【2026年版】Studio(スタジオ)とは?
メリット・デメリット、料金を徹底解説

【2026年版】Studio(スタジオ)とは?メリット・デメリット、料金を徹底解説

Studio(スタジオ)は、プログラミング知識がなくても、デザインにこだわった高品質なサイトを短期間・低コストで作成できる日本製のノーコードツールです。特にデザイン性を重視する経営者の方に向いていますが、導入前に知っておくべき機能面での注意点も存在します。

この記事では、現在の最新情報に基づき、WEB初心者の経営者さまが知るべきStudioのメリット・デメリットから、最新の料金プラン、Wixなど他社ツールとの違い、よくある質問まで、WEBマーケティングのプロの視点から徹底解説します。

Studio(スタジオ)とは? ツールの3つの特長

Studio(スタジオ)とは? ツールの3つの特長

Studio(スタジオ)とは、専門知識がなくても、まるでプロのデザイナーが使うツールのような感覚で、WEBサイトを構築できる日本製のサービスです。デザインの自由度が非常に高い「ノーコードツール」として、多くの企業に選ばれています。

Studioの基礎情報(運営会社と実績)

Studioは、東京に本社を置く「Studio株式会社」によって開発・運営されています。2018年に正式版がリリースされて以来、デザイン性を重視する企業やクリエイターを中心に急速に利用者を増やしています。

導入されている業種も幅広く、最新のITスタートアップやデザイン事務所の洗練されたサービスサイトから、美容室・飲食店といった店舗ビジネス、中小企業のコーポレートサイトまで、「会社の顔」となるデザインやブランディングを重視するあらゆる場面で活用されています。

ノーコードツールとは?プログラミング不要でサイトを作る仕組み

ノーコードツールとは、その名の通り「コード(プログラミング言語)」を一切書かずに、ホームページやアプリ開発ができるツールの総称です。

家を建てるのに設計図(コード)が必要なように、かつてはホームページ制作にも専門言語が必要でした。しかしノーコードツールは、レゴブロックを組み立てるような直感的な操作で、裏側で必要なコードを自動生成してくれます。

これにより、専門知識がない方でも本格的なホームページを作れるだけでなく、制作会社に依頼するよりも制作コストを抑え、公開までのスピードを短縮できる点が最大のメリットです。

Studioが持つ3つの基本的な強み

数あるノーコードツールの中でも、Studioが特に注目される理由として、以下の3つの強みが挙げられます。

  1. プロ並みのデザインを[見たまま]作れる

    Studioの最大の特徴は、操作画面で見たデザインがそのままホームページとして実現できる点です。テキストや画像をドラッグ&ドロップで自由に配置でき、細かな余白やアニメーション設定まで、デザインの妥協を許しません。
    ※AIアシスタントによる文章生成なども活用できます

  1. 高品質なデザインの雛形(テンプレート)が豊富

    「ゼロから作るのは難しい」という方のために、プロのデザイナーが作成した高品質なテンプレート(雛形)が数多く用意されています。これらを基に写真や文章を入れ替えるだけで、すぐに洗練されたサイトを公開できます。

  1. スマホ対応も自動(レスポンシブデザイン)

    Studioで作成したサイトは、パソコン、スマートフォン、タブレットなど、異なる画面サイズで自動的に最適化されます(これをレスポンシブデザインと呼びます)。現代のWEBサイトに必須の機能を、特別な知識なく実現可能です。

    ※ただし、端末ごとに微妙な調整が必要になるケースは多いです。

Studioでホームページを作成する3つのメリット

Studioでホームページを作成する3つのメリット

Studioが特に経営者さまに選ばれる理由は、制作期間とコストを大幅に削減できるうえに、外注したような高品質なデザインを自社でコントロールできる点にあります。

メリット1:専門知識ゼロでも「デザイン」で他社と差別化できる

最大のメリットは、その高いデザイン自由度です。多くの簡易的な作成ツールでは、デザインが雛形(テンプレート)に大きく依存し、「どこかで見たようなサイト」になりがちです。

しかしStudioは、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、プロのデザイナーがこだわるような細かな余白や配置、動き(アニメーション)まで実現できます。実際のところ、操作に慣れるまでには少し時間はかかるものの、自社のブランドイメージを正確に反映した、オリジナリティの高いホームページを構築することが可能です。

