
これからホームページを作ろうと考えている方にとって、「どうやって検索で見つけてもらうか」は非常に重要なテーマです。どれだけ見た目の良いサイトを作っても、検索結果に表示されなければ、誰の目にも触れません。
そこで欠かせないのが「SEO対策(検索エンジン最適化)」です。SEOとは、Googleなどの検索エンジンであなたのホームページが上位に表示されるよう工夫することを指します。
しかし、「SEOって専門的で難しそう」「何から始めればいいのかわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、ホームページ制作に入る前に知っておきたいSEOの基本知識から、効果的な対策方法、注意すべきポイントまでを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
制作前にSEOを意識できるかどうかで、集客力は大きく変わります。
「成果が出るホームページ」をつくるための第一歩として、ぜひ最後までご覧ください。
SEOとは? 読み方と意味を初心者向けに解説【基本のキ】

SEOは「Search Engine Optimization」の略
「SEO(エス・イー・オー)」とは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の頭文字をとった略語です。
日本語では「検索エンジン最適化」と訳されることが多く、少し難しく聞こえるかもしれませんが、意味はとてもシンプルです。
たとえば、あなたがGoogleで「整体 新宿」と検索したとします。すると、検索結果の上から順に、整体院のホームページが並びますよね。このとき、多くの人は上に表示されたページから順にクリックしていく傾向があります。
SEOとは、自分のホームページがその「上位」に表示されるように工夫することを指します。
SEOの目的は「検索結果で上位に表示されること」

ホームページを作る目的のひとつは、「お客さまに見つけてもらうこと」です。
どんなに素晴らしいサービスや魅力的なデザインのホームページでも、検索で見つけてもらえなければ、存在していないのと同じです。
そこで重要になるのがSEOです。検索エンジン(GoogleやYahoo!など)が、あなたのホームページに「役立つ情報がある」と判断すれば、検索結果のより上の方に表示されやすくなります。
上位に表示されればされるほど、アクセス(訪問)してくれる人が増え、結果としてお問い合わせや集客にもつながります。
SEOとSEO対策の違いとは?
「SEO」と「SEO対策」という言葉は、よく似ていますが、少しだけ意味が違います。
- SEOは、「検索で上に出るように工夫すること全体」を指す言葉です。
- SEO対策は、そのための「具体的な作業や取り組み」を指します。
たとえば、「検索されやすいキーワードを選ぶ」「ページのタイトルに工夫を凝らす」といった行動は、SEO対策にあたります。
つまり、SEOはやるべきことの“方向性”や“考え方”、SEO対策はそのために“実際に行う作業”と考えるとわかりやすいでしょう。
ただし、日常の会話やネット記事では、「SEO」も「SEO対策」もほとんど同じ意味で使われることが多いです。この記事でも、基本的には同じ意味として扱いますので、難しく考えすぎず読み進めてください。
Yahoo!とGoogleはほぼ同じ検索結果
日本国内ではGoogleとYahoo!の2つの検索エンジンが主に利用されていますが、実はYahoo!の検索結果はGoogleの検索技術を利用しています。そのため、Googleで上位表示されるようなページは、Yahoo!でもほぼ同じ順位で表示される傾向があります。
つまり、SEO対策は基本的に「Googleに評価される」ことを意識して取り組めば、Yahoo!検索でも効果が期待できるのです。
どうすればGoogleで上位表示されるのか?
Googleは検索順位を決める具体的な仕組みは公開していませんが、基本的な考え方や推奨する対策をまとめた公式ガイド「検索エンジン最適化スターターガイド」を公開しています。
・検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja
このガイドには、以下のような基本的な方針が書かれています。
- ユーザーにとって価値あるコンテンツを提供する
- タイトルや説明文に適切なキーワードを含める
- サイト構造を分かりやすくする
- モバイル対応を行う
- ページ表示速度を改善する
このガイドの内容を参考にして、サイトの品質を高め、ユーザーの利便性を第一に考えたSEO対策を行うことが、Googleで上位表示されるための近道となります。
なぜSEOが必要なのか?ホームページ集客の仕組み

