今回は、業務の効率化に貢献する「オンラインストレージ」について解説します。
オンラインストレージとは
「オンラインストレージ」は、インターネット上にあるファイル保管用のサーバースペースをレンタルするサービスのことです。
ひと昔前は、メール添付できない大きなサイズのデータを受け渡しするときに、USBメモリなどのメディアに入れて渡していました。
職場で作ったファイルをUSBメモリやSDカードに入れて自宅に持ち帰る、といった使い方もしていたのではないでしょうか。
そのUSBメモリに変わるスペースに、インターネット経由でデータを送って保管しておき、必要に応じて取り出す。
それがオンラインストレージの使い方です。
USBメモリやSDカードは、対面や郵送でないと受け渡しできませんし、忘れたり紛失したらデータを取り出すことができなくなります。
インターネット上にあるオンラインストレージは、インターネットにつながるパソコンやタブレットなどがあれば、どこからでもデータにアクセスすることができます。
代表的なオンラインストレージサービス
「オンラインストレージ」と言われるよりも「DropBox」「Googleドライブ」などのサービス名を聞いたほうがピンとくる人も多いかもしれません。
たくさんのオンラインストレージサービスがありますが、多く使われているのは、以下の3つです。
- Dropbox
→Dropbox社提供。パソコンの専用フォルダにデータを保存すれば
自動的にオンライン上のデータも更新される利便性の高さが特徴 - Googleドライブ
→Google社提供。15GBと無料で使える容量が大きく、ストレージ
上でドキュメントファイルを作成できるなど機能が充実している - OneDrive
→マイクロソフト社提供。WordやExcelなどのOfficeアプリと親和性
が高く、ストレージ上での編集や共同編集が可能
どれも無料で利用でき、使い勝手が良く、セキュリティ的にも信頼度が高いため、利用者が増えているサービスです。
すでに使っているという方も多いのではないでしょうか。
まだどれも使ったことがないという方は、ぜひ、どれか一つ利用してみましょう。
利用できる容量や機能など、サービスの特徴はそれぞれ異なります。
Googleアカウントを持っているならGoogleドライブを使う、ファイル共有したい相手がDropboxを使っているならDropboxなど、まずは導入しやすいものをどれか1つ使ってみるとよいでしょう。
その後、ご自分の利用スタイルに合わせて、最適なサービスを探してみるとよいかと思います。
次回は引き続き、「オンラインストレージの活用法」「安心して使うために気をつける点」などをご紹介していきます。お楽しみに!