メリット2:制作スピードとコスト(人件費)を劇的に削減

ホームページ制作を外注した場合、デザインの修正指示だけでも、コーダー(コードを書く人)やエンジニアを介すため、時間と追加費用が発生しがちです。

Studioを使えば、デザインの変更やテキスト修正を経営者さまご自身で即座に反映できます。これにより、外部のエンジニアやコーダーの稼働を最小限に抑えられ、制作期間の短縮と制作・運用コストの削減に直結します。

【プロの視点】時間と予算がない場合の有力な選択肢

Studioは、時間や技術的な制約がある中小企業の経営者の方などにおすすめできるツールです。お客さまのご都合によって「すぐにサイトが欲しい」「限られた予算内で作りたい」といったご要望がある場合でも、ご希望に沿うサイトを作ることができる有力な選択肢のひとつといえるでしょう。

メリット3:公開後の「集客」も意識した基本機能が揃っている

Studioは、サイトを「作って終わり」ではなく、その後の「集客」も考慮されています。

  • 基本的なSEO機能

    Googleなどの検索結果で上位表示されるために必要な「タイトルタグ」や「メタディスクリプション(ページの概要文)」、見出し(H1タグ)などを、ページごとに簡単に設定できます。

  • 安心の国内サポート

    国内の「Studio株式会社」が運営しているため、管理画面やサポートはもちろん全て日本語です。WEB初心者の方がつまずきやすい点も、安心して相談できる体制が整っています。

導入前に知るべきStudioの3つのデメリットと注意点

導入前に知るべきStudioの3つのデメリットと注意点

Studioはメリットも多いですが、万能ではありません。特にWEB初心者の方が「簡単そう」というイメージだけで導入すると、「思ったように使えない」という壁に直面しがちです。導入後に後悔しないためにも、以下の3点を理解しておくことが重要です。

デメリット1:【重要】デザインの自由度が高い反面、操作が難しい

Studioは「デザインの自由度」を最優先に設計されています。そのため、他の簡易的なツール(例:ジンドゥーなど)と比べ、操作画面の機能が非常に多く、専門的です。

メリット1で「直感的に操作できる」と書きましたが、それはあくまで「コーディング(プログラミング)が不要」という意味です。実際には、思い通りのレイアウトを組むためには相応の学習時間が必要になります。

WEB初心者の経営者さまが「自分で簡単に、すぐにプロ並みのサイトを更新したい」と考えている場合、この操作の習熟コストが想像以上に高いことが最大のデメリットとなります。

デメリット2:複雑なシステム機能は実装できない

Studioは「情報を見せる」ことに特化しているため、システム的な機能には明確な制限があります。

  • ログイン機能が作れない

    最大の制約として、会員向けサイトやECサイト(ネットショップ)のような「ログイン機能」を必要とするサイトは作成できません。

  • 複雑な「表(テーブル)」が作りにくい

    意外な盲点ですが、料金比較表などでよく使う「表(<table>タグ)」を作成する標準機能がありません。表を作るには、図形(箱)を一つひとつ組み合わせて表のように見せる必要があり、非常に手間がかかります。

デメリット3:無料プランは「企業の顔」として機能しない

Studioは無料で始められますが、企業の公式ホームページとして運用する場合、無料プランは以下の理由でおすすめできません。

  • 「信頼性」に関わる独自ドメインが使えない

    無料プランでは、URLが「(好きな文字列).studio.site」のように、Studioのドメインになってしまいます。「〇〇.com」といった独自ドメインが使えないため、訪問者に「無料ツールで作ったサイトだ」と認識され、企業の信頼性を損ねる可能性があります。

  • 「改善」に必要なアクセス解析ができない

    無料プランでは、サイトの成果を測定・改善するために必須のツール「Google Analytics(アクセス解析ツール)」と連携できません。サイトに何人来たのかが正確には分からないため、集客や売上のための改善活動が上手くできません。

【プロの視点】テンプレートを使う際の落とし穴

テンプレートは制作時間の短縮に繋がりますが、注意点もあります。導入後に要件が変わり、「この部分を大幅に変えたい」とカスタマイズが必要になった場合、ゼロから作るよりもかえって手間がかかり、結果的に時間の短縮につながらないことも少なくありません。テンプレートは、デザインや機能をそのまま流用できる場合にのみ、メリットを最大限に享受できます。

