ホームページリニューアル入門

ホームページをリニューアルするとアドレスは変わる!?
今のドメインを引き継ぎできるの?【詳細解説】

ホームページをリニューアルする際、気になるのがドメインの変更です。ホームページのドメインを変更すると、検索エンジンの評価や既存ユーザーのアクセスに影響が及ぶ可能性があります。

そのため「ドメインを変えたくないのでホームページをリニューアルしたくない」という声を耳にすることもあります。しかし、結論からお話すれば、大抵の場合ホームページをリニューアルしても、お使いのドメイン名はそのまま利用可能ですので、心配はいりません。

本記事では初心者の皆さんに向けて、ホームページのリニューアルに伴うドメインの変更について解説していきます。

ドメイン名とその引継ぎについて

本章では、ドメインとは何かについて解説していきます。

ドメインとは、インターネット上における住所のようなものです。ユーザーがホームページにアクセスする際には、そのドメインを含むホームページアドレス(URL)をブラウザに入力することで、そのページにアクセスすることができます。

例えば【あきばれホームページ】のホームページアドレスは「https://www.akibare-hp.jp」ですが、「www.akibare-hp.jp」の部分をドメイン名といいます。

ドメイン名は、Webサイトを識別するために用いられます。企業のWebサイトやオンラインストアなどは、固有のドメイン名を持っており、その名前を使用してアクセスすることができます。

ドメイン名はメールアドレスでも使用される

ドメインの役割は非常に重要で、Webサイトの場所を特定するだけでなく、電子メールの送信元や受信先も識別するために使用されます。例えば、「1234@akibare-hp.jp」というメールアドレスでは、「akibare-hp.jp」がドメイン名として使用されています。

ドメイン名は世界中でひとつしか存在しません。そのため、ドメイン名を選ぶ際には、独自性を保ちながら覚えやすい名前を選ぶことが重要です。適切なドメイン名の選択は、Webサイトを活用したビジネスの成功にとって欠かせない要素なのです。

また、古いホームページで利用していた「ドメイン名」を、新しいホームページでそのまま利用することを「ドメインの引き継ぎ」や「ドメインの移管」と言います。

ドメイン名が変わると大変なことに!?

もし意図せずホームページのドメインを変更してしまうと、あなたのビジネスに大変な影響をもたらす可能性があります。以下に、ドメインの変更が引き起こす主な影響について解説します。

検索エンジンで検索してもホームページが見つからなくなる!

GoogleやBingといった検索エンジンは、インターネット上を自動的に巡回し、インデックスに登録しています。これにより、ユーザーが特定のキーワードで検索する際に、関連するWebサイトが表示される仕組みとなっています。

ドメインを変更すると、検索エンジンは新しいドメインを再度巡回し、インデックスに登録する必要があります。その間に、古いドメインのインデックスが消失してしまい、検索エンジン経由でのホームページへのアクセスが減少する可能性があります。

既存のリンクの切れにより、アクセスが減少!

他のWebサイトやブログなどで、旧ドメインへのリンクが貼られている場合、新しいドメインに変更したことでリンクが切れてしまうことがあります。

リンク切れにより、ユーザーがウェブサイトに辿り着けなくなるため、ホームページのアクセスが減少するかもしれません。また、リンク切れはSEO(検索エンジン最適化)にも悪影響を及ぼす可能性があります。

ブックマークが無効となり、アクセスが減少!

既存のユーザーが自社のホームページをブックマークしている場合、ドメインの変更によりブックマークが無効になるかもしれません。ユーザーがブックマークからアクセスできなくなることで、ユーザーはあなたのホームページを訪れなくなるかもしれません。

ドメイン名が記載された印刷物はすべて刷り直し!

上記のような影響を避けるためには、ドメインの変更に慎重な計画と対処が必要です。新しいドメインを検索エンジンに通知し、リダイレクトの設定などを行うことで、ユーザーのアクセスを維持しましょう。

また、ドメイン名がリニューアルで変わるということは、「akibare-hp.jp」の部分が変わってしまうことになります。ホームページアドレス(URL)だけでなくメールアドレスも変わってしまいます。

そうなるとURLやメールアドレスが記載されているパンフレットや名刺などの印刷物はすべて刷り直し、取引先にも連絡しなくてはなりません。それにはコストと時間がかかります。ドメイン名が変わると、その影響範囲はとても大きいのです。

もしドメインを変更するのであれば、リニューアル前の段階でこれらの問題を認識し、対処策を立てることが重要となります。

しかし、こうした状況はできれば避けたいからこそ、多くの経営者の方がホームページをリニューアルする場合、「ドメインの引き継ぎ」が可能かどうかを心配するのです。

つまり、

ホームページアドレス(URL)は変更になるのか?
今まで利用していたメールアドレスはそのまま利用できるのか?

