さて続いては、ホームページの主要テーマの一つである「メールアドレス収集」について考えてみましょう。
ホームページで電子メールアドレスを集めよう
A | 「吉本さんのホームページでは、メールアドレスって集めてますか?」 |
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私 | 「ええ、もちろん集めてますよ。」 |
A | 「どれくらい、集まっているんですか?」 |
私 | 「そうですね~。1年ちょっとやってみて、集まったメールアドレスは、7,000をちょっと越えたくらいですかね。」 |
A | 「へえ~、結構集まるもんですね。」 |
私 | 「そうですね。もっと本格的にやると、半年で1万くらい集まる人もいますけどね。」 |
A | 「やっぱりメールアドレスって、集めた方が良いんですか?」 |
私 | 「そりゃそうですよ。だって、獲得したメールアドレスの一定パーセントは、サービスや商品の購入につながりますから」 |
A | 「どれくらいの比率で購入してもらえるんですか?。」 |
私 | 「そうですね~。一般的にいうと、3ヵ月以内に、5~10%ってところじゃないですかね。もちろん、紹介するサービスにもよりますけど。」 |
成功しているECショップでは、ほとんど例外なく電子メールアドレスを集めています。
集めたアドレスに、さまざまな手段でメールを送ることにより、継続的にアプローチをしているわけです。
ホームページはインターネット上の「仮想店舗」ですが、せっかく店舗に来てくれても、多くのアクセス者は何一つ購入することなく立ち去ってしまいます。
でもせっかくアクセスしてくれた人に、せめて「メールアドレス」を登録してもらえれば、後日のアプローチが可能になります。
ホームページ上で商品を購入してくれる新規アクセス者は、平均すると200人に1人くらいです。
残りの199人は、何もすることなくホームページから立ち去ってしまうわけですが、その199人を逃さない秘訣がメールアドレスの収集なのです。
ホームページでのメールアドレス収集方法
A | 「それじゃあ、どうすればアドレスを集めることができるんですか?」 |
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私 | 「まずは、“メールアドレスの収集”を目的にホームページを制作する必要があります。企業のホームページって、何をしたいのかわからないものが多いんですけど、全体のコンテンツを“メールアドレスの収集”を主目的にして再構成しないと、メールアドレスは集まりにくいですよね。」 |
A | 「ほうほう。」 |
私 | 「よくあるのが、会社紹介や商品紹介なんかを延々と続けて、 最後に“お問い合わせはこちらへ”とか書いてあるのが多いでしょう。」 |
A | 「ああ、よくありますね、そういうの。」 |
私 | 「こういう作りだと、まずメールアドレスは集まらないんですよ。」 |
A | 「へえ~、そうなんですか。」 |
私 | 「そうですよ。だって“お問合せはこちらへ”って書いてあっても、問合せたいことが何もなければ、メールアドレスの登録なんてしないじゃないですか。」 |
A | 「そりゃそうですね。」 |
私 | 「だから、メールアドレスを登録したくなる“仕掛け”をしないとだめなんですよ。」 |
A | 「と、言うと?」 |
私 | 「メールアドレスを登録することで何らかのメリットがあれば、メールアドレスを登録しようという気になります。ですから、いわゆる“オファー”といわれる登録のメリットをアクセス者にうまくアピールして、メールアドレスを登録してもらうんです。」 |
A | 「なるほど~。」 |
私 | 「一番多いのは、メールアドレスを登録すると、お得な情報を電子メール(メルマガ)でお届けします、ってやつですね。それ以外にも、アドレス登録したら1,000円割引、とか、アドレス登録したら抽選でxxxをプレゼント、といたのもありますね。」 |
A | 「ほうほう。」 |
私 | 「こうした、“メールアドレスを登録するメリット”を明確にして、そのメリットをホームページ上でうまくアピールしながら、登録に誘導する、といったストーリーが大切なんですよ」 |
ホームページを作る目的はいろいろありますが、「メールアドレスを集めること」を目的にするホームページの作り方は比較的効果が出やすい方法です。
御社のホームページはどうですか?アクセスした人が無理なくメールアドレスを登録しようという気になるでしょうか?
せっかくアクセスしてくれた人のうち、200人中、199人はそのまま立ち去っているのです。この人たちにメールアドレスを登録してもらって、二次三次のアプローチをしていきましょう。