Studioの料金:企業・店舗サイトなら「Business」プランが標準

Studioの料金:企業・店舗サイトなら「Business」プランが標準

Studioには、無料プランから大規模ビジネス向けまで、全部でつ6のプランが用意されています。

結論から言うと、中小企業の本格的なコーポレートサイトや店舗サイトとして運用する場合、公式ヘルプでも推奨されている「Business」プランが標準的な選択肢となります。

ここでは全6プランの概要と、プランごとの主な用途(公式ヘルプ基準)を紹介します。

プラン名 月額料金
(年払い時)
主な用途例
Free 0円 まずは操作感を試したい場合
Mini 590円 名刺がわりの1ページ完結型サイト向け
Personal 1,190円 個人事業主やクリエイター、個人ブログ向け
Business 3,980円 中小企業のコーポレートサイト、採用サイト向け
Business Plus 9,980円 高い信頼性が求められる大規模ビジネス向け
Enterprise 要問合せ 個別カスタマイズや高度なサポートが必要な場合

※上記は年払い(12ヶ月契約)の場合の月額料金です。月払いの場合は料金が異なります。最新の正確な情報は必ず公式ホームページでご確認ください。

経営者が知るべき機能面でのプラン選びのポイント

料金や用途例だけでなく、「1.独自ドメイン」「2.ページ数」「3.CMS(お知らせ機能)」の3点こそが、経営判断において重要な比較ポイントです。

  1. 独自ドメイン(企業の信頼性)
    デメリットで解説した「独自ドメインが使えない」問題は、Freeプランのみの制約です。Miniプラン以上であれば独自ドメイン(〇〇.comなど)が利用でき、企業の信頼性を担保できます。
  1. ページ数
    Miniプランは、独自ドメインが使えますが「2ページ」までしかサイトを持てません。企業サイトとしては不十分なため、実質的にPersonalプラン(150ページ上限)以上が選択肢となります。
  1. CMS(お知らせ・ブログ機能)
    Personalプランは、CMS(お知らせ機能)が1種類しか運用できません。
    もし「お知らせ」と「導入事例」と「コラム」のように、カテゴリを分けて本格的に情報発信(SEO対策)を行いたい場合は、CMSを複数(最大10モデル)持てるBusinessプラン以上が必須となります。

【比較】Studioと他の主要ツール(Wix・ジンドゥー)はどう違う?

【比較】Studioと他の主要ツール(Wix・ジンドゥー)はどう違う?

Studio導入を検討する際、必ず比較対象となるのが「Wix(ウィックス)」と「ジンドゥー(Jimdo)」です。

結論から言うと、Studioは「デザイン性」、Wixは「機能性」、ジンドゥーは「手軽さ」にそれぞれ強みがあります。経営者さまが「何を最優先するか」で、選ぶべきツールは変わります。

比較軸 Studio(スタジオ) Wix(ウィックス) ジンドゥー(Jimdo)
最大の特徴 デザインの自由度がNo.1 圧倒的な機能の多さ とにかく簡単・AIで自動作成
操作感 他に比べると難しい
(要学習)
ジンドゥーと比較すると、やや複雑 非常に簡単
サポート 日本語
(国内産)
日本語対応あり
(海外産)
日本語対応あり
(海外産)
おすすめ デザインに妥協したくない、ブランディングを重視したい方 予約システムやネットショップなど、多機能なサイトを構築したい方 PCが苦手で、とにかく早く名刺代わりのサイトを持ちたい方

ツールの「強み」と「限界」を知ることが重要

デメリットで解説した通り、Studioはデザイン性が高い反面、操作の習熟が難しいツールです。もし「PC操作が苦手で、とにかく簡単に作りたい」のであれば、ジンドゥーの方が適しているでしょう。また、「サイトに予約機能や決済システムを組み込みたい」のであれば、Wixが有力な選択肢となります。

しかし、経営者さまが知るべき最も重要な点は、これらは全て「ホームページを作るための道具」でしかないということです。

どのツールを選んだとしても、ホームページ公開後の「集客(SEO対策)」や「売上を上げるための改善活動」は、利用者自身(経営者さま)の努力に委ねられています。

ツールの機能比較と同時に、「誰が成果を出すために運用するのか?」という視点を持つことが、ホームページ作成で失敗しないための鍵となります。

もし「デザインやツール習得」よりも「WEBからの集客・売上アップ」を最優先されるのであれば、これらのような自作ツールとは別に、「集客重視型のホームページ作成サービス」を検討するのも賢明な選択です。

【Q&A】Studioに関するよくある疑問

ホームページの作成や運用に関する疑問はつきものです。ここでは、Studioの導入を検討される経営者の方が特に知りたい疑問にお答えいたします。

Q1:Studioで作成したサイトのSEO対策は十分ですか?

