売れるエステのメニュー名って? ネーミングのポイント5つ
エステで施術するメニューの名前、何となくで決めてはいませんか? いくら技術があっても、選ばれなければ意味がありません。
ネーミング一つで、そのメニューの印象も変わります。売れるメニューにするネーミングのポイントを見ていきます。
エステでイチオシのはずのメニューが売れない、それはネーミングが原因かもしれません。お客様にとっては結局のところ、施術を受けてみなければその良さはわからないもの。魅力の伝わらないメニュー名では、試してもらうことすら叶いません。
それでは、売れるメニュー名はどうやってつけたらよいのでしょうか。ネーミングは突然アイディアが降ってくるものではないので、ポイントを押さえての準備が必要です。面白いほど売れるようになるネーミングのコツをチェックしましょう。
どんなメニューなのかわかりやすいネーミングを
メニューのネーミングは、どんな内容なのかわかりやすいものが第一です。シンプルであるに越したことはありませんが、「フェイシャル」「リンパマッサージ」だけだとどんな効果が期待できるかいまいちイメージできず、選ばれにくいメニューになりがちです。
「小顔フェイシャル」「疲れ激落としリンパマッサージ」など、そのメニューの狙いが具体的にイメージできるネーミングを心がけましょう。メニューの特徴を捉えるのがポイントです。
ランク付けのネーミングにも気を配るとよいでしょう。単にABCや123で序列をつけるのではなくひとひねりを。「○○マッサージ30」という感じでマッサージの施術分数をコース名に入れるのもOKです。
エステのターゲットに合ったネーミングを
どの客層に来店してほしいか、エステのコンセプトやターゲットが設定されているはずです。ネーミングも、そのターゲットに響くフレーズにすると強いです。
20代前半がターゲットなのに「美魔女セレブ肌トリートメント」ではどこかおばさんっぽいですし、「自分には関係ない」と思われてそのメニューは選ばれません。センスが合わないと、そのサロン自体が見向きもされなくなります。
エステのターゲット層がどんな言葉に敏感なのか研究しましょう。その年代が読む雑誌やサイト、よくフォローされている芸能人のSNS投稿などを読んで、彼女たちがどんなフレーズに反応するのかよく調べてみると分かってきます。
ターゲットのセンスをうまく突いたワードがメニュー名に入っていると、ぐっと心を掴んで選ばれやすいネーミングになります。
凝りすぎずシンプルなネーミングに
あれこれ考えてつけたのだろうけれど、いまいち伝わらない。そんなネーミングも巷(ちまた)にはたくさんあります。美しく魅力的な言葉は並んでいるけれど、結局何のコースでどんな効果が期待できるかイメージできないメニュー。いわば作り手の独りよがりです。
凝りすぎてわけがわからなくなってきたな、と思ったら、いったん考えるのをやめてシンプルを心がけるのが吉です。フェイシャルかマッサージかなど何をするかはっきりさせて、そのメニューの特徴を伝えるフレーズが1、2個入っていれば、すでに立派なメニュー名です。
思いついたネーミング候補は全て書き出す
メニューのネーミングはすぐに「これだ!」と思うものが出てくるわけではありません。よさそうなものを思いついても忘れてしまうこともあるでしょう。
思いついたネーミング候補は、ノートに全部書き出していきます。思いつかなくても、ノートにキーワードを書きながら連想を膨らませ、一つのネーミングを探し出します。
何のコースなのか、どういう効果を狙ったメニューなのか。そこから連想される言葉、イメージを起こさせるフレーズ。思いつく限りのネーミングを書き出して、家族や友人、仲のよいお客様にも反応を聞いてみましょう。たくさん書き出した中から、1つのネーミングに絞ります。
書いたものを全部使うわけではないのに時間や労力がもったいない、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。書き出す中で、想像もしていなかったピッタリのネーミングが引き出されることもあります。
イチオシメニューなら、特別感を出す
そのメニューをイチオシにしたいなら、ネーミングを変に凝るのではなく「特別感」を出すのがポイントです。
「夏季限定コース」や「1日5名様限定」などといったフレーズがメニューに冠されていると、何か特別なことをしてくれそうですね。飲食店でも、つい限定メニューを頼んでしまう人は多いでしょう。口コミの話題にもしやすいです。
「特別感」を出すイチオシメニューのポイントは、1、2のメニューだけにしておくことです。特別なメニューがたくさんあっても逆に迷ってしまいます。他のメニューはシンプルなネーミングにしておくと、その特別メニューが際立ち、選ばれやすくなります。
売れるメニュー名ネーミングのまとめ
いかがでしたでしょうか。
ネーミング一つで、選ばれるか選ばれないかが変わってきます。サロン自体のセンスも問われる要素です。
倒がらず、でも肩の力は抜いて、エステのそのメニューにぴったりのネーミングを探し出してください。