稼ぐ士業になる、市場分析3つの方法
稼ぐ士業になるには、市場分析が必要です。
市場を分析しなければ、勝てる市場を探すことができません。また、自身の業務分野でどこを伸ばしていけば良いのかも分かりません。
でも、一口に市場分析と言われても、具体的なやり方が分からないかと思います。そこでこの記事では、簡単な士業の市場分析法をお伝えしていきます。
1.同士業の現状を調べる
市場分析になくてはなならないのは、「業界の現状」を知ること。
でも、その業界にいても、自身の属する業界の現状を認識することは、なかなか少ないです。そこで活用したいのが、「経済センサス」。総務省統計局が発表しているデータで、以前は、サービス基本調査と言っていました。
士業のデータは、この「経済センサス」の「「産業別集計(建設業、医療・福祉、 学校教育及びサービス業に関する集計) 」に載っています。
このデータでは、「同士業の数」や「売り上げ規模」を調べることができます。このデータをもとに、自身の属する士業の業界が、今後どうなっていくかを考えてみましょう。過去のデータと現在のデータを突き合わせて、比較検討するのが市場分析の第一歩です。
データを紐解くと、必ず見えてくるこどがあるので、ぜひ挑戦してみてください。
2.業務分野の現状を調べる
所属する士業業界の現状だけでなく、自分が取り扱っている「業務分野」の業界現状を知ることも大切です。
そのために活用するのは、やはり「経済センサス」。
「経済センサス」のデータを使って、自分が扱っている、得意とする「業務分野」の業界現状を調べておきましょう。
ここでちょっと経営学のお話しをさせていただきます。経営学では、「成長できるかどうか」は、商売の内容ではなく、属する業界のトレンドによって決まるという考え方があります。
この考え方を士業の世界に当てはめると、「お客さまの業界が好調なら儲けられる」、「不調だと儲けられない」ということになります。
できれば、成長産業のお客さまを対象にして、自身の業務分野・得意分野を伸ばしていくのがおすすめです。
3.経済や法律のトレンドを調べる
業界の現状・トレンドを調べたら、次に必要なのは、経済や法律のトレンドです。
経済動向や法改正によって、士業の業務分野は大きく影響を受けることが多くあります。だからこそ、経済動向や法改正は、常にウォッチすることが大切です。ただウォッチするだけでなく、それが自分の業務分野に、どう影響してくるのかを考えてみましょう。
市場の伸び
この方法で、市場が伸びるか、膨らむかなど、市場の伸びは予測できます。
予測できれば、それに対応するための準備ができるので、受任機会を逃さずに済みます。
新しい市場の登場
一方で、市場が「増える」といった、新しい市場の登場は、この方法での予測はなかなか難しいと言えます。
新しい市場の登場を予測できるとすれば、「経済動向」や「法改正の動き」など、トレンドを注意深くウォッチするしかありません。動きが小さなうちから、いち早く察知する目を養うことが、最も重要になってきます。
過払い金返還請求などは、良い例です。こういったトレンドをいち早く察知できるよう、注意深くアンテナを張ることが大切です。
なあ、新しい業務分野については、「紹介」やホームページからの集客がおすすめ。いきなり大々的に宣伝するのは大変なので、低コストから始めましょう。
まとめ
- 稼ぐ士業は、市場分析を欠かさない!
- 「所属士業の業界」「業務分野の業界事情」「経済・法律のトレンド」の3つから、市場分析をしよう
- 市場分析には、「経済センサス」のデータ活用がおすすめ
- 経済・法律の動きをいち早く察知できるよう、常にアンテナを張ることが大切!
- 新しい市場に乗り出すときは、低コストからの集客を心がけて