ホームページは「インターネット上の一軒家」
ホームページを持つことは、いわば「お店を持つこと」と同じです。
ですが、そのホームページはどこに建っているのかというと……実は、人通りのない“インターネットの荒野”のような場所です。
現実の店舗であれば、人が多く集まる場所に出せば「通りがかり」のお客さんが看板を見て立ち寄ってくれます。しかし、ホームページの場合は違います。何も対策をしなければ、誰もその存在に気づいてくれません。
たとえるなら、「誰も通らない荒野にぽつんと立っている一軒家」のようなものです。
外観がきれいでも、中身が充実していても、存在そのものが見つからなければ誰も来てくれないのです。
-見つけてもらうために必要な“集客”

だからこそ必要なのが「集客」という考え方です。ホームページを作るだけで満足するのではなく、見込み客に見つけてもらう工夫をしなければ意味がないということです。
そしてその集客方法の中でも、もっとも基本的で効果的な施策が「SEO対策」なのです。
検索エンジンで調べものをしている人に、自分のホームページを上位に表示させることができれば、自然にアクセスが増えます。
広告を出さなくても、検索している人に見つけてもらえる。これがSEOの最大の魅力であり、ホームページを見てもらう・知ってもらう上で不可欠な理由です。
実店舗と違い「通りがかり」がないネット集客
店舗型のビジネスでは、立地が大切です。人通りの多い駅前や商店街などに店を構えれば、それだけである程度の集客が見込めます。
ですがホームページには、「通りがかり」がありません。人々が検索エンジンでキーワードを入力して初めて、ホームページが“通り道”に現れるのです。
つまり、検索結果の中に表示されることで初めて、ホームページにお客さんが訪れる“チャンス”が生まれるのです。そのためには、「どんなキーワードで探しているのか」「その検索にどう応えるか」を考え、検索エンジンに評価される工夫をする必要があります。
これこそが、SEO対策が必要とされるもっとも大きな理由です。
SEO対策の3つの種類を理解しよう(内部対策・外部対策・コンテンツSEO)

SEO対策と一口に言っても、その中にはいくつかの種類があります。
ホームページを検索で上位に表示させるためには、3つの異なる方向からの対策をバランスよく行うことが大切です。
その3つとは、「内部対策」「外部対策」「コンテンツSEO」。
それぞれがどんなものか、噛みくだいて、順を追って解説します。
1. 内部対策とは? HTMLやmeta情報の最適化

内部対策とは、ホームページそのものの作りや設定を、検索エンジンにとってわかりやすく整えることです。
たとえば、
- ホームページのページタイトルや説明文(meta情報)を正しく設定する
- サイト内のリンク構造をわかりやすくする
- スマホでも見やすいレイアウトにする(モバイル対応)
- 画像に説明文(alt属性)を入れる
こうした設定をしておくことで、Googleの検索ロボット(=検索エンジンが自動でホームページを読み取る仕組み)が、あなたのホームページの内容を正しく理解しやすくなります。
つまり、検索エンジンからの「評価されやすさ」を高める作業が内部対策です。
ちなみに、「あきばれホームページ」のCMS(システム)で作成したホームページは、Googleに評価されやすい構造になるよう設計されています。どんな端末でも見やすい表示に自動的に最適化されます。よって専門知識がなくとも内部対策が可能です。
【 meta情報とは?】
ページの「タイトル」や「概要文」など、検索結果に表示される情報のこと。HTMLという仕組みの中に記述されます。
たとえば「あきばれ歯科医院」というホームページがあったなら・・・
<title>新宿の歯科医院ならあきばれ歯科|土日診療・夜8時まで</title> <meta name="description" content="新宿駅徒歩3分のあきばれ歯科。虫歯治療・矯正歯科・インプラントなど幅広く対応。予約優先・初診相談無料です。" />
このように記述しておくと、検索エンジンに「このページは新宿にある歯科医院の情報を掲載している」と認識され、検索結果でも見つかりやすくなります。
初心者の方はHTMLを自分で変更するのは大変ですから、お使いの制作会社にお願いして設定してもらった方が安心です。
「あきばれホームページ」で初期制作する場合には、コンサルタントがこうした設定もした状態で納品しています。また、管理画面から簡単に修正や変更も可能です。
2. 外部対策とは? 信頼される被リンクの獲得

