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自分でできる!ネット集客【Web広告編】

自分でできる!ネット集客【Web広告編】

ホームページは単に開設しただけでは、集客の役には立ちません。それというのも、ホームページに人が来ないからです。

ホームページを開設したら、まずは人を集める対策が大切になってきます。しかし実際には、なかなか閲覧者が増えないと悩む方も多いようです。

SEOは対策をしてもその効果が出るのには、半年程度を覚悟しておかなくてはいけません。集客を急ぐのであれば、ネット広告を利用するのが最も手っ取り早い方法です。

そこで今回は、ホームページの閲覧数を増やすための代表的なネット広告を3種類をご紹介していきます。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは?

まずはネット集客方法でも使うことが多い「リスティング広告」からいきましょう。

リスティング広告は、GoogleやYahoo!といった検索画面で表示される「検索連動型広告」のことです。
検索キーワードを入力して検索結果ページの上部や下部に表示される広告を指します。

◆リスティング広告にかかる費用

◆リスティング広告にかかる費用

リスティング広告にかかる費用は、検索キーワードごとに異なります。
費用を探すのに目安となるのが「クリック単価」です。1クリックにかかる費用を示しており、対象となるキーワードが検索される頻度や重要度などによっても料金が異なります。

対象キーワードのクリック単価は、Google AdWords内に設置されている「キーワードプランナー」を使って、おおよその金額を調べられます。

その他、キーワードプランナーで調べられるのは、検索キーワードの類似キーワード、1ヶ月の検索ボリューム数などです。リスティング広告運用にあたり重要な情報をチェックできると覚えておくと良いでしょう。

◆リスティング広告のメリット

◆リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットは次の3点が挙げられます。

(1)より高い集客効果が期待できる

メリットの1つ目として、検索者のニーズに合わせた広告出稿で、より高い集客効果が期待できることが挙げられます。

リスティング広告では、検索する側のニーズを反映したキーワードで、ホームページを上位表示させます。そのため、自然流入より、ユーザーのニーズと売りたい側の内容が当てはまることが多く、コンバージョンに繋げられやすいです。

リスティング広告は、他のインターネット広告と比較しても、購入や問い合わせ率(コンバージョン率)が高いと言われています。

(2)検索キーワードで、エリアを絞れる

2つ目のメリットとして、広告を表示する地域(エリア)を絞れることが挙げられます。

全世界から国、都道府県、そして市町村レベルまで細かく選択することが可能です。実店舗で全国区に表示させる必要がない場合など、周辺の地域に絞って広告を表示できるのは、非常に便利です。

(3) 低額から始められる

3つ目のメリットとして、低額から始められる点が挙げられます。
リスティング広告は、1クリックごとに課金される料金システムです。1クリックごとの単価(=入札金額)は自分で、1円~9999円の間で設定できます。

そのため、広告が表示されるかどうかは別にして、1円からでも始められるのが魅力。入札金額と実際のクリック単価は必ずしも一致しませんが、入札金額を超えることはないので予算も立てやすく安心です。

◆リスティング広告のデメリット

◆リスティング広告のデメリット

リスティング広告にはデメリットもあります。ここでは2点ご説明します。

(1)設定したキーワードでしか表示されない

デメリットの1つ目として挙げられるのは、設定したキーワードでしかホームページを表示させられないという点です。

リスティング広告では、

  ・検索キーワード
  ・表示させるホームページのURL

を紐づけて登録します。検索キーワードはご自身で選んで決めたものを設定できますが、この設定したキーワードが検索されなければ、ホームページは表示できません。

検索キーワードと完全に一致している場合に表示させるか、一部分が一致している場合に表示させるかなどは、細かく設定できます。しかし、基本的には設定したキーワードに関連するキーワードで検索されない限り、広告は表示されません。

(2)検索ボリュームがないと表示されないことも

2つ目のデメリットとして挙げられるのは、検索される回数が少ないキーワードを設定しると、あんまり表示されないケースもあるという点です。

以上、2点のデメリットどちらの場合も、適切なキーワード選びができていれば問題ありません。キーワード選びはSEO対策のときだけでなく、慎重に行いましょう。

◆リスティング広告を開始するにあたり用意するもの

リスティング広告を開始するには、どのような準備段階が必要となるのでしょうか。
順を追って説明していきましょう。

◆アカウント登録

◆アカウント登録

まず必要なのは、アカウント登録です。アカウント登録には審査がありますが、Googleの場合は1営業日、Yahoo!の場合には2~3営業日で作成できます。

続いて、リスティング広告の重要なアカウント構成を作成します。ここではアドワーズを例にとって、説明していきましょう。

  ▼Googleアドワーズ
  https://adwords.google.com/intl/ja_jp/home/

Googleアドワーズを開いたら、「今すぐ開始」から「アカウント」登録を行います。
「アカウント」にはメールアドレスやパスワード、支払い情報を入力します。登録の手続きは簡単です。

