
ホームページのアクセスが減ってきた、思うように問い合わせが取れない……。そんなときこそ、ホームページ作成や制作のリニューアルを検討するタイミングかもしれません。
ただし、やみくもにリニューアルしても、時間や費用をかけたのに成果が出ないというケースも少なくありません。だからこそ、リニューアルの目的を明確にし、正しい手順で進めることが成功のカギとなります。
本記事では、ホームページのリニューアルを初めて検討する初心者の方に向けて、タイミング・進め方・失敗しないための注意点をわかりやすく解説しています。
まずは、自社のホームページが「迷わせずに伝えたい情報を届けられているか」「問い合わせにつながる導線があるか」を見直すことから始めましょう。使いやすく、成果につながるホームページへの改善が重要です。
ホームページのリニューアルを検討中の方は、まずはお気軽に【リニューアル相談】をご利用ください。専門のスタッフが、現在の課題や改善ポイントを一緒に整理し、最適なリニューアルプランをご提案します。
ホームページのリニューアルで成功を掴むポイント

ホームページを公開してから時間が経つと、デザインが古く感じたり、思ったように問い合わせが増えなかったりと、課題が見えてくるものです。こうした悩みから「ホームページをそろそろリニューアルしたほうがいいのでは?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、ホームページのリニューアルは、ビジネスの成果を大きく左右する重要なタイミングです。
ですが、何の準備もなくリニューアルを進めてしまうと、手間や費用だけがかかって、かえって使いづらいホームページになってしまうこともあります。
成功のためには、「なんとなく」でリニューアルするのではなく、明確な目的と、計画的な進め方が欠かせません。たとえば次のようなポイントを意識することで、リニューアルの効果を最大限に引き出すことができます。
- 今のホームページのどこに課題があるのかを把握する
- 問い合わせや売上など、成果につながる目標を定める
- 利用者が迷わず目的を達成できるよう、構造や導線を整理する
- 古くなった技術やデザインを、現代のニーズに合わせて刷新する
これらを押さえれば、ホームページ作成や制作のリニューアルが「単なる見た目の変更」にとどまらず、集客や業務効率化につながる実用的な改善策になります。
本記事では、こうした成功のためのポイントを、初心者にもわかりやすく順を追って解説していきます。リニューアルに不安を感じている方や、失敗したくない方は、ぜひ最後までお読みください。
ホームページのリニューアルでは何をするの?

ホームページのリニューアルとは、今あるホームページの見た目や中身を分かりやすく整理し直したり、新しい便利な機能を追加したりして、より使いやすく生まれ変わらせることです。
単に見た目を新しくするだけではなく、「成果につながるホームページ作成・制作」へとリニューアルすることが大切です。
具体的には、次のような改善が行います。
デザインの刷新
古く感じられるレイアウトや色使いを、現代のデザイントレンドに合わせて更新し、企業や店舗のブランドイメージを向上させます。信頼感を高めることができ、訪問者の印象も良くなります。
機能の追加
オンライン予約、問い合わせフォーム、チャットボットなど、ユーザーの利便性を高める機能を追加し、より多くのアクションにつなげる仕組みを整えます。特にスマホユーザー向けの操作性向上は重要です。
サイトマップの改善
ページ数が増えすぎて情報が見つけづらくなっている場合は、カテゴリの整理やナビゲーション(メニュー)の再設計が必要です。これにより、訪問者が迷わず目的の情報にたどり着けるようになります。
システムの最新化
古いCMSやシステムを使用していると、表示崩れやセキュリティリスクの原因になります。
リニューアルでは、対応ブラウザやスマートフォン表示、SSLなども含めて、現代の標準に合わせて再構築します。
SEOに強い構成への変更
検索順位を上げるために、検索エンジンに評価されやすいサイト構造やHTMLの記述に修正します。タイトルやディスクリプション、見出しの最適化も含まれます。
このように、ホームページ制作・作成のリニューアルにはさまざまな工程がありますが、目的に応じて必要な部分を重点的に改善しましょう。
なお、ホームページは作って終わりではありません。運用しながら改善を重ねる中で、定期的にリニューアルを行うことで、より成果の出るホームページへと育てていくことができます。
ホームページをリニューアルするメリット&デメリット