外部対策は、ホームページの外側から「信頼度」を高めるための施策です。
具体的には、他のホームページやブログなどから、あなたのサイトへのリンク(=被リンク)を増やすことが代表的な方法です。
検索エンジンは、「他の人から紹介されているサイトは、きっと価値がある」と判断します。これは、人づきあいでいうと「いろいろな人から推薦されているお店は信用できる」と思う感覚に近いです。
ただし、むやみにリンクを集めればいいというわけではなく、信頼できるサイトから自然な形でリンクされることが重要です。不自然なリンク集め(業者によるリンク購入など)は、かえって評価を下げることがあります。
3. コンテンツSEOとは?ユーザーの検索意図を満たす中身

3つ目はコンテンツSEOです。これは、ホームページの中身=掲載されている文章や情報を充実させることを指します。
検索エンジンは、キーワードだけでなく「そのページの中に、検索した人が本当に知りたい情報があるか?」を見ています。
たとえば、「腰痛 新宿」で検索した人に対して、
- 治療法の説明
- 費用や診療時間
- 院内の雰囲気やアクセス情報
などを丁寧に伝えていれば、「このページは腰痛に悩む人に役立つ」と評価され、上位に表示されやすくなります。逆に、関係のない話(例:スタッフの趣味など)ばかりでは、SEO効果は薄れてしまいます。
つまり、コンテンツSEOとは、検索してきた人の「知りたい」にきちんと答える内容を用意することなのです。
このように、SEOには「構造を整える内部対策」「信頼を集める外部対策」「情報を充実させるコンテンツSEO」の3つがあります。どれかひとつだけでなく、バランスよく取り組むことで、検索結果の上位を目指せます。
トップページと下層ページ、それぞれのSEO対策の違い

ホームページを作る際、多くの人が「トップページにすべての情報を詰め込めばいい」と考えがちです。しかし、SEOの視点から見ると、トップページと下層ページでは果たす役割が違い、それぞれに合った対策が必要です。
ここでは、両者の違いと、それぞれのSEO戦略について解説します。
トップページは「全体像と信頼感」を伝える場所
トップページは、いわばホームページ全体の「顔」です。会社やお店の概要、提供しているサービスの全体像、信頼できる実績などを伝える役割があります。
訪問者が最初に目にすることが多いため、以下のような要素を丁寧に配置しましょう。
- どんな会社・お店なのか(事業内容・理念)
- 何をしているのか(サービスのジャンル)
- 初めての人に安心感を与える要素(お客様の声・実績・写真など)
- ナビゲーションメニューで他のページに案内する
トップページは、あらゆるキーワードに最適化するには範囲が広すぎます。
そのため、SEO対策としては「〇〇(業種)+エリア」などのキーワードに絞って対応するのが効果的です。
下層ページは「キーワード別の集客拠点」