この2つが、ホームページをリニューアルする際の最大の懸念点になるのです。
次からこの2つの懸念点について、お話ししていきましょう。

1.ホームページアドレス(URL)は引き継ぎできます

ドメインの引き継ぎができれば、URLの変更は必要ありません。
通常、ホームページをリニューアルしても、ドメインの引き継ぎは問題なく行えます。

つまり、大抵は今までお使いのホームページアドレス(URL)は変更することなく新しいホームページで利用が可能です。

そのため、名刺のURLを変更したり、取引先に変更の旨を通知する必要はありません。先ほどの例ですと、ホームページをリニューアルしても、トップページのURLは、

https://www.akibare-hp.jp
のまま利用できます。

しかし、現在ご利用中のサービスによっては引き継げない場合もありますので、必ず事前にご利用中のサービスまで相談するようにしてください。

2.メールアドレスの引き継ぎも可能

ドメイン名をそのまま利用できれば、メールアドレスも今までのものを変更することなく利用できます。ホームページをリニューアルしても、メールアドレス変更の手続きも、取引先への連絡も必要ありません。

ただしメールの場合は、移行の作業が少し複雑です。こちらも詳細は必ず事前に、現在ご利用中のサービスにご相談ください。

こんな場合はドメインを引き継げないケースも!

・制作会社との契約上移管できないケース

事業者にドメイン取得を依頼した場合、ドメインが登録されてから一定の期間以内はドメインを移管できないよう定めている場合があります。また制作会社のサービス提供と共にドメインが消失するご契約の場合には、基本的に引き継ぎできません。

・ドメイン所有権が制作会社にあるケース

ドメインの権利を制作会社が持っていある場合、ドメインの有効期間中はそのドメインをご利用いただくことができません。ドメインの有効期間が切れ、再取得が可能になった場合の取得は可能です。

・ドメインの有効期限が切れてしまったケース

ドメインは通常、1年または複数年の有効期限が設定されます。ドメインの有効期限が切れた場合、それが再び利用可能となるまでに期間が必要となります。この間、他の個人や組織がドメインを取得してしまうことがあり、引き継ぎできない状況になることがあります。

こんな場合はドメイン変更もメリット有り!

これまで述べてきた通り、ドメインの変更にはさまざまなデメリットがあります。しかし、中にはホームページをリニューアルするならドメインを変更した方がいい場合もあります。

・無料プランで提供されたドメインの場合

もしこれまでホームページ作成ツールの無料プランで制作したサイトだったのなら、リニューアルを機にドメイン変更も検討してみてはいかがでしょうか。
無料ドメインは利用料金がかからないものの、その運営会社がサービスを終了すれば、ドメインどころかホームページ自体が消えてしまう可能性があります。

また企業のホームページの場合は、無料プランで作成した他社の広告が表示されるウェブサイトよりも独自ドメインを取得した有料で作成したホームページのほうが信頼性を高めることができます。

・事業内容が大幅に変わる場合

また事業内容が大幅に変わる場合も、ドメインの新規取得をお勧めします。事業にあわせたドメイン名を取得し、サイト全体をリニューアルすれば視認性を上げられます。

【まとめ】ホームページをリニューアルするとアドレスは変わる!? 今のドメインを引き継げるの?

いかがでしたでしょうか? 今回は、ホームページのリニューアル時の代表的な懸念事項である「ドメインの引き継ぎ」について解説しました。

ドメインを変更すると、デメリットも少なくありません。しかし、ホームページをリニューアルしても、多くの場合はドメインを引き継ぐことが可能です。

引き継ぎできないケースや変更した方がいいケースもありますので、ホームページをリニューアルする際には制作会社にご確認ください。

【あきばれホームページ】でも、他社で取得した独自ドメインを引き継ぐことが可能です。
また「独自ドメイン新規取得」サービスも提供しています。
詳しくは、お気軽にご相談ください。

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