ホームページのリニューアルでは、新しい訪問者を引き寄せ、検索エンジンで上位に表示されやすくなるなど幾つものメリットがあります。ただし、費用と時間がかかるなど、デメリットもあり、それらを見過ごすわけにはいきません。
本章では、メリットとデメリットをわかりやすく解説していきます。
ホームページをリニューアルする4つのメリット

では、ホームページをリニューアルするメリットを具体的にみていきましょう。
ここでは主な4つのメリットをご紹介します。
1. SEO対策を見直して、集客力をアップできる
ホームページをリニューアルする際に、検索エンジン最適化(SEO)を行うことで、多くの人々がサイトにアクセスしやすくなります。適切なキーワードを選定し、ページを最適化することによって、新しい訪問者を呼び込むチャンスを広げましょう。
これによって、より多くの人々があなたのサイトを見つけやすくなり、ビジネスの成果につながる可能性が高まります。
2. コンテンツを整理して、読みやすく・伝わりやすくできる
古い情報や重複した内容が多くなっているホームページは、訪問者にとって使いづらいサイトになりがちです。
リニューアルでは、文章や構成を整理しなおし、伝えたいことをスッキリと見せることができます。
特にスマホでの閲覧が多い今は、見やすさ・読みやすさの改善がとても重要です。
しっかりと伝わるホームページは、訪問者の滞在時間が延び、信頼感も高まる効果があります。
3. ホームページに最新技術・機能を採用し利便性アップ
リニューアルすることで、最新の技術や機能を取り入れます。たとえば、スマートフォンでも使いやすいデザインに改善したり、ユーザーとのコミュニケーションを深めるためにチャットボットやフォームを追加したりすることが考えられます。
これによって、サイトの魅力や利便性を向上させ、訪問者が満足する可能性を高められます。
4. デザインを新しくし、信頼感を向上できる
見た目が古いホームページは、それだけで「この会社、大丈夫かな?」という印象を与えてしまうことも。
リニューアルでデザインを洗練させることで、企業やお店の信頼感・ブランドイメージを大きく高めることができます。
特に競合他社と比較されたとき、デザインの印象は選ばれる決め手にもなります。
「しっかりしていそう」「安心して問い合わせできそう」と思ってもらえるかどうかは、デザインの力も大きいのです。
リニューアルは、ただの「見た目の変更」ではありません。
ホームページを作成・制作し直すことで、ユーザーにとっても、運営者にとっても価値の高いサイトへと進化させることができるのです。
ホームページをリニューアルする4つのデメリット

ホームページ作成・制作のリニューアルには多くのメリットがありますが、リニューアルに踏み切る前に、あらかじめ知っておきたいデメリットも存在します。
ここでは、代表的な4つのリスクをご紹介します。
1. 費用がかかってしまう
ホームページのリニューアルでは、デザインの刷新やシステムの再構築、テストや調整作業など、さまざまな工程が発生します。
特に、「オンライン予約機能をつけたい」「スマホ対応にしたい」といった機能追加を伴う場合は、費用が数十万円〜百万円単位になることも珍しくありません。
そのため、事前に目的と予算のバランスをしっかり検討することが大切です。
2. 手間と時間がかかる
ホームページのリニューアルは、作業だけでなく関係者との打ち合わせや原稿・写真素材の準備など、意外と多くの作業時間を要します。
また、ホームページの作成・制作に不慣れな場合、何をどう決めればいいのか分からず、途中でストップしてしまうことも。
リニューアルの目的を社内で共有し、制作会社しっかり伝えて進めていきましょう。
3. 検索順位が一時的に下がることがある
リニューアルにともない、URLの変更やページ構成の見直しを行うと、検索エンジンが「新しいサイト」として評価し直すことがあります。その結果、一時的にSEOの順位が下がるケースも。
ただし、適切なリダイレクト設定(301リダイレクト)や内部リンクの調整を行えば、時間とともに順位は回復していきます。
リニューアル前後のSEOチェックは必ず行いましょう。
4. 改悪を招いてしまう危険がある
デザインや機能をリニューアルした結果、ユーザーが過去のバージョンの方が使いやすかったと感じる可能性があります。また技術的な問題や予期せぬバグが発生することもあります。
これらのデメリットを考慮しながら、ホームページのリニューアルを計画し、適切な戦略を検討することが重要です。良いバランスを取りながら改善を進めることで、ホームページの使いやすさを向上させ、ビジネス目標の達成に貢献できるでしょう。
ホームページリニューアルのデメリットは、正しく準備と対策をすれば防げるものばかりです。費用や時間の面も含め、何を目的に、どこまでリニューアルするのかを明確にすることが成功のカギになります。
慎重に検討しながら、「見やすく・使いやすく・成果につながるホームページ」に近づけるように進めていきましょう。
【あきばれホームページ】 こんな人はホームページで必ず失敗する!
ホームページのリニューアルを検討すべきタイミング