一方で、検索流入を狙うための中心になるのは、下層ページです。
たとえば整体院のホームページであれば、
- 「腰痛 整体」
- 「肩こり 改善法」
- 「新宿 整体 料金」
など、具体的な検索キーワードごとにページを用意し、そのテーマに沿った内容を丁寧に解説していくことが求められます。
下層ページでは、1ページにつき1テーマを意識し、
- タイトルや見出しにキーワードを入れる
- そのキーワードに関する悩みや疑問に答える
- 関連情報や事例も交えて詳しく伝える
といった形で、ユーザーの検索意図にぴったり合うページを増やしていくことが、SEOにとって非常に有効です。
すべてをトップページに詰め込むのは逆効果
「せっかく作るなら、トップページにすべてまとめたい」と思うかもしれませんが、それはSEO的には逆効果です。
トップページにあれもこれもと詰め込みすぎると、
- どんなキーワードに対応しているページなのかが不明確になる
- ページの内容が薄まり、検索エンジンにとっても評価しにくくなる
- ユーザーにとっても読みづらく、離脱されやすくなる
という問題が起こります。
SEOでは、ページごとに「テーマを明確に分けること」が非常に重要です。
トップページでは「全体の印象」と「信頼づくり」、下層ページでは「個別テーマごとの集客」を担わせる、という役割分担をしっかり意識しましょう。
SEO対策の基本5ステップ

SEOで成果を出すためには、やみくもに何かをするのではなく、Googleの評価基準に基づいた手順で正しくすすめることが大切です。間違った施策を講じてしまい、順位が落ちたり、ペナルティを受けるといったケースも少なくありません。
ここでは、特に初心者が実践しやすい、基本の「5つのステップ」を具体的に解説します。
STEP.1 キーワードを選ぶ
SEOで最も重要なのが、「どのキーワードで上位表示させるか」です。自分のサービスに合っている、かつ「検索されやすい」キーワードを見つけることで、最大限の集客効果が期待できます。
【キーワード選定のポイント】
- 見込み数があり、別の人も検索していそうな語彙
- 自社のサービスと合致している
- 競合がそこまで激しくない
【ツールの使用例】
- Googleサジェスト
Googleで検索窓にキーワードを打ち込むと、候補の語彙が表示される機能
- Googleキーワードプランナー
検索回数や競合度などを調べられるツール
また、「勝てるキーワード」を見つけることも大切です。たとえば、「弁護士 相続相談 無料」は、「弁護士」単体よりも検索意図が明確で、かつ競合がやや緩やかです。
「あきばれホームページ」では、初期制作の時点で、WEBマーケティングに精通したコンサルタントがプロの視点から「勝てるキーワード」をご提案させていただいています。
あきばれホームページでは、WEBのプロが電話でコンサルティング
STEP.2 title・descriptionの設定する

前章の「内部対策」でも少し触れましたが、ここでは検索結果に表示される「タイトル(title)」と「説明文(meta description)」について、より具体的な設定方法を紹介します。
これらは検索ユーザーにとっての最初の接点であり、そのページの内容が自分に合っているかどうかを判断する大切なポイントです。
【HTMLで設定する例】
<title>新宿の税理士ならABC会計事務所|相続・法人サポートに強い</title> <meta name="description" content="横浜駅から徒歩5分。ABC会計事務所は、相続対策や中小企業の会計業務を専門にサポート。初回相談無料で安心です。">
【CMSで設定する場所の例】

弊社が提供する「あきばれホームページ」のようなCMSなら、「ページタイトル」と「説明文」を入力する項目があるので、HTMLの知識がなくても安心です。
【トップページにはなにを書けばいい?】
トップページは、ホームページ全体の「顔」となるページです。訪問者が最初に訪れることが多いため、「何のサイトか」「どんなサービスを提供しているのか」 をひと目で伝えられる内容を意識しましょう。
具体的には、以下の情報をバランスよく盛り込むことがポイントです。
- 社名や店舗名、ブランド名、サービス内容の簡単な説明
- ターゲット層への訴求メッセージ
- 安心感・信頼性につながる情報
- 問い合わせや行動につながる導線
また、キーワードを無理に詰め込みすぎず、ユーザーにとって自然な言い回しになることも意識してください。SEO効果とユーザーの読みやすさの両立が可能です。
STEP.3 Google推奨の内部対策を講じる

