お問合せを増やす士業のホームページ ~デザイン・レイアウトの作り方~
お問合せを増やす士業のホームページ ~デザイン・レイアウトの作り方~
士業の集客に、ホームページはなくてはならないものです。
だからこそ、ホームページ作成をご検討されている先生も多いのではないでしょうか?
しかし、「いざホームページを作ろう!」と思ったときに困るのが、
- どんなコンテンツを作ったら良いのか
- どんなレイアウト・デザインにすれば良いのか
です。
ホームページに配置するべきコンテンツについては、お問合せを増やすホームページの作成手順~情報編~や「受任できる士業サイト」のマストコンテンツ8選~前編~、「受任できる士業サイト」のマストコンテンツ8選~前編~などに詳しく書いてありますので、ぜひそちらをご覧ください。
この記事では、お問合せを増やす士業ホームページの「レイアウト・デザイン」について、ご紹介したいと思います。
どんなデザインが良い?
最近は、下記のような1カラムのデザインが流行りです。
(1カラムのホームページ例)
ですが、こういったデザインは流行りと言っても、士業のホームページには向きません。
士業のホームページは、無理に流行りに乗っかっておしゃれにするより、伝えたい情報を分かりやすく伝えられるデザインにすることが重要です。
では、情報を伝えられるデザインとは、どのようなデザインでしょうか?
士業ホームページのレイアウト
情報を伝えられるデザインは、必要な情報が、目につきやすく配置されているデザイン。知りたい情報を、探しやすいデザインのことです。
次のようなレイアウトが、士業ホームページの基本デザインと言えるでしょう。
絶対この形にしないといけないわけではないですが、迷ったら、このような基本的なレイアウトで作成すると間違えません。もし今ホームページをもっているようでしたら、ぜひ例と比較して、コンテンツが不足していないか、置く場所は間違っていないか、確認してみてください。
また、これから作成する先生は、参考にしてみていただければと思います。
それでは次から、それぞれのレイアウト・デザインについて、もう少し詳しくご説明しましょう。
事務所名
事務所名は、ユーザーがホームページに来たとき、最初に目につく場所へ配置します。
先生が、何の士業なのか、明確に伝えるのがポイントです。
事務所名のサブで、アピールポイントを簡単に載せると、先生の事務所についての、ユーザー理解が深まります。
電話番号
電話番号は、お客様がお問合せをしようと思ったときに、絶対に必要なものです。
お問合せしようと考えたお客様を逃さないよう、どのページにいてもすぐに見つけられる場所、目につきやすい場所に設置しましょう。
探さなくても目に入るよう、周囲の色とは色を変えて目立たせる、フォントサイズを太く大きくして目立たせる、などの工夫も必要です。
キャッチコピー
「誰に」「何」のサービスを提供しているサイトなのか、一目に分かるようにすることが大切です。
たとえば、サンプル例は、「会社設立・独立開業を全力バックアップ!」というキャッチコピーを、キービジュアルに入れています。
このキャッチコピーを見るだけで、「起業しよう、独立しよう」と考えている人向けの、支援サービスを提供している事務所だということが分かります。
ユーザーは、何のサイトか分からないところからは、すぐに立ち去ってしまいます。一瞬で伝わるよう、分かりやすく簡潔に、サービス内容を書きましょう。
キービジュアル
ご覧いただければ分かると思うのですが、キービジュアルは、サイト全体のイメージを決定づけます。ここは、ユーザーがホームページに訪れたとき、最初に目に飛び込んでくる場所です。
だからこそ、このキービジュアルはとても大切。事務所のサービス名と合致した写真、事務所の雰囲気が伝わる写真を載せましょう。
たとえば、サービス名と合致した写真を載せる場合は、「離婚問題」を扱っているのなら「睨み合っている男女の写真」、「遺産相続」なら「笑顔の老夫婦」などが考えられます。
事務所の雰囲気を伝える写真の場合は、「清潔感溢れる事務所の写真」「笑顔の先生orスタッフの写真」などがおすすめです。
グローバルナビ
グローバルナビは、その名の通り、「ナビゲーション」です。ユーザーが、ホームページの中を移動しやすいように設置します。
「事務所の特徴」「サービス案内」「料金案内」「お客様の声」「事務所概要」「お問合せ」など、代表的なコンテンツ・見てもらいたいコンテンツをグローバルナビに設置するのがおすすめです。
グローバルナビは、大量に設置するとかえってユーザーの混乱を招きます。コンテンツが10ページ、20ページとたくさんあったとしても、グローバルナビに載せるものは、5~7つに絞りましょう。
サイドメニュー
サイドメニューは、基本的にはグローバルナビと同じ内容です。
ただ、グローバルナビは5~7つに絞り込むのが良いのに対し、サイドメニューはあるコンテンツ分だけ用意しても構いません。
グローバルナビには載せられなかったコンテンツも、サイドメニューには置くようにしましょう。「スタッフ紹介」「専門系の情報」など、それほど重要度の高くないコンテンツは、グローバルナビではなくサイドメニューに回しましょう。
地図・アクセス
つい忘れがちなのが、地図やアクセス。でも、これはとても重要なコンテンツです。
お客様がいざ先生の事務所に行こうと思ったときに、事務所の場所が分からなければ辿りつけません。
事務所の場所、行き方は、お客様を増やすホームページにはなくなてはならないものです。住所だけでは不十分。できれば地図と一緒に、言葉も添えましょう。「〇〇駅から徒歩▲分」「〇〇口を出て、右に進み交差点を渡って、×××の向かい側」など、具体的に書いてあげると親切です。
お客様が事務所まで、迷わず辿りつけるように、ホームページ上でしっかり道案内をしましょう。
お問合せのハードルを下げるには?
ホームページは、直接お客様と接することはできません。直接話してもいないのに、いきなり仕事を依頼するのは、ユーザーの心理的には、非常にハードルが高いです。
そこで、無料コンテンツを配置するのがおすすめ。たとえば、「無料相談」「無料メルマガ」「無料冊子」などです。ユーザーが先生とコンタクトを取りやすくなるような、先生とユーザーの関係作りができる無料コンテンツをおきましょう。
お問合せをしやすくするために設置するものなので、探さなくても目に入る位置に置くのがポイントです。ホームページは、下に行くほど見る人が減っていく傾向にあります。目立たせたいコンテンツは、なるべくキービジュアルのすぐ下の目に入りやすい一等地に置くようにしましょう。
この記事のまとめ
- 士業のホームページは、無理に流行りに乗っかる必要はない
- 必要なコンテンツ・伝えたいコンテンツを、分かりやすく配置するのが士業HPデザインのポイント
- ホームページのデザインで悩んだら、基本形を参考に作成してみよう