一般的に、ホームページのリニューアルは公開から3〜5年が目安とされています。ですが、年数だけで判断するのではなく、運用中の課題や使い勝手、成果の出方をチェックして、必要なタイミングで見直すことが大切です。
特に以下のような状況に当てはまる場合は、ホームページの作成・制作をリニューアルするサインかもしれません。
デザインが古いと感じるようになった!
ホームページデザインの流行は5年もあれば大きく変わります。
特に現在はスマートフォンでの閲覧が主流になっているため、パソコンでもスマホでも快適に見られるデザインが求められています。
他社のホームページと比べて「うちは古いな…」と感じるようであれば、リニューアルを検討してみましょう。
思ったように問合せがとれない!
ホームページを公開したものの、期待していた通りの売上が出せない、問合せがとれないケースも多いです。売上・問合せがとれない理由は様々ですが、コンテンツを追加しているのに結果が出ないケースは、そもそものサイト構成に問題があることがほとんどです。
このような根本的にホームページの機能や構成を見直す必要があるケースでは、ホームページのリニューアルが必要になってきます。
検索結果の上位に出てこない!
検索エンジンの検索結果にホームページが出てこない場合、
- ホームページのHTMLなどの記述がSEO推奨のものになっていなかった
- タイトル・ディスクリプションの設定が漏れていた
- ユーザーに役立つコンテンツを揃えられていなかった
- ユーザー目線で使いにくい構成になっている
- 内部リンクが適切でなかった
などの理由が考えられます。
検索結果に出てこない根本の原因が土台の部分にあれば、リニューアルが必要です。サイト構造から見直して、SEO対策を仕切り直すことが大切です。
更新費用が高いと感じる!
もし、制作会社へ支払う更新費用が「高い」と感じているのであれば、自社で更新できるように環境の切り替えを検討しましょう。
また自社で更新する際には、「誰が・いつ・何を・どれくらいの頻度で更新する」か、社内の運用体制を整えることも大切です。
ページの表示速度が遅くてストレスを感じる
ページの表示速度が遅いと、ユーザーの利便性が下がってしまい、離脱される原因になります。極端にページの表示速度が遅いサイトはGoogleの評価にも影響を与えます。そのため、どんなに魅力的なコンテンツを掲載していても、ページ速度が遅ければ検索順位が上がらず、アクセス数も増えません。
ページの表示速度を改善すれば、ユーザーの利便性も上がり、検索上位表示を実現できる可能性が高まります。
サイトのどこに何があるかわかりにくい!
ホームページは、年月を経てゆくうちにコンテンツの量は膨大になってきます。
継ぎ足し継ぎ足しでコンテンツを増やしてしまった結果、サイトの構造が複雑になり、どこに何があるかわからない状態になります。
そのような場合は、すべてのコンテンツをカテゴリに分けて整理し、サイトマップを作り直しましょう。
【あきばれホームページ】集客・売上アップを実現した会員様のお便り
見たい情報がすぐ見つかる!ホームページの整理の進め方