アカウントが開設できたら、管理画面に入り、「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」などを入力します。

「キャンペーン」にはキャンペーン予算や広告配信地域、配信するデバイス、配信スケジュールを設定し、「広告グループ」には、広告とキーワードをいれます。

◆入稿準備

◆入稿準備

入稿の準備が整ったら、さっそくが該当の媒体に入稿しましょう。
入稿する際には、それぞれの媒体で規定されている入稿規定を順守することが必須です。
規定は、毎年1回は変更されているので、「以前確認しているから」と省略せずに、入稿するタイミングで最新のものを確認しましょう。

入稿が完了すると、審査があります。審査では「ガイドラインを遵守しているか」、「広告として適切であるか」などが判断基準です。問題なく審査を通れば、表示されるようになります。審査日数は Googleで1営業日、Yahoo!では3営業日が目安です。

キャンペーンなどのタイミングで広告配信をしたい場合は、審査にかかる日数も考慮の上、スケジュールを検討しましょう。

審査の進捗を確認するには、Yahoo!の場合はマーケティングソリューション・ヘルプの中にある「審査状況の確認方法」で確認可能です。
Googleの場合は、管理画面内にある「ステータス状況」にて確認しましょう。

では、最後にYahoo!とGoogleへの入稿方法を、それぞれ簡単にご紹介します。

(1)Yahoo!への入稿方法

Yahoo!に入稿する場合、まずは管理画面からテンプレートをダウンロードし、そのテンプレートにそってCSVファイルを作成します。
ファイルが完成したらインポートをして完了です。

(2)Googleへの入稿方法

Googleに入稿する場合は「Adwords Editor」というツールがおススメです。
「Adwords Editor」で検索をすると、このツールのダウンロードサイトが出てきます。
ダウンロードしたら、ガイダンスに従って入稿するだけで、簡単に素早く入稿が可能です。

入稿作業時に「予算の設定」も行います。
クリック単価を目安に、的確と思える予算を設定しましょう。

ポータルサイトとは?

次にポータルサイトを使ったWeb広告をご紹介します。
まずはポータルサイトについて、簡単にご説明しましょう。

ポータルサイトとは、インターネットでさまざまなリンクをジャンルごとに集めるなどして、インターネット検索の玄関口としての機能を果たすサイトを指します。

代表例として「Yahoo!Japan」や「楽天Infoseek」、「Google」、「Naver」などが 挙げられます。

◆ポータルサイト広告にかかる費用

◆ポータルサイト広告にかかる費用

ポータルサイトで広告を出す際にかかる費用は、各ポータルサイトで異なり、大まかにわけて3種類あります。

1つは一定回数のクリックがあるまで広告を掲載するというもので、クリック回数保証型の広告です。ポータルサイトによっては「~回まで保証する」という回数が決まっています。

2つめに、一定回数広告が表示されるまで、広告を掲載するというもの。インプレッション保証型の広告で、最近多いのはこのタイプです。

最後に掲載期間が決まっているものがあります。どのくらいの期間、どのくらいの料金で掲載されるのかを確認しておきましょう。

◆ポータルサイトのメリット

◆ポータルサイトのメリット

ポータルサイトを使うメリットは、主に以下の2点が挙げられます。

(1)ポータルサイトには、多くのユーザーが集まっている

ポータルサイトには多くのユーザーが集まっているのがメリットの1つです。
先ほどのポータルサイト代表例からもわかると思いますが、Yahoo!JapanやGoogleなど、日本でもインターネットユーザーが非常に多く集まる場ばかりあります。

集客はすでにポータルサイト側がしてくれているので、あとは質のいい広告を打てばチャンスを広げることが可能です。

(2)認知度&信頼度アップが期待できる

ポータルサイトに自分のホームページが紹介されていると、認知度や信頼度をあげられるのがメリットの2つ目です。

自社サイトで商品・サービスの説明をするよりも、ポータルサイトに掲載されている法が、認知度・信頼度アップの面で観たらプラスになります。

そのため、これからとくに認知度を広めていきたい商品やサービス、また信頼が必要となるサービスを運営している場合などに、ポータルサイトへの広告掲載は、有用な手段と言えます。

