士業がホームページで「最初」に伝えなければいけないこととは?

ホームページは、お客様に情報を伝える、もっとも適した手段です。使い方によって、たくさんのことをお客様に伝えられます。
ホームページは紙のように制限があるわけではないので、情報はいくらでも詰め込めます。でも、情報は多いほどよいというものでもありません。なぜなら、情報の伝え方や伝える順番を意識しないと、非常にわかりにくくなってしまうからです。
いくら情報があっても、伝わらなければ何も書いていないのと同じ。だからこそ、ホームページで何を伝えるか、どんな風に伝えるかはとても重要です。
とくに士業サイトでは、お客様に必ず「最初に」伝えなくてはいけない情報があります。これをちゃんと伝えているか、伝えてないかで、ホームページからの反応は大きく変わります。
そこでこの記事では、「士業のホームページで、伝えることは何か」お伝えしていきます。
依頼者の心理を考える
ホームページに来てくれる人に、何をどういう順番で伝えれば良いのか、それを知るためには、依頼者の心理を考えることが重要です。
たとえば、あなたの体調が悪いとします。
インターネットを使って、まずは何を調べますか? おそらく、自分の状況が何の病気であるのかを調べる人がほとんどのはずです。
「咳が出ている、でも熱はない。」
「お腹の調子が良くない。」
「吐き気が止まらない。」
など、自分の症状とてらし合わせて、何の病気なのかをネットを使って調べるのではないでしょうか?
何の病気か分かったら、その後はどうするでしょうか。
次にネットで調べることは、「どうしたら治るのか」ということのはず。
どんな薬を飲めば良いのか、安静にしていればよいのか、医者にかからなければいけないのか。
医者かかるとなったら、「何科」に行かなければいけないのかを考えるかと思います。
言い換えれば、どのお医者さんが、自分の症状を治してくれるのかを一番知りたいはずなのです。
士業の場合は?
これを士業の場合で置き換えて考えみましょう。
士業に依頼を考えるときは大抵の場合、何らかの「困ったこと」が起きたときです。発端は、病気になったときと、とても似ています。
困ったことが起きたら、それがどういった類のことなのか、どうすれば解決するのかを調べるはずです。どうすればいいのかが分かったら、なんとか困ったことを解決しようとします。
自分で解決できることなら良いのですが、そうでなかった場合は、「誰か」に依頼しなければいけません。つまり、誰が自分の「困ったこと」を解決してくれるのかを、最初に知りたいのです。
「悩み」を解決できるかどうかが最重要
このことから、最初にホームページで伝えるべきなのは、お客様の問題解決に先生がどのように役立てるのか、です。ホームページで最初に伝えるべきなのは、次のような内容です。
- アクセス者が困っていることは何なのか、と悩みの特定
- その悩みは、どうすれば良いのか、解決策の提示
- 解決策を実行できるのは士業である自分
こうした順番で伝えると、とてもスムーズです。
事務所の立地や、先生がどんな人であるのかなどの情報を伝えるタイミングは、この後で構いません。「本当にこの先生に頼んで良いのか」と意思決定する段階で伝えれば大丈夫です。
まとめ
- ホームページで、士業の先生が最初に伝えなければいけないことは、解決策。
- 先生なら、「悩みを解決できる」ことを分かりやすく伝えることが大切。