「どこに何があるか分かりにくい…」「探している情報にたどり着けない…」
そんな声が多いホームページは、訪問者にストレスを与え、離脱の原因になってしまいます。
ホームページをリニューアルする際には、デザインや機能だけでなく、情報の並べ方や導線(ユーザーがクリックする流れ)を見直すこともとても大切です。
ここでは、見たい情報にすぐアクセスできるホームページにするための整理整頓のコツを紹介します。
情報の「分類」をシンプルにする
ページが増えると、どの情報がどこにあるのか分かりづらくなりがちです。
まずは、ホームページ内の情報を「お問い合わせ」「サービス紹介」「会社案内」などの目的別に整理し、メニュー(ナビゲーション)をシンプルに整えましょう。
「ひと目で何がどこにあるか分かる」メニューが理想です。
見出しやボタンで訪問者を迷わせない
ページ内で何について書かれているのかを示す見出しやボタン(リンク)も、ユーザーを正しく案内する重要な役割を持ちます。
- 「サービス詳細はこちら」
- 「よくあるご質問」
- 「まずはご相談ください」
といった行動を促すボタンを適切に配置すれば、次に何をすればいいのかがすぐに伝わります。
サイトマップやパンくずリストを活用する
たくさんのページがあるホームページでは、全体の構成を一目で把握できる「サイトマップ」や、現在位置を示す「パンくずリスト」を取り入れましょう。
これらを活用することで、ユーザーが迷子にならずに他のページへスムーズに移動できるようになります。
「スマホで見たとき」の見やすさも忘れずに
今では多くのユーザーがスマートフォンからホームページを見ています。
スマホで閲覧したときに、文字が小さすぎる、ボタンが押しづらい、階層が深すぎて探しにくいといった問題があると、すぐに離脱されてしまいます。
リニューアル時には必ずスマホ表示での動きや見やすさもチェックしましょう。
「情報を探しやすい」「使いやすい」ホームページは、それだけで訪問者の信頼を得やすくなります。ちょっとした構成の見直しでも、ホームページ制作・リニューアルの成果に大きな差が出ることも。まずは、「初めて訪れる人の目線」で見直すことから始めてみましょう。
ホームページリニューアルの流れ 6つのSTEP

ここからは、ホームページのリニューアルを進めるための基本的な流れを6つのステップでご紹介します。
計画的に進めることで、リニューアルの効果をしっかりと実感できるようになります。
初めてホームページを作成・制作・リニューアルする方でも取り組みやすいよう、ステップごとにやさしく解説します。
STEP.1)リニューアルの目的を決定する
ホームページリニューアルの成功の鍵は、明確な目的を持つことです。
なぜリニューアルが必要なのか、どのような結果を期待するのか、考えましょう。
集客が目的の場合
ホームページの訪問者数やお問い合わせ件数の増加など、数値で測れる目標を設定します。
採用が目的の場合
求職者の応募数、面接通過率、内定承諾率などの数値を設定します。
ただし、採用にはコンテンツの充実も重要です。
業務改善が目的の場合
ホームページの更新時間を削減することを目標にしましょう。
いずれの目的でも、「リニューアル後に何をどれくらい達成したいか」を具体的に考えておくことで、改善の方向性がブレにくくなります。
STEP.2)現在のホームページの課題を分析する
次に現在のホームページの課題を明確に把握していきましょう。
専門知識が無くても以下の方法で行えます。
自分で使ってみる
ウェブサイトをブラウジングして、不満点をリストアップしましょう。例えば、文字が小さい、スマホ対応していない、デザインが統一されていない、などです。
社内の他のメンバーにヒアリング
同僚にも不満や課題を尋ねてみましょう。異なる視点からの洞察が得られるかもしれません。
数字を元に分析
目的が集客の場合、アクセス数やユーザー数をGoogle Analyticsなどで分析しましょう。
【入門編】Googleアナリティクスでホームページのアクセス解析
STEP.3)競合サイトを分析する
他社のホームページを研究すると、自社の改善ポイントが見えてきます。同業他社や業界トップのサイトを中心に、以下のような視点でチェックしてみましょう。
- デザインやレイアウトは見やすいか?
- コンテンツの見せ方はわかりやすいか?
- 問い合わせボタンの場所や導線はスムーズか?
STEP.4)サイトマップ・構成図を作成する
現状の課題や他社の良い点を踏まえて、リニューアル後のホームページ構成を設計します。
サイトマップ
全体のページ構成を一覧化し、ページ同士のつながりを明確にします。
ワイヤーフレーム
各ページに「どんな情報を、どの順番で載せるか」を簡単なレイアウトで可視化します。
これにより、制作時に迷わず進められ、ユーザーにとっても見やすい構造になります。
STEP.5) ページを制作していく
設計が固まったら、いよいよホームページ制作・作成の工程に進みます。
- 文章(原稿)や画像の準備
- デザインやコーディング(プログラム化)
- 必要に応じて予約機能やお問い合わせフォームの実装
【あきばれホームページ】の場合は、公開ページ(5P)とひな形ページ(14P)を作成して納品いたします。
STEP.6)効果測定し、必要な改善をする
新しいホームページを公開したら、効果を評価しましょう。アクセス数、お問い合わせ数、目標数値にどれだけ近づいたかを定期的に確認し、必要な改善を行います。
目標達成に向けて改善と測定を繰り返し、成功に導きましょう。
ホームページのリニューアルを成功させるためのポイント

