集客効果あり! 士業におすすめの屋号とは?
いざ独立開業をしようと思ったとき、「どんな屋号が良いんだろう」と屋号で悩むことはないでしょうか?
この屋号、実はとても重要です。
「【個人名+士業名+事務所】でいいかな」
と安易に決めようとしていたとしたら、少しお待ちください。
確かに士業の屋号は、
- サカモト行政書士事務所
- ナダモト税理士事務所
などのように「個人名+士業名+事務所」が多いです。
すっきりした良いつけ方ではありますが、この屋号はあまりよくありません。
残念ながら、この屋号の付け方は2つの点で、失敗してしまっています。屋号によって、集客効果が変わってくることもあるので、「屋号を何にするか」は十分に考えていきましょう。
屋号なので社名と違って、変更するのは簡単です。もし今「個人名+士業名+事務所」のような屋号を付けてしまっているなら、この機会に見直してみても良いかもしれません。
そこでこの記事では、その失敗の理由を徹底分析!それとともに、集客効果のある士業の屋号の作り方をご紹介します。
失敗理由1 埋もれてしまう屋号
「〇△行政書士事務所」という屋号は世の中にありふれています。
ありふれているということは、周りに埋もれてしまって見つけにくいということ。お客さまに見つけてもらえなければ、売上は立ちません。
実は「屋号」は、ネット上の集客でも鍵を握っています。
お客さまは自分の悩み・課題を解決しようと、検索エンジンを使って検索をしますが、そのとき「先生の名前」と「士業名」で検索する人はほとんどいません。いたとしても、その人はすでに先生のことを知っている方です。あえて対策する必要はないでしょう。
対策するなら、まだ先生のことを知らないお客様です。先生のことを知らないお客様に、発見してもらえるような屋号にしなくてはいけません。
発見してもらうには、「検索キーワード」を屋号に盛り込むことが重要なポイントです。
なぜなら、現在、検索行動が当たり前になっているからです。お客様が悩みや課題を解決しようと思ったときには、まず間違いなくインターネットで検索します。その検索結果で、上位に表示されなくてはなりません。
そのために、屋号は大事な役割を果たします。お客様が検索するときに使いそうな「キーワード」を想定して、屋号に盛り込んでいくことが大切です。
失敗理由2 何をしてくれるのかが分からない
先生にとっては当たり前のことでも、一般の人にとっては当たり前でないことがたくさんあります。
たとえば、先生の業務内容が良い例です。
一般の人は、弁護士、司法書士、行政書士などの士業の先生たちが、具体的にはどのようなことができるのか、ほとんど知りません。どんな悩み・課題を解決してくれるのか、どんな時に相談できるのか、漠然と分かっていたとしても、正確な細かいところまでは知らないのです。
そうした人たちに、「〇△行政書士事務所」では、全く刺さりません。何をしてくれるかも分からず、先生に仕事を依頼しようという気も起きないでしょう。
先生ご自身がどんな問題を解決できるのか、どんな案件を専門に扱っているのか、そうしたことを屋号に盛り込むのが2つめの重要なポイントです。
こうすれば簡単!集客効果のある屋号の作り方
屋号に盛り込むのは、
- お客さまの検索キーワード
- 先生がどんなサービスを提供しているのか、何ができるのか
の2点です。
お客さまが欲しているのは、「悩み・課題が解決された明るい未来・結果」です。そのため、お客さまは「結果やサービス内容」のキーワードと地域(駅名)で検索する人が多いと考えられます。
たとえば、「相続税 新宿」「遺言 池袋」などです。
この「結果やサービス内容」「地域(駅名)」を盛り込んで屋号を作ってみましょう。
- 〇〇についてのご相談なら、〇△行政書士××駅前事務所
- △△のご相談は、〇×区の△×司法書士事務所
などが基本のテンプレートです。
これなら先生の名前や士業名だけでなく、サービス名・地域名までが分かります。
お客さまが検索しやすいキーワードも盛り込んでいるので、検索エンジンの検索結果でも有利です。
屋号は変更が可能なので、すでに「〇△行政書士事務所」としてしまっている場合でも心配いりません。今からでも集客効果の出やすい屋号への変更を検討されてみてはいかがでしょうか?