Googleは、検索結果に正しく表示されるよう、サイト内の構造や設定についていくつかの推奨作法を発表しています。
先述のとおり、「あきばれホームページ」のシステム(CMS)では、専門的な知識がなくとも自動的にGoogleに評価されるサイトが構築されるよう設計されています。
【代表的な実装項目】
- 内部リンク:関連ページを結びつける
- 構造化データ:検索結果にQ&Aやレビューが表示されるようにコードを追加
- モバイル対応:スマホでも見やすく表示
【解説:構造化データとは?】
ページに書かれた情報を検索エンジンに正しく理解させるための「目印」となる専用コードです。たとえば「会社名」「営業時間」などをHTMLに記述することで、Googleがその意味を正確に認識できます。これにより、検索結果画面で地図や星評価などが表示されやすくなり(リッチリザルト)、ユーザーの目に留まりやすくなる効果があります。
STEP.4 関連キーワードごとにページを増やしていく
SEOで成果を出すには、ひとつのページだけでなく、関連キーワードごとにページを増やしていくことが重要です。
【どんなページ増やすべき?】
- ユーザーの疑問や不安に答えるテーマ
- キーワードと関連する情報
例:(法律事務所の場合)
- 相続手続きの流れとは?
- 離婚調停にかかる期間と費用は?
- 労働問題で弁護士に相談するべきタイミングは?
- 交通事故の慰謝料はどう計算する?
これらを文章やQ&Aの形式で続々と追加していくと、結果的にサイト全体の信頼性が高まります。
【ブログの注意点】
「ブログを書けばSEOに効く」と言われることもありますが、主題と関係ない内容は逆効果になります。
たとえば法律事務所のホームページで、代表者の旅行日記やグルメ紹介といった業務と無関係な記事を載せてしまうと、サイト全体のテーマが曖昧になります。その結果、検索エンジンが「このサイトは何についての専門性があるのか」を正しく評価しにくくなり、SEO効果が下がってしまいます。
STEP.5 読まれるコンテンツを作っていく

SEOでは、「ユーザーに読みたいと思われるページを用意する」ことがなにより大切です。
【ユーザーが知りたい情報を考える】
まず意識したいのは、検索している人が何を知りたいのかを考えることです。たとえば「税理士 新宿」と検索している人は、次のような情報を求めているかもしれません。
- 料金はいくらか
- どんなサービスが受けられるか
- 自分に合った相談ができるか
- 事務所の場所や営業時間は?
このように、ユーザーの視点に立って必要な情報を事前に用意しておくことが、コンテンツづくりの第一歩です。
【滞在時間・クリック率を高める工夫】
Googleは、ページにアクセスしたユーザーが「どれだけ読んだか(滞在時間)」や「どこをクリックしたか(クリック率)」を評価の指標にしています。そのため、次のような工夫が有効です。
- 冒頭に結論や要点をわかりやすく書く
- 見出し(H2・H3など)を使って内容を区切る
- 図やイラストを入れて理解しやすくする
- 関連ページへのリンクを配置し、次の行動へ誘導する
ページ全体が「読みやすく」「理解しやすく」「次も見てみたい」と思わせる構成になっていれば、自然と検索エンジンからも高く評価されるようになります。
Google推奨の内部対策とは?