ホームページのリニューアルは、やり方次第で成果が大きく変わります。せっかく手間や費用をかけたのに「失敗だった…」と感じるケースも少なくありません。
ここでは、これまでのリニューアル事例や作業の流れをふまえながら、ホームページ作成・制作のリニューアルを成功に導くための具体的なポイントを紹介します。
ホームページの目的とターゲットを見直す
まずは、リニューアル後に「どんなサイトにしたいのか」「ホームページを使って何をなしとげたいのか」、自社のホームページの目的を改めて見直しましょう。
企業のブランディングか、商品のPRか、それとも採用の促進なのか?
目的をはっきりさせると、改善の方向性も定まります。
またどんな人(ターゲット)に見てもらい、何をしてもらいたいのか。これまでターゲットを設定していたのに、成果が得られていなかったのなら、設定を見直す必要があるかもしれません。
既存サイトを見直し、リニューアルの方針を決める
既存サイトが抱えている課題を洗い出し、課題を解消するコンテンツを作成します。サイトのデザイン、コンテンツ内容、SEO、使いやすさなど、改善すべきポイントは複数あるかもしれません。
自社サイトの課題がみつけにくい場合は、競合する他社のホームページと比較すれば、改善点をみつけやすいでしょう。
ドメインはできるだけ変更しないで、引き継ぐ
既存のSEO効果を損なわないため、ドメインの変更は基本的にせず、引き継ぎましょう。URLが変更される場合、リダイレクトを設定して古い情報を新しいURLに引き継ぎます。
またタイトルタグやURLを大幅に変更しないよう心がけます。これにより、検索エンジンでの評価を維持します。
ページ削除時には404ページの設定を忘れずに
リニューアルで不要なページを削除する際は、404(ページが見つかりません)エラー時の表示内容にも注意が必要です。
単に「このページは存在しません」と表示するのではなく、他の関連ページへ案内するリンクやトップページへの誘導を設置しておくと、ユーザーの離脱を防ぐことができます。
制作会社の選定は安さだけで決めない
制作会社の選定は価格だけでなく、提案内容や実績も考慮します。過去の実績や評判もよく確認しておきましょう。またホームページの所有権やコンテンツの著作権について、契約書などで明確に取り決めます。
リニューアルで成果を出すためには、表面的なデザイン変更だけでなく、目的や使いやすさをしっかり見つめ直すことが大切です。訪問者にとって「わかりやすく、使いやすい」ホームページにできるかが、成功の分かれ道となります。
リニューアルで失敗する理由

