リピーターを増やす!エステサロンの次回予約の獲得をアップさせる3つの方法
「お客様が来店しても次の予約を取らずに帰る」「次回予約の獲得方法が分からない」と悩んでいるオーナーさんも多いのではないでしょうか。
次回の予約を取るということは、リピーターになってくれるということ。やはり、来店してくれたお客様には次回予約を入れて帰って欲しいものです。
割引などの特典をつければ予約を入れてくれる可能性は高まりますが、リピーターの良いところは新規顧客に比べて獲得コストがかからないこと。割引などの特典をつけて獲得していたら、リピーターの良さが半減してしまいます。
そこで今回、割引特典を付けずに、エステサロンの次回予約の獲得をアップさせる方法を3つご紹介します。
1.次回予約が必要な理由を伝える
エステサロンに来店してくれたお客様に次回予約を入れてもらうためには、「次回予約が必要な理由を伝える」ことが大切です。
次回予約を入れる必要性を感じてもらえなければ、継続してエステを利用してもらうことはできません。
そのためには施術したエステについて、お客様のお肌の状態から、エステを受けることでどのように肌が変わるのかという点を詳しく説明する必要があります。
「紫外線が強くお肌がダメージを受けているので、2週間後にお手入れを受けていただくと、肌を元気に回復し、ハリやツヤをキープできる」といったプロから見たアドバイスが欠かせません。
お客様の肌の状態を理由に、ベストな来店時期を提案しましょう。
肌の状態から次回予約を獲得するには、エステ前のカウンセリングの段階から、少しずつ準備しておく必要があります。
施術後にいきなりお手入れの必要性や、肌の状態を伝えても、お客様は納得することができません。
まずはエステ前のカウンセリングや施術中の会話の中で、少しずつお手入れが必要な理由を理解してもらいましょう。
大切なのは、次回予約を獲得することではなく、お客様によって異なる理想の次回来店時期をご提案し、美しい状態をキープするためにベストな時期に来店してもらうことです。
お客様全員に同じ提案をするのではなく、プロとして一人のお客様に対して肌状態にあった提案をすることが、納得して次回予約を取ってくださる最大の理由になります。
納得した理由を得られれば、次回予約をしてくれる可能性が高まります。
2.自分のサロンでないといけない理由を伝える
お客様が自ら次回予約を入れてくれるのが理想ですが、現実的には難しいですよね。
お客様の心が動かないと次回の予約は入れてもらえないので、心を動かすために「お客様にとってうちのサロンがベストな理由」を伝える必要があります。
自分のサロンの価値を自分で伝えるのは難しいかもしれませんが、貴方が伝えなければ誰も伝えてくれませんし、お客様は気付きません。
そのためには、まず自分のエステサロンの価値を考える必要があります。
「自分のサロンのエステを受けることでお客様がどう変わるのか」「なぜお客様にとって価値があるのか」「お客様におすすめのメニュー」など、お客様に自信をもって伝えましょう。
お客様にとってのサロンの価値は、言葉だけでは伝えにくいので、カウンセリングシートやアドバイスシートなどのツールを使うと、伝えやすくなります。
アドバイスシートでは、ビジュアルを入れながら、次回のおすすめメニューやホームケアの提案を伝えると伝わりやすいです。
サロンの施術を受け、お客様自身が自分の肌で変化を感じ、納得することでサロンへの信頼が芽生えます。
来店から帰るまで、入口と出口にそれぞれサロンの価値を用意すると、お客様の心の中でサロンに対する信頼が芽生え、将来に対する期待が出来上がります。
このようにお客様の心理状態を整え、お肌状態をキープするためのサロンの価値を伝えれば、次回の予約が取りやすい状況を作り出せます。
3.その場で次回予約が取れなかった場合の対策
でも、お客様が次回予約を入れたくなる状況を作ったとしても、毎回必ず次回の予約が入るわけではありません。
お客様によっては「スケジュールが分からない」「一度肌の状態を確認してから次回予約を入れたい」という人もいるでしょう。
その気持ちを無視して、当日に無理やり次回予約を入れる必要はありません。
サロンに来店してくれた当日に予約が取れなくても、出来ることはたくさんあります。
まずは来店してくれたことに対するお礼状です。
お礼状では来店のお礼はもちろんですが、それ以外にもサロンのこだわりや、お客様のお肌の状態に対してサロンが出来ることなどを中心に書き、次回予約につなげます。
また定期的に送るニュースレターもサロンを思いだすきっかけを作ってくれます。
ニュースレターは、お礼状だけでは伝えられなかった想いをじっくり伝えられるので、活用するのがおすすめです。
サロンで受けたエステメニューや、お肌の変化を感じる中で、サロンへの来店のきっかけを作るのがお礼状やニュースレターです。
来店してくれたときに口頭で伝えるだけでなく、次回予約を獲得するために、来店後のお礼状やニュースレターを活用しましょう。
次回予約の獲得をアップさせる方法まとめ
お客様が来店すると、どうしても次回予約に意識がいきがちです。
しかしお客様が次回の予約も入れて帰りたいと考えるのは、「サロンが自分にとって価値がある」と感じたときです。
次回予約を獲得したいというサロンの一方的な気持ちが伝わると、お客様の心がサロンから離れてしまうので気を付けましょう。
お客様に次回予約を入れてもらうためには、次回予約を入れることがお客様にとってどのくらい価値があるのか伝えることが必要です。
肌の状態を説明し、どのくらいの時期に、どのようなエステを行うことで、どのような未来を得られるのかイメージしてもらいましょう。
将来に対する期待をイメージし、それが自分のサロンでないといけない理由に納得できれば、お客様は次回予約を入れたいという気持ちになります。
特典や安さで次回予約を入れてもらうことも時には有効ですが、なるべくサロンの強みを軸にして、お客様にとってのサロンの魅力を伝えましょう。
ぜひお客様に喜ばれる提案をして、気持ちよく次回予約を獲得してくださいね。