SEOでは、検索エンジンに正しく理解してもらうための「内部対策」が重要です。ここでは、Googleが公式に推奨している対策の中でも、特に初心者が押さえておきたい基本項目を紹介します。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは?
現在のGoogleでは、パソコン版ではなく「スマホサイト」を優先的に評価する仕組み(=モバイルファーストインデックス/MFI)が採用されています。
つまり、スマホで見づらいサイトは評価が下がってしまう可能性があるのです。
【対応のポイント】
- スマホで文字が小さすぎないか?
- ボタンやメニューが押しやすいか?
- 表示が崩れていないか?
スマホ表示の確認には、実際にスマートフォンでアクセスしてチェックするか、ブラウザの開発者ツール(デバイスモード)を活用して画面表示の崩れや読みやすさを確認しましょう。を活用して画面表示の崩れや読みやすさを確認しましょう。
構造化データとは?(FAQ/レビューなどのマークアップ)
先述のとおり、構造化データとは、検索エンジンに「このページにはQ&Aがあります」「これは商品レビューです」といった意味を伝えるための特別な記述です。
正しく構造化されたページは、検索結果に目立つ形で表示される(リッチリザルト)可能性が高まります。
例:よく使われる構造化データの種類
- FAQ(よくある質問)
- レビュー(星評価やコメント)
- 商品(価格や在庫情報)
構造化データの記述には「Schema.org」という共通ルール(マークアップ規格)がよく使われます。HTMLに直接書き込むのが難しい場合でも、CMSの機能を活用すると簡単に記述できます。(先述のとおり、「あきばれホームページ」の場合は自動的にルールに則った記述になります)
パンくずリスト・サイトマップ・alt属性などの基本

Googleが正しくページ構造を把握できるように、次のような基本項目も整えておきましょう。
- パンくずリスト
サイト内の階層構造を示すナビゲーション
(例:ホーム > サービス > 税務顧問) - サイトマップ
全ページの一覧をGoogleに伝える仕組み(XML形式のsitemap.xmlなど) - alt属性
画像に説明文を設定する属性。画像の内容がわからないユーザーや検索エンジンのために設定が推奨されます。
これらの設定は「地味」ですが、SEOにおいては基本かつ効果的な対策です。サイト全体の信頼性や評価を高めるために、忘れずに実施しておきましょう。「あきばれホームページ」では、パンくずリストも自動的に作成されるので、難しく考えなくても問題ありません。
SEOでは、「ユーザーに読みたいと思われるページを用意する」ことがなにより大切です。
【ユーザーが知りたい情報を考える】
まず意識したいのは、検索している人が何を知りたいのかを考えることです。たとえば「税理士 新宿」と検索している人は、次のような情報を求めているかもしれません。
- 料金はいくらか
- どんなサービスが受けられるか
- 自分に合った相談ができるか
- 事務所の場所や営業時間は?
このように、ユーザーの視点に立って必要な情報を事前に用意しておくことが、コンテンツづくりの第一歩です。
【滞在時間・クリック率を高める工夫】
Googleは、ページにアクセスしたユーザーが「どれだけ読んだか(滞在時間)」や「どこをクリックしたか(クリック率)」を評価の指標にしています。そのため、次のような工夫が有効です。
- 冒頭に結論や要点をわかりやすく書く
- 見出し(H2・H3など)を使って内容を区切る
- 図やイラストを入れて理解しやすくする
- 関連ページへのリンクを配置し、次の行動へ誘導する
ページ全体が「読みやすく」「理解しやすく」「次も見てみたい」と思わせる構成になっていれば、自然と検索エンジンからも高く評価されるようになります。
SEO対策のノウハウを総まとめ

ここまで解説してきたとおり、SEOには「これだけやればOK」という万能なテクニックは存在しません。検索エンジンは、ユーザーにとって役立つ情報を持つホームページを正しく評価するため、さまざまな観点からページを見ています。
そのため、基本的なSEO対策を幅広く、バランスよく整えていくことが成果への近道です。
- 内部対策:Googleにわかりやすいサイト構造を整える
- 外部対策:自然な被リンクを増やし、信頼性を高める
- コンテンツSEO:ユーザーの知りたい情報にしっかり応える
この3つの柱を意識してサイトを育てていくことで、検索結果での評価は着実に向上していきます。
SEO対策は「一度やって終わり」ではなく、継続的な取り組みが不可欠です。検索の仕組み(Googleの検索アルゴリズム)や競合環境も日々変化していきますので、定期的に見直しながら改善を重ねていきましょう。
次章では、SEO対策を実際に行う際にかかる費用の目安や、自分でやる場合・外注する場合の選び方について詳しく解説していきます。
SEO対策にかかる費用の相場|自分でやるか外注するか?

