先ほどの前がきにてお知らせしました通り、このたび【ブログdeホーム
ページ】のサービス内容をリニューアルしました。
もちろん、ホームページの内容にもかなり手を入れたのですが、中でも、
もっとも時間をかけて検討したのが、
・トップページのキャッチフレーズ
でした。
アクセス者の目を引く「キャッチフレーズ」については、新しいサービ
スをどのように伝えたら興味を持っていただけるのか、現場の担当者を
交えて、何度も議論を重ねました。
そこで、本日はそのプロセスについて、ちょっとお話ししてみましょう。
「ターゲット顧客」を絞り込む
自社のサービスや商品の特徴をアクセス者にどう伝えるか、について考
えるにあたっては、まず、
・ターゲット顧客の絞り込み
を行うことが大切です。
つまり、自社のサービスや商品を購入してもらいたいお客さんのイメー
ジを整理する、ということです。
その際、さまざまなターゲット顧客像が思い浮かぶと思いますが、なる
べく一つに絞りましょう。
とはいえ、「せっかくのいい商品だからできるだけ多くの人に購入して
ほしい」と考えてしまうと、絞り込みが難しくなることもあるでしょう。
しかし、ここでターゲット顧客を一つに絞りこんでおかないと、この後
の議論の焦点がぼやけてしまい、「伝えたいメッセージが伝わらない」
という結果になってしまいます。
そうならないためにも、まずは
・ターゲット顧客の絞り込み
を、徹底的に行っておきましょう。
ターゲット顧客の「ニーズ」や「悩み」を洗い出す
ターゲット顧客を絞り込んだら、次に、
・ターゲット顧客のニーズや悩み
を洗い出しましょう。
想定したターゲット顧客がどんなニーズや悩みを持っているのか、につ
いて、仮説を立ててみるのです。
そしてその仮説をもとに、ホームページでどんなアピールをしたら自社
のサービスや商品を購入してくれるだろうか、と考えます。
競合との差別化ポイントを考える
ターゲット顧客のニーズや悩みの洗い出しが終わったら、競合との差別
化ポイントを考えます。
価格なのか、アフターフォローなのか、サービスそのものの品質なのか。
お客さんが競合と比較した場合に、
「弊社は○○○○について、同業者には決して負けません」
と自信を持って言い切れる部分を明確にしておきましょう。
まとめ
以上のお話しを整理すると、トップページで自社のサービスや商品の特
徴をアクセス者にどう伝えるかを考えるプロセスとしては、
(1)ターゲット顧客を絞り込む
(2)ターゲット顧客の「ニーズ」や「悩み」を洗い出す
(3)同業者との差別化ポイントを考える
という順序になります。
ホームページ作成をしたいという社長さんから、
「ホームページに何を書いていいかわからない」
というご相談をよくいただくのですが、よくお話しを聞いてみると、こ
の順序が逆になっていることが多いですね。
この順序を逆にしてしまうと、商売の役に立たないホームページができ
上がってしまう危険性が高いので、気をつけましょう。
WEB総研の場合は……
さて、今回の新サービス提供にあたって、弊社でもこの流れにのっとっ
て議論を進めました。
そのおもな結果は次のようなものです。
<ターゲット顧客>
・はじめてホームページを作成する
・インターネットやパソコンに詳しくない方
<ターゲット顧客のニーズや悩み>
・不況なのでHP作成料金を低コストで作りたい
・ホームページを商売の役に立てたい
・インターネットやパソコンに詳しくない
上記のニーズや悩みに、他のHP作成業者との差別化ポイントとして、
・更新の簡単さ
・価格
・売上アップのノウハウ
という点をアピールすることにしました。
このように考えていった結果、最終的にまとまったのが、現在トップペー
ジにあるような、次のフレーズです。
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上記のフレーズがどのようにトップページに表示されているか、実際に
アクセスしてみてください。
苦労したのは・・・
今回、トップページのリニューアルで苦労したのが、
・顧客ニーズの絞り込み
と
・他社との差別化ポイント
を決める部分でした。
うちのサービスはかなりユニークなので、他社との差別化ポイントがた
くさんあります。
たとえば、「実績」「SEOのノウハウ」「サーバーの信頼性」「機能
の豊富さ」「操作の容易性」「吉本の経歴」等々。
でもそれらすべてをアピールしようとしても、なかなか伝わりません。
顧客ニーズを考えた場合、たくさんある差別化ポイントの中から、先ほ
どあげた
・更新の簡単さ
・価格
・売上アップのノウハウ
に絞り込むこととし、それをトップページの「キャッチフレーズ」とし
て具体化したのです。
実はキャッチフレーズそのものは、ある意味「言葉のお遊び」なので、
何とでもなります。
しかし、そのキャッチフレーズを考える前提となる「顧客ニーズ」と
「差別化ポイント」がトンチンカンだと、決して反応は取れません。
ぜひ御社でも、弊社の例を参考に、
トップページで何をアピールするか
について、もう一度考えてみてくださいね。\(^^)√
とはいえ、このキャッチフレーズがどれ位、お客さまに受け入れていた
だけるのか、やってみないとわかりません。
今回の変更について、また結果がわかりましたらご報告しますので、ど
うぞお楽しみに。\(^^)√