◆ポータルサイトのデメリット

◆ポータルサイトのデメリット

ポータルサイトのデメリットとして、は以下の2点に注目しましょう。

(1)費用対効果が良くないケースもある

ポータルサイトの広告は費用も結構かかります。きちんと効果を検証した上で使用しないと、費用対効果がよくないケースも多々あります。

ポータルサイト広告の効果に頼りすぎて、他の集客方法をおろそかにしてしまうと、広告費ばかりかかってしまうことにもなりかねません。
ポータルサイトだけに頼らず、他の集客手法もきちんと行っていくことが大切です。

(2)競合と比較されやすい

2つ目は、競合と比較されやすい点です。

ポータルサイトには多くの人が集まるので、広告を掲載する企業も多いです。同じポータルサイト内に、複数企業の広告が掲載されるため、競合と比べられやすくなります。

比べられてもお客さんに選んでもらえるよう、自社の強みをきちんと打ち出していくことが大切です。

◆ポータルサイトに掲載するにあたり用意するもの

◆ポータルサイトに掲載するにあたり用意するもの

ポータルサイトで広告を入稿するには、まずそのポータルサイト毎の審査に通過しなくてはいけません。
広告掲載を依頼する申込書などを提出し、審査に通過したらポータルサイト側から広告提案や見積もりをもらいます。

申し込みを確定後、実際に原稿を提出して入稿作業に入ります。媒体毎にすでに決められた入稿フォーマットがあることも多いので、該当する内容にしたがって埋めていきます。

SNS広告とは?

最後に近年勢いを増しているSNS広告もご紹介しましょう。
SNS広告というのは、Facebookやインスタグラムなど、SNSで表示させる広告のことを指します。
SNSで自社商品やサービスなどについて発信するアカウントや投稿とは別物です。

たとえばFacebookでは、タイムラインの右側にあるスペースや、投稿と投稿の間に紛れ込ませて広告を表示します。

◆SNS広告にかかる費用

◆SNS広告にかかる費用

SNS広告と一言で言っても、その媒体によって広告の料金システムは異なります。

代表的なのは、表示される回数で料金が課金される「インプレッション課金」、クリックされるごとに料金が課金される「クリック課金」の2種類です。

広告にかかる費用は、出稿する側で決められます。
入札単価を見てから「アカウント毎の予算」「キャンペーン毎の予算」「期間」などを入力してコントロールできるので、予算も立てやすいです。

◆SNS広告のメリット

◆SNS広告のメリット

SNS広告の最大のメリットは、ターゲティングが細かくできるところです。
SNSには個人が自分の属性や趣味、興味などを登録していることが多いので、自社の商品やサービスのターゲットに向けて、ダイレクトに広告を表示させることも可能です。

また効果検証に関しても、どの属性の方がライクやシェアをしてくれたのかなど細かな分析ができ、広告を出した後でも今後のマーケティングに役立つ情報を得られます。

◆SNS広告のデメリット

SNS広告のメリットで、ターゲットの属性に対して広告を打てると説明しましたが、逆に自社の商品やサービスのターゲットに対して詳細な情報把握やリサーチを行っていないと、広告の効果を上げられないこともあります。

SNS広告を行うには細かなチューニングや、ターゲットやマーケットに対する深い知識と分析力が必要です。

◆SNS広告を開始するにあたり用意するもの

◆SNS広告を開始するにあたり用意するもの

SNS広告を行うには、まずはアカウントを作成したり、キャンペーンを作成したりするところから始まります。
例えばFacebookに広告を出したい場合には、左サイドバーにある「広告マネージャ」から入り、画面に出てくるアンケートに沿って入力していくと、広告を作成する画面にたどり着けます。

その際に必要となる情報は、

  ・広告の目的は何なのか
  ・広告の対象となるターゲットは誰なのか
  ・予算はどのくらいなのか
  ・期間はどのくらい必要なのか
  ・広告を配置する場所はどこなのか
  ・広告に使う画像や広告文はどうするか

です。自社サイトなどの分析を行った上で、これらの項目を設定しましょう。

ネット集客のポイントまとめ

ネット集客のポイントまとめ

以上、リスティング広告、ポータルサイト広告、SNS広告の3つをご紹介してきました。
広告は種類によって予算もその効果も変わってきます。また、商品やサービスの性質によって、合う広告・合わない広告も異なってきます。

どの広告を使うのがより効果が出るのか、費用対効果は良いのかは、常に検証していくことが大切です。

なんでもかんでも掲載するのではなく、掲載することろにターゲットはいるのか、ターゲットのニーズに応えられているのかを考えた上で、掲載媒体を決めていきましょう。

ネット集客は、始めてすぐ良い効果が出せるとは限りません。PDCAを回して効果検証をして、より効果的な広告のかけ方を見つけ出していきましょう。

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