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ホームページの反応率を高める工夫(その1)

今回は「ホームページの反応率を高める工夫」についてお伝えします。

反応率とは、ホームページにアクセスしてくれたユーザーのうち、どれだけの人が実際に行動を起こしてくれたかを表す数字です。

具体的な行動は、それぞれのホームページによって異なります。

オンラインショップであれば購入ですし、他にも予約、見積もり、資料請求、問い合わせなど様々な行動があります。

ある程度ホームページにアクセスはあるのに、求めているような反応につながっていない場合のヒントを3つご紹介します。

  • 無料をとりいれたキャンペーンを行う
  • 最初に小さなお願いをする
  • ユーザーの想像力を刺激する

1.「無料」を取り入れたキャンペーンを打つ

人は「無料」という言葉に惹きつけられます。
行動心理学の名著、ダン・アリエリー著「予想通りに不合理」で紹介されているチョコの実験が有名です。

最初に、高価なチョコを15セント、普通のチョコを1セントで販売すると、より割引率の高い高級チョコに人気が集まりました。

次に、高級チョコを14セント、普通のチョコを無料にしたところ、普通のチョコを手にする人が格段に多くなったという実験です。

ダン・アリエリーは、たとえ1セントであっても対価を払うというリスクを人はなるべく避けようとすると結論づけました。

行動を起こしてくれた人に無料のおまけをつける、一部サービスを無料で提供する等、無料のオファーを取り入れたキャンペーンを行うと反応率が上がる可能性があります。

「無料」の魔力に溺れないように

ただし、この時に反応率が高まるのはあくまでも一時的なものです。
無料に反応したユーザーは、有料の商品・サービスに関心を持たないケースもあります。

反応率を上げることはゴールではありません。
メルマガに登録してもらったり定期的にDMを送付する等、先々の導線を考えたキャンペーンを組み立てましょう。

返報性の原理を意識する

一方で、人は何かをしてもらうと何かを返そうとする心理が働きます。
これを返報性の原理と呼びます。

ドイツの経済学者アーミン・フォークは、NPOが寄付を呼びかける際に、ただ手紙を送るよりもプレゼントをしたほうがより寄付額が大きいこと、そして寄付額はプレゼントの大小に比例することを実験で明らかにしました。

これは寄付に関する実験ですが、ビジネスの場面においても有効です。

たとえば、スーパーでの試食や、どこで買ったメガネであっても無料で洗浄や調整等をしてくれるメガネ屋のサービスも返報性を意識していると考えられます。

先に商品やサービス、情報等を与えることで、その後行動が返ってくるという方向性も存在するのです。

「無料」のキャンペーンとひとくちに言っても、商品・サービスの性質や、競合、顧客層等様々な要因によって、その効果は変わります。

まずは試してみて、効果を測定し、効果の高いものを継続していくといいでしょう。

今回は以上となります。
来週は、2と3について、詳しくお話ししていきますね。
それでは、また次回をお楽しみください(^^)v。

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