかったため、「ホームページビルダー」というソフトを使い、ホームページを自作することにしました。マニュアルと格闘しながら、苦労の末にようやくホームページを完成させます。

しかし、どうも見た目が素人くさく、自社の技術力やこだわりをお客さんにうまくアピールできていません。

また、「資料請求フォーム」を自分で作ろうとしましたが、「CGI」という専門的なテクニックが必要だと分かり断念。本当はホームページで資料請求や問合せを受け付けたかったのですが、この部分を自作するのは非常に困難でした。

さらに、検索サイトの上位に表示させようと、SEO(検索エンジン対策)を書籍で勉強。自分なりに試行錯誤してはみるものの、ほとんど効果はなく、検索結果ではまったく上位に表示されません。

忙しい社長業の合間をぬってホームページと格闘してきたのですが、デザインが素人っぽいせいか、お客さんからの問合せはほとんどないまま。

そのため最近はすっかりモチベーションが低下してしまい、せっかく苦労して作ったホームページが、手つかずのまま放置されています。

【このケースの問題点】

  • デザインによる信頼性の低下

    手作り感のあるデザインが、かえって会社の専門性や信頼性を損なう結果となり、顧客に安心感を与えられなかった点。

  • 機能不足による機会損失

    資料請求フォームなど、見込み客を行動(問合せ)へと促すための重要な機能が実装できず、ビジネスチャンスを逃してしまった点。

  • 経営資源の浪費

    専門外であるホームページ制作とSEO対策に、経営者自身の貴重な時間と労力を費やしてしまい、結果的に費用対効果が著しく悪くなってしまった点。

失敗例5:制作会社とのやり取りがストレス!更新が億劫に

失敗例5:制作会社とのやり取りがストレス!更新が億劫に

神奈川県川崎市で歯科医院を経営するEさん。医院の開業にあわせて、知人に紹介してもらったフリーのデザイナーにホームページを開設してもらいました。初期費用は40万円で、高級感あふれる立派なホームページが完成。さらに、毎月3万円を支払うと一定の範囲で更新を代行してくれるサービスも、あわせて契約しました。

完成当初はとても満足していたものの、最近ではホームページのことを考えることすら嫌になってしまいました。担当者に更新の依頼をするのが、大変なストレスなのです。

毎月、更新費用として3万円を払っているにもかかわらず、更新を依頼してもすぐには対応してくれません。ごくわずかな修正をお願いしただけでも、「これは手間がかかるので10日ほど待ってください」といった調子です。

その上、10日後に修正されたホームページを見ると間違いだらけ。その間違いを、いちいち細かく指摘しなければなりません。しかも、その修正にまた日数がかかってしまうのです。

細かい「てにをは」の修正を依頼するのも、毎回メールを書く必要があり、そのチェックも面倒。ミスが多いため、確認しないと不安で仕方がありません。

また、電話をしてもなかなかつながらず、いつかけても留守番電話。折り返しの電話はいつも翌日以降です。最近ではコミュニケーションがうまくいかず、細かい修正を依頼すると、露骨に面倒くさそうな態度を示されるようになってきました。

そしてついにEさんは、だんだんとそのデザイナーに修正を依頼するのが億劫になってしまったのです。

今でも毎月3万円の更新費用を払ってはいるものの、先方に依頼するのが不愉快なので、最近はホームページの更新もほとんど行えず、放ったらかしの状態になっています。

【このケースの問題点】

  • コミュニケーションコストの増大

    レスポンスの遅さやミスの多発により、更新作業そのものが大きな精神的負担(ストレス)になってしまった点。

  • 非効率な更新フロー

    簡単な修正ですら、依頼・確認・再修正という時間と手間がかかりすぎ、情報の鮮度を保つことができない状態に陥った点。

  • 運営の丸投げによる依存

    「更新はお任せ」にした結果、ホームページの主導権を完全に手放してしまい、業者の対応次第でサイトが機能不全に陥る構造になっていた点。

成功事例のご紹介

失敗事例だけではイメージがわかないと思いますので、弊社会員さまの中から成功事例をご紹介しておきましょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、ホームページ作成で陥りがちな5つの典型的な失敗例をご紹介しました。

  • 安さ優先で知人に依頼し、更新もできず放置
  • 営業トークに乗り、高額なリース契約で身動きが取れない
  • 作成を先延ばしにし、ビジネスチャンスを逃し続ける
  • 自作したものの、集客できずモチベーションが低下
  • 業者とのやり取りが苦痛で、更新がストップ

これらの失敗に共通するのは、「目的が曖昧なまま進めてしまうこと」や「公開後の運用・集客という視点が抜け落ちていること」です。

「では、どうすればこれらの失敗を避け、成果の出るホームページを作れるのか?」

その具体的な答えやヒントを知ることが、次の一歩となります。

弊社のホームページでは、ビジネスに役立つホームページ運用のノウハウを、専門用語をなるべく使わず、初心者の方にも分かりやすい言葉で解説した記事を数多く掲載しております。

「失敗しない制作会社の選び方」から「初心者向けのSEO対策」まで、あなたの疑問や悩みを解決する情報がきっと見つかります。ぜひ他の記事もあわせてご覧いただき、ホームページ成功への参考にしてください。

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