さて、SEO対策を行う場合、どの程度の費用がかかるのかは「自分でやる」のか「外注する」のかによって大きく異なります。また、知識やサポート体制の有無によって、成果までのスピードや難易度にも大きな差が出ます。
自社の状況や予算、目的に合わせて、最適な方法を選ぶことが大切です。
SEOの費用は「自分でやる」か「外注」で大きく変わる
自分でやる場合は、金銭的な費用はほとんどかかりません。無料または低価格のツールを活用して行えますが、SEOの正しい知識を習得し、継続的に試行錯誤しながら改善を繰り返す必要があり、かなりの時間と労力が求められます。
SEOは一見簡単そうに見えても、自己流では成果が出ないことも多く、その分「学習コスト」や「試行錯誤の遠回り」が発生しやすい点には注意が必要です。
外注する場合には、専門業者やフリーランスに依頼するため、一定の初期費用や月額費用が発生します。その分、専門的な知見をもとに戦略的に施策が進められ、スピーディに成果を求めたい場合に向いています。
【SEO対策を外注する場合はデメリットも…】
SEO対策を外注すれば、専門家の知見を活かした施策を進められるメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットもあります。
- 費用が高額になりやすい
SEOは継続的な取り組みが必要なため、月額のランニングコストが発生します。一定期間継続すると、トータルで数十万〜数百万円になるケースもあります。
- 成果が保証されない
SEOは「確実に順位が上がる」という保証が難しい分野です。高額な費用を支払っても、想定通りの成果が出ないこともあります。
- 社内に知見が残りづらい
外注先任せにしてしまうと、社内にはSEOノウハウが蓄積されません。そのため、契約終了後に自社だけで対応しづらくなる場合があります。
- 外注先の質に依存する
SEO業者やフリーランスにはスキルにばらつきがあります。選定を誤ると、質の低いリンク施策や古い手法を提案され、かえってSEO評価を下げてしまうリスクも。
初期費用・月額費用の目安と内訳
項目 | 自分でやる場合 | 外注の場合(相場) |
---|---|---|
初期費用 | 0円〜(ツール導入費程度) | 10万〜50万円程度
(初期設計・設定の場合) |
月額費用 | 0円〜5,000円前後(ツール利用料など) | 3万〜30万円程度
(継続運用型の場合) |
※外注の場合は「初期費用+月額費用」の両方が発生するケースもあれば、どちらか一方のみのケースもあります。また相場は、競合の多い業界ほど費用が高くなる傾向があります。
【あきばれホームページ】なら格安でSEO対策の最短ルートを実現!
一般的なSEO対策込みのホームページ制作は200万円以上かかるケースもありますが、あきばれホームページなら、初期費用 54,780円(税込)/月額 5,390円(税込) という低コストで、SEOに強いホームページの運用をスタート可能です。
さらに単なる機能提供だけでなく、成果に直結するサポートが受けられる点が大きな違いです。
【あきばれホームページならではのSEO対策支援内容】
- 勝てる&成果につながるキーワードを、専任コンサルタントが選定
- 選定したキーワードを初期設定時に反映(お客様側で再設定の手間なし)
- どんなコンテンツを作ると効果が出るか、道筋を明確にアドバイス
- 納品後4カ月間、専任コンシェルジュ・サポートセンターが更新・コンテンツ制作をフォロー
【SEOに必要な基本機能も標準搭載】
- パンくずリストやナビゲーションメニューの設定
- ページタイトル・説明文(meta情報)の簡単設定
- スマホ対応デザイン
- 本文内リンクの設置も管理画面から簡単に対応可
このように、「機能」だけでなく、SEOで成果が出るまでのサポート機能が揃っているので多くのご利用者から高く評価されています。「自分で学習しながら少しずつ対応」よりも、最短距離で成果につながる道筋をプロのサポート付きで進めたい方に、非常におすすめの選択肢です。
ホームページのSEOに関する「よくある質問」FAQ