A:Studioには、タイトルタグやメタディスクリプション、H1タグの設定など、SEO(検索エンジン対策)の基本的な機能は全て揃っています。

しかし、これらはあくまで「土台」です。検索順位を上げ、集客につなげるためには、お客さまにとって価値ある情報(ブログ記事やお知らせ)の定期的な更新や、アクセス解析による継続的な改善運用が必須となります。

Studioは「ツール」を提供しますが、集客の結果は利用者の運用努力にかかっているとお考えください。

Q2:途中で別のサービスにサイトを引っ越したくなったらどうなりますか?

A:原則として、ゼロから作り直しになります。Studioでは、デザインや構成の核となるHTMLやCSSといったデータを書き出すことができません。そのため、もしStudioから別のWEBサイト作成サービス(例えばWordPressなど)へ移行したい場合は、改めて別のツールでデザインや記事入力をやり直す必要があります。

Q3:サイトの更新や修正はどこからでもできますか?

A:サイトのデザインやレイアウト構造を更新する場合は、パソコンからの操作が必要です。Studioは操作画面が多機能なため、スマートフォンやタブレットからのデザイン編集には対応していません。出先で「スマホからちょっとデザインを直す」といったことはできないため、ご注意ください。

Q4:ネットショップ(ECサイト)は作れますか?

A:本格的なネットショップは作れません。Studioにはログイン機能やカート機能がありません。外部の決済サービス(Stripeなど)を連携させて「特定の商品だけを都度決済」させることは可能ですが、複数の商品を扱うECサイトの構築には向いていません。

Q5:セキュリティ対策(SSLなど)は大丈夫ですか?

A:セキュリティに関しては、むしろメリットが多いです。 Studioはクラウドサービスのため、専門知識が必要なサーバー管理やセキュリティ対策は全てStudio側が行ってくれます。サイトの常時SSL化(通信の暗号化。URLが https:// で始まるもの)も自動で設定されるため、WEB初心者の方でも安全なサイトを運用できます。

【まとめ】Studioは「デザイン」重視向け

【まとめ】Studioは「デザイン」重視向け

本記事で解説してきた通り、Studioはプログラミング知識ゼロでプロレベルのデザインを実現でき、時間と労力を大幅に削減できる非常に優れたツールです。

しかし、その一方で「操作の習熟が思ったより難しい」「ログイン機能が作れない」といったデメリットも存在します。そして最も重要な点は、Wixやジンドゥーとの比較でも触れたとおり、Studioはあくまで「ホームページを作るための道具」でしかないということです。

ホームページを公開した後の集客やSEOの成果は、利用者がどれだけ継続的に運用し、改善できるかにかかっています。

Studioには基本的なSEO機能は備わっていますが、実際に検索順位を上げ、お客さまの満足度を向上させるには、新鮮なコンテンツの定期的な更新や、アクセス解析による改善が欠かせません。これらはツール提供の範囲外であり、経営者さま自身の運用努力(時間とスキル)が求められます。

【プロの視点】集客の成果を求めるなら運用サポートが鍵

もし、ホームページのデザイン性や手軽さよりも、確実な集客の成果を最優先で実現したいとお考えであれば、Studioのように利用者自身に運用を任せる「自作ツール」よりも、SEO戦略やアクセス解析に基づく改善提案など、成果重視型のサポート付きサービスを選ぶ方が、より賢明な経営判断となるでしょう。

この記事は、「あきばれホームページ」のWMSデジタルマーケティング分析室が作成・監修を行っています。

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【記事作成・監修】
WMSデジタルマーケティング分析室

WMSデジタルマーケティング分析室

この記事は、中小企業のサイト構築300件以上、コンサルティング500件以上を手掛けてきたWEB集客コンサルタントと、現場の課題を知り尽くしたカスタマーサポートスタッフが中心となり監修。

その実践的な経験と知識を、10年以上の経歴を持つWEBライターがコンテンツ・SEOライティングの視点で分かりやすく整理し、ホームページの作り方やツールに関する有益な情報としてお届けします。 

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