超入門編!ホームページの公開手順と必要なもの

ホームページは作成しただけでは、公開されません。ホームページを開設・公開するには、サーバー契約やドメイン取得などの手続きが必要です。
また、ホームページに掲載するコンテンツを作成し、ホームページのデザイン自体を決めなくてはいけません。
サーバー・ドメイン、コンテンツ・デザインすべて揃って、ホームページを公開することが可能です。
それではどういう手順で、どうやってこれらを揃えていけば良いのでしょうか。この記事では、ホームページを公開するための下準備の進め方をお伝えしていきます。
1.サーバー契約の進め方
◆サーバーとは

ホームページを公開して、閲覧できるようにするには、サーバー契約が必要です。
サーバーとは、ホームページに掲載する画像や文章などのデータを置いておくスペースと考えれば良いでしょう。
画像や文章をサーバーにアップロードすることで、ホームページに掲載された画像や文章が閲覧可能になります。ホームページを開設して、ホームページ上の画像や文章を見られるようにするには、サーバーを利用可能な状態にすることが必要です。
◆レンタルサーバーで用意するのが一般的
このホームページ公開用のサーバーは、基本的にレンタルサーバーを契約して利用します。
レンタルサーバーはかなり種類も多く、同じサーバー会社でも複数のプランを設けています。
価格はピンキリで、月額数百円のものから、数千円、場合によっては数万円などの高いサーバーも存在します。
どのサーバーにするかは、用途や予算に合わせて選びます。もしCMSツールを利用してホームページを作成するなら、そのCMSツールのスペックに対応したサーバーを選ぶことが必要です。
このように種類も価格も豊富で、スペックも物によって大きく異なるので、初めてホームページを作る場合やネットに慣れていない場合には、サーバー契約はとても難しく感じられるかも知れません。
そうした場合には、自分で無理に契約しようとせず、ホームページの専門家である制作会社に依頼するのも一つの手です。
ホームページ制作会社に依頼してホームページを作成する場合は、制作会社がサーバーを用意してくれることがほとんどです。別途、自分でレンタルサーバーを契約する必要はありません。
2.ドメイン取得の進め方
◆ドメインとは

ドメインもホームページを公開する際に必要なものです。URLの一部に使われるので、企業のコーポレートサイトなら、通常ドメインには企業名を使用します。
ただ、初めてホームページを開設する人にとって、ドメイン取得の手続きは難しく、手間もかかります。ドメイン取得者の名称や所在地、電話番号なども登録が必要です。
ドメインを取得すると、1年ごとに更新が必要で、更新料がかかります。年間数千円程度です。更新手続きを忘れて期限を過ぎると、ドメインが失効してしまうので十分に注意しておきましょう。
ドメイン取得も、ホームページ制作会社にホームページ作成を依頼している場合は、制作会社が行ってくれることがほとんどです。
すでにドメインを持っている場合は、そのドメインを使用してホームページを開設することも可能なので、ホームページ制作会社を利用する場合には、相談してみると良いでしょう。
◆長期運用なら、独自ドメインがおすすめ
ホームページを長期運用するのであれば、独自ドメインの取得がおすすめです。
独自ドメインであれば、たとえ利用しているレンタルサーバー会社がなくなってしまっても、ドメイン自体はなくなることがありません。別のサーバー会社を探して設定すれば、また同じURLでホームページを表示させることができます。
独自ドメインだからと言って、SEO効果が高い訳ではありませんが、独自ドメインであれば、SEO効果をためていくことができます。もし、サーバーを移動することになっても、ドメイン自体は残るのでドメイン効果を引き継いだまま、ホームページの移行が可能です。
このように、独自ドメインならホームページを移行してもSEO効果を保てますし、自分が解約しない限り、ドメインがなくなることがありません。
独自ドメインには、このようなメリットがあるので、ホームページを長期運用するには適しています。取得や更新に多少手間はかかりますが、独自ドメインを取得しておくと良いのではないでしょうか。
3.デザインやコンテンツを作る
◆デザインは自由に変更可能

ホームページを公開するなら、全体のデザインと掲載するコンテンツを用意しなければなりません。
ホームページをゼロからデザインするのは大変です。また、デザインするだけでなく、ホームページへ反映もさせなければならないので、様々な専門知識がなければ不可能と言っても良いでしょう。
ホームページのデザインはプロに任せるか、予めデザインされているテンプレートを利用するかのどちらかになるかと思います。プロに任せると高額な費用がかかるので、テンプレートを利用するのが現実的かも知れません。
最近はテンプレートと言っても、簡単にカスタマイズできたり、種類が豊富にあったりするので、ご自分がイメージする形に近いデザインにできることも多いです。カスタマイズできるテンプレートを選べば、他サイトとデザインが丸かぶりする心配もありません。
すでにテンプレート化されているので、自分でデザインを用意する必要がなく、短時間でホームページのデザインを設定できます。
またホームページ開設時にはあまり事業規模が大きくなかった会社も、事業規模の拡大と共に、メニューを追加する、背景・画像を差し替えるなどのデザイン変更が発生する可能性があります。
そうしたときカスタマイズ自由のテンプレートなら、簡単に修正・更新ができ、デザイン変更も簡単です。テンプレートなら、とくに追加費用がかかることもなく変更できるので、初めてホームページを作成するならおすすめです。
デザインのオリジナリティよりも、カスタマイズのしやすさ、変更のしやすさでデザインを選ぶと良いでしょう。
◆コンテンツの追加も楽にできる

ホームページの見た目が決まったら、ホームページの中身を作っていきましょう。
ホームページを閲覧する人は、コンテンツを読むためにアクセスしているので、コンテンツは非常に大切です。ホームページへアクセスを集める要(かなめ)と言えます。
常に新しい情報を掲載していれば、繰り返し見てくれる人も増えます。コンテンツは継続してコツコツ作り、更新していくことが必要です。新商品や新しいサービスに関する情報を、こまめに更新して掲載するのも良いでしょう。
ホームページ制作会社のほとんどは、更新するには更新費用がかかってしまうので、頻繁に更新するのが金額面で難しくなってくるかも知れません。
できればホームページは、ご自身で更新できた方がお金もかからず、更新頻度も上げられます。ホームページからの情報発信は、タイミングを逃さないことが大切なので、迅速に更新できる体制を築いておきましょう。
4.ホームページの公開手順のまとめ

ホームページを公開するには、まずはサーバー契約とドメインの取得が必要です。
その後で、ホームページ全体のデザインを作り、コンテンツ設計・作成もしていかなくてはいけません。
ホームページ公開までの道のりは長いですが、ホームページ制作会社を利用するところと、自分でするところを上手く分けて、低コスト・短時間で準備を済ませていきましょう。