SEO対策を始めようとすると、さまざまな疑問が出てきます。ここでは、初心者の方からよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
Q. SEOにかかる時間はどれくらい?
A. 一般的に、SEOの効果が出るまでには数か月(3〜6か月)かかることが多いです。検索エンジンがページを評価するまでに時間がかかるため、即効性は期待できませんが、長期的には安定した集客源になります。
Q. トップページとブログ、どちらが効果的?
A. 目的によって異なります。トップページは「会社やサービス全体の紹介」、ブログは「特定のキーワードに合わせた集客記事」として使い分けましょう。両方を役割分担して運用することが理想です。
Q. 被リンクは買っても良いの?
A. 基本的にはNGです。Googleは不自然なリンクの売買をガイドライン違反としています。信頼性のある他サイトから自然に紹介されるリンクを目指しましょう。
Q. SEOだけで集客は完結する?
A. SEOは強力な集客手段ですが、SNS・広告・MEOなどと組み合わせることで最大限の効果が出ます。特に開業初期や競合が多い業界では、複数のチャネルをバランスよく使うことが成功のカギです。
ホームページへの集客力を高めるには、検索エンジン対策(SEO)だけでなく、Googleマップ上での対策(MEO)や、SNSでの情報拡散も上手に活用することが重要です。それぞれの違いや特徴を理解し、効果的に連携させることが成果への近道になります。
SEO対策後にすべきこと| アクセス解析ツールの基本

SEO対策を行ったあとは、「本当に効果が出ているか?」を確認することが大切です。その際に役立つのが、アクセス解析ツールです。
Googleアナリティクスとサーチコンソールの違いと役割
- Googleアナリティクス:ユーザーがどこから来て、どのページをどれくらい読んだかなど、「サイト内の行動」を分析できます。
- Google サーチコンソール:どの検索キーワードで表示・クリックされたかなど、「検索エンジンとの関係」を分析できます。
どちらも無料で使える強力なツールなので、ホームページを運営するなら必ず導入しておきましょう。
【見るべき指標と理由】
- クリック率(CTR):検索結果に表示された回数のうち、何回クリックされたか。タイトルや説明文の改善に役立ちます。
- 滞在時間:ページにどれだけ長く滞在したか。コンテンツの質やユーザー満足度の目安になります。
- 離脱率:そのページでサイトを離れた人の割合。改善のヒントになります。
【数値を見てPDCAを回す】
SEOは「一度やったら終わり」ではありません。データを見ながら、
- 問題を見つけ(Plan)
- 改善を実行し(Do)
- 効果を検証し(Check)
- 次の改善につなげる(Act)
というサイクルを繰り返すことで、少しずつ効果が高まっていきます。
【初心者向け】Googleサーチコンソールの解説記事はこちら
まとめ

SEOはホームページを成功させるための「土台」です。検索結果で上位に表示されることで、見込み客に発見され、アクセスや問い合わせが増えます。
今回ご紹介した基本のポイントを押さえれば、初心者の方でも正しい方向でSEO対策をスタートできます。
これからホームページを作る方は、制作前からSEOを意識することで、集客につながる強いサイトを目指せます。小さな工夫の積み重ねが、大きな成果につながります。ぜひ取り組んでみてください。
\SEO対策で遠回りしたくないあなたへ/
SEO対策は専門的な知見がなければなかなか結果に結びつきません。また「自分で全部やろう」と思うと膨大な時間と労力が必要となります。
もし、正しい方向性を最初から示してくれるサポートがあれば、成果までの道のりはぐっと短縮できます。そこで、「SEOに強いホームページを、格安で作りたい」という方は、コンサル付きでしっかりサポートを受けられる【あきばれホームページ】がおすすめです。
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