多額の費用をかけてホームページをリニューアルしても、その結果に満足している人は実は少数派です。多くの人は「せっかくホームページをリニューアルしたけど、失敗だったな」という感想を持っています。
では、なぜ失敗しているのでしょうか。
ホームページのリニューアル失敗の理由として代表的な3つを紹介します。
失敗の理由(1)リニューアルの目的があいまい
「なぜホームページをリニューアルしたいのか?」という質問に明確に答えられないまま進めてしまうと、ゴールが見えず、改善の成果も感じにくくなります。
とくに中小企業や個人事業主の方におすすめしたいリニューアルの目的は、ずばり!
「ホームページからのお問い合わせを増やすこと」
デザインがきれいでも、アクセス数が増えても、問い合わせが増えなければビジネスには直結しません。
リニューアルによって問い合わせが増えたなら成功、増えなければ見直しが必要、という視点を持つと判断が明確になります。
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失敗の理由(2)リニューアルするホームページの型を間違える
ホームページにはいくつかの型(タイプ)があります。目的に合わない型でリニューアルしてしまうと、思うような成果は出ません。
主な型と特徴は次のとおりです。
会社案内型HP
会社概要やサービスの紹介にとどまるホームページ。一般的な制作会社が得意とする型ですが、「問い合わせを増やす」ことには不向きです。
ネットショップ型HP
商品購入や予約をネット上で完結させるホームページ。通販やECに強い方でなければ難易度が高く、成果を出すには専門知識が必要です。
マーケティング型HP(おすすめ)
検索経由で見込み客を集め、問い合わせにつなげるためのホームページ。ネットショップほどの知識や仕組みは不要で、会社案内型よりも効果が出やすく、中小企業にも最適な構成です。
リニューアルで失敗したくないなら、マーケティング型のホームページ制作・リニューアルを検討しましょう。
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失敗の理由(3)元のHPの内容を活かそうとし過ぎる
ホームページのリニューアルには、「今までのホームページの内容を全て捨てて、新しく一からホームページを作り直すパターン」と「既存の内容を流用しながら、新しくページを修正・追加しながらホームページをリニューアルするパターン」があります。
一見、既存の内容を流用しながら、新しくページを修正・追加しながらホームページをリニューアルした方が無難に思いますが、実はリニューアルで失敗しやすいのはこのタイプです。
今まで使っていたホームページの内容をなるべく活かしたいと言う気持ちは分かるのですが、得てしてとても難易度の高いリニューアルとなりがちです。
よほど実力のある制作会社に頼まないと、リニューアル先のホームページがつぎはぎだらけで整合性が取れず、結果的にお客さんが混乱してホームページが役に立たないと言うことにもつながります。
そこでオススメなのが既存のホームページにはほとんど手を入れないで、新しく特定のサービスに絞ったホームページを追加で作る方法。この方法だと、費用も抑えられますし、期間も短くできます。お客さんの問い合わせを増やすことが比較的簡単にできます。
ホームページのリニューアル後にすべき施策

ホームページのリニューアル後も運営は続きます。
リニューアルの効果をちゃんと活かすために以下の施策を行いましょう。
リダイレクトミス等がないかSEO対策面のチェック
リニューアルでURLが変わったページには、旧ページから新ページへのリダイレクト(301転送)を設定しましょう。
これを行わないと、SEO評価がリセットされてしまい、検索順位が大きく下がるリスクがあります。
Google Search Consoleなどを使って、インデックス状況やエラーページがないかの確認も忘れずに行います。
お知らせページでサイトリニューアルを報告
訪問者に対して、サイトがリニューアルされたことをお知らせするためのお知らせページを作成します。リニューアルの詳細を分かりやすく説明し、サイトへの期待感を持ってもらえるよう努めましょう。
サイトリニューアルに関するSNSでの周知
ソーシャルメディアを活用して、サイトリニューアルの情報を拡散します。新しいコンテンツや機能の魅力を投稿し、フォロワーや関心を持つユーザーに新サイトへのアクセスを促しましょう。
必要に応じてメディアや業界関係者へのプレリリースも検討しましょう。
これらの施策を実施することで、リニューアル後のサイトの認知度向上が期待できます。サイトの変更点などを適切に伝えることで、ユーザーの満足度にもつながるでしょう。
ホームページリニューアルに関するよくある質問(FAQ)

ホームページのリニューアルを考えるとき、「何から始めればいいのか分からない」「費用や期間が不安」といった声をよく耳にします。ここでは、初めてホームページの作成・リニューアルを検討される方がよく抱く疑問にお答えするQ&A形式でご紹介します。
Q1. ホームページの一部だけをリニューアルすることは可能ですか?
A. はい、可能です。
トップページや採用ページなど、特定のページだけをリニューアルする方法もあります。
すべてを一新するのではなく、費用や期間を抑えながら必要な部分だけを改善したい方におすすめです。
Q2. 今のホームページの情報はそのまま使えますか?
A. 基本的には使用可能ですが、著作権に注意が必要です。
テキストや写真、ロゴなどが過去に依頼した制作会社の著作物になっていることもあるため、契約内容を事前に確認しましょう。特に画像素材や原稿に不安がある場合は、リニューアル前に権利関係の整理を行っておくと安心です。
Q3. どの制作会社に依頼すればいいかわかりません
A. 実績・提案力・サポート体制の3つを軸に比較しましょう。
「価格」だけで選ぶと、あとで更新が難しい、サポートが不十分といった問題が発生することもあります。ホームページ制作会社を選ぶ際は、自社の業種に近い実績があるか、担当者が親身かどうかなども重要な判断材料になります。
Q4. ホームページリニューアル後、何をすればいいですか?
A. リニューアル後は、以下のような対応を行いましょう。
- リダイレクトの確認:旧ページのURLから新ページへ正しく転送されているか確認します(SEOに重要)。
- 検索エンジンへの登録・再送信:Google Search Consoleを活用して新しいページをインデックス登録。
- SNSやメールでリニューアルの告知:訪問者や取引先に「新しくなった」ことを知らせて、再訪問を促します。
- アクセス解析の導入とチェック:Googleアナリティクスなどでアクセス数やユーザー行動を計測し、改善点を把握。
- 更新・運用の体制づくり:誰が、どのような頻度で更新していくか、社内で体制を整えます。
リニューアルは「公開したら終わり」ではありません。公開後にしっかり運用・改善を続けることで、ホームページの効果を高めることができます。
リニューアル作業の相場と費用を抑えるコツ

