士業の4大集客ツール活用法
今や資格だけもっていても、受任できない時代。士業といえど、集客をしなくてはすぐに廃業へ追い込まれてしまいます。
士業の集客手段はいろいろとありますが、まず力を入れておきたいものがあります。
それは、チラシ、名刺、プロフィール・事務所案内、ホームページの4点。
この士業における4大集客ツールについて、本記事でご紹介します。
4大集客ツールを使いこなして、稼げる士業になりましょう!
チラシ~リアルの世界で一番拡散する可能性があるツール
チラシの特徴
現在の集客は、ネットとリアルの両面で考える必要があります。中でもチラシは、リアルの集客で最も活躍が期待できる集客ツールです。
チラシを作らない先生も多いですが、それはもったいないです。チラシは新聞広告や雑誌広告などと違い、それ単体で配れるものなので、非常に取り組みやすいツールです。配布もしやすく、それほど費用をかけなくても、拡散させやすいのが特徴です。
配布するには?
チラシを配布する方法は、大きく分けて業者に頼むパターンと、どこかに設置させてもらうパターンと、2種類あります。無作為に興味があるか分からない人にも配ってしまう業者に頼むパターンより、興味のある人が積極的に持ち帰ってくれる設置パターンの方が費用対効果は良いです。元々興味があって持ち帰っているので、高い反応率を期待できます。
ただ設置パターンならどこでも良いわけではありません。先生の信用を損ないかねない場所は避けてください。また、できるだけターゲットがいそうな場所を選ぶのがポイント。なんらかの施設や、他の士業の先生の事務所などがおすすめです。
チラシ作成のポイント
チラシの紙面には限りがあります。掲載する内容は「一番伝えたい内容」だけに絞り込んでください。先生が提供するサービスは複数あるとは思いますが、チラシに掲載するのは「代表的なサービス」もしくは「もっとも売りたいサービス」の1つだけにするのがポイントです。「何のサービス」を「誰」に売るのかが明確でないチラシは、反応をもらえません。
チラシを作成するときはターゲットを明確にして、そのターゲットに響く内容を吟味しましょう。
名刺~先生の名前を知ってもらえるツール
名刺は先生の名前を知ってもらうだけでなく、先生の信頼感を高めるにも重要な集客ツールです。初対面の人に名刺を渡すのは、社会人として最低限のマナー。名刺を持っていない、渡さないという行為は、信用を失いかねません。
裏を返せば、名刺を受け取るのは常識なので、名刺受け取りを拒否されることはほぼないと言えます。つまり、名刺を作っておけば、ほぼ100%名刺の中身に目を通してもらえるということです。
そうとなれば、名刺は立派な集客ツールになりえます。名前や事務所名だけを書くだけではもったいないです。名刺を受けとった人は、まず間違いなく「名前」を見るので、名前の近辺に相手が興味をもつような情報やキャッチコピーを入れてみましょう。
その場の雰囲気をほぐす、なごますアイスブレイクとして使うのがおすすめです。初対面の方との距離を縮め、コミュニケーションを円滑にします。先生の印象や名前を覚えてもらえれば、何かあったときに思い出してもらえる可能性が高くなり、集客につなげやすくなります。
プロフィール・事務所案内~先生と事務所の魅力を伝えるツール
チラシや名刺で、先生のサービスに興味を持った場合、その人はよりくわしい情報を求めます。最終的に先生に仕事を依頼するかどうかの判断材料になるのは、先生のプロフィールや事務所案内です。
- 先生はどんな人なのか
- 信頼に値する人物・事務所か
- ちゃんとした専門スキルをもっているか
- 自分の悩みを解決してくれそうか
などを見ています。
上の4つの疑問にすべて応えられるようなプロフィール・事務所案内を作成しましょう。
ホームページ~ネット世界の総合集客ツール
ホームページは、これまでの3つと違い、ネットの世界の集客ツールです。ご存じの通り、ホームページには複数のページを作成できるので、上の「チラシ」「名刺」「プロフィール・事務所案内」のすべての要素を盛り込むことができます。
ネットの世界で一番拡散する可能性があるツールで、紹介営業の受け皿としても機能します。
もちろん、先生の名前を知ってもらえるツールでもあります。
また、事務所案内もかねているので、事務所についてのくわしい情報を、写真やと動画つきで紹介できます。
さらに、プロフィールを紙面の制限なく作り込めるので、先生の信頼感や専門性をアピールするのに最適なツールです。
ホームページは1つ立ち上げれば、リアル世界の集客法をすべて統合できる、万能なツールです。ただ作成方法によっては、膨大な費用がかかったり、途方もない時間がかかったりします。費用対効果を見ながら、最適な集客ツールを選ぶのが集客を成功させるポイントです。
「万能ならホームページだけあればいいや」ではなく、リアル世界の集客法と融合させることを意識しましょう。チラシ、名刺、事務所案内などから、顧客をホームページへ誘導するのがおすすめです。
この記事のまとめ
- チラシは、新聞広告や雑誌広告に比べて、低コストで始められる広告です。
- 名刺は、先生自身を印象づけられるように一工夫を。
- 事務所案内やプロフィールは、仕事を依頼するかどうかの判断材料になるので、しっかり作り込みましょう。
- ホームページは、「チラシ」「名刺」「事務所案内・プロフィール」を集約した集客ツールです。