ホームページのリニューアル作業は、費用と時間がかかります。
しかし、安さだけを重視すると効果を得られない場合もあります。
本章では、ホームページのリニューアルの料金と作業期間を紹介し、費用を抑えるコツを併せてご紹介していきます。
ホームページリニューアルの費用と期間
それでは続いて、ホームページをリニューアルする際の費用と制作期間についてご紹介します。リニューアルの料金は、ホームページの型(タイプ)とページ数で異なります。また原稿を制作会社に依頼するか、あなたが原稿を作るかでも大きく料金は上下します。
ここでは仮に14ページのホームページを作成する場合の費用と期間をまとめてみました。
会社案内型HP | マーケティング型HP | |||
---|---|---|---|---|
原稿作成 | 制作会社 | 自社で作成 | 制作会社 | 自社で作成 |
費用 | 70万円 | 30万円 | 120万円 | 50万円 |
期間 | 3ヶ月 | 3ヶ月~1年 | 3ヶ月 | 3ヶ月~1年 |
この表は、中堅どころの制作会社に依頼した場合の費用です。フリーランスのデザイナーに頼んだ場合はこれより安くリニューアルしてくれると思いますし、逆に大手の制作会社に頼む場合、この3倍は覚悟しなければなりません。
リニューアルの作業期間ですが、制作会社の場合は約3ヶ月くらいかかります。ただし、原稿を自分で作成する場合、半年以上かかることはざらにあります。
費用を抑えるコツ

ホームページ制作やリニューアルの費用は、できるだけ抑えたいところ。とはいえ、品質を落としてしまっては成果につながりません。
費用をおさえるポイントは以下の3つです。
1)方向性と優先順位を明確にする
まずは現サイトの課題を分析し、「どこを改善するのか」を明確に。無駄な作業を省くことでコスト削減につながります。
2)素材はなるべく再利用する
既存の画像や文章、ロゴなどがあれば活用しましょう。必要に応じて一部だけ新しくすると、費用を抑えつつ品質も維持できます。
3)段階的にリニューアルする
一度にすべてを変えず、重要なページから順に進めることで、予算や時間の負担を軽減できます。
安く済ませることばかりを優先せず、「費用対効果」を意識して計画的に進めることがポイントです。
例えば【あきばれホームページ】の提供する「リニューアルパック」では、集客できるホームページを「小さく始めて大きく育てる」ことができます。このため、費用を抑えることが可能です。
節約したいなら自作でリニューアル

高額な費用が出せない方には、マーケティング型ホームページを自作するのをお勧めします。もしパソコンスキルに自信がないのなら、サポート付きの自作サービスを使っても良いでしょう。
またマーケティング型HPを自作するなら、ツール選びは大切です。一般的な無料のHPツールは、会社案内型HP用のものが多いのですが、マーケティング型HPを作るためにはマーケティングCMSと呼ばれるツールを利用しましょう。
【あきばれホームページ】では、自社のホームページをリニューアルしたいと考えている方のために「リニューアルパック」をご用意しています。Webマーケティングに精通した専門のコンサルタントが既存サイトの分析を行い、成果を出すために「原因調査」「改善内容」をご提案しています。
ホームページのリニューアルをご検討されている方は、ぜひ、ご検討ください。