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自分でできる!ネット集客【SEO編】

自分でできる!ネット集客【SEO編】

せっかくホームページを公開したのに、見に来てくれる人がいない…というのは、多くの人がぶつかる問題です。

ホームページは単に公開しただけでは、人に来てもらうことができません。訪問者数を増やすには、検索エンジンの検索結果で上位に表示させることが必要です。

そこで今回は、検索結果で上位を目指すための対策SEOの実践的な手法をお伝えしていきます。これを読めば、ご自身で簡単なSEO対策はできるようになりますので、ぜひ最後までご一読ください。

1 SEO対策とは

1 SEO対策とは

SEOの正式名称は【Search Engine Optimization】で、SEOはそれの略称です。

直訳すると「検索エンジン最適化」となり、検索結果でホームページが上位表示できるよう、ホームページを最適化する対策のことを指します。

それではSEOの手法を詳しくご説明する前に、まずは検索エンジンについて簡単にご説明しましょう。

◆検索エンジンとは?

◆検索エンジンとは?

検索エンジンは、インターネット上に公開されているデータを収集してデータベース化し、ユーザーのキーワード検索を受けて、適合する情報を引き出し検索結果を表示するシステムのことです。

有名なYahoo!やGoogleも検索エンジンの1つで、クローラーなどと呼ばれるロボットが、インターネット上に存在する情報を収集して回っています。

細かい仕組みをお伝えすると難しくなってしまうので、「キーワードで検索すると、ユーザーが求めている情報を大量のデータベースの中から探して、表示してくれるシステム」と覚えておけば良いでしょう。

◆Googleの検索エンジンのシェア率がNo.1

◆Googleの検索エンジンのシェア率がNo.1

日本で使われている検索エンジンは様々ありますが、その中でも高いシェア率を誇るのが「Yahoo!」と「Google」です。

2016年8月時点で、Googleが67.24%、Yahooが25.15%というデータが出ています。
(参考:StatCounter Global Stats – Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share)

かつては「Yahoo!」のシェア率が高いこともありましたが、今では「Google」の圧勝。また以前は、「Yahoo!」と「Google」で使用している検索エンジンの仕組みが異なっていましたが、2012年からYahooはGoogleの検索エンジンを使っています。

そのため、日本の検索エンジンシェアは、実質90%以上をGoogleが占めている状態です。つまりGoogleのSEO対策ができていれば、問題ないと考えて良いでしょう。

◆検索結果は「自然検索(オーガニック)」と「広告」の2種類がある

◆検索結果は「自然検索(オーガニック)」と「広告」の2種類がある

検索エンジンの検索結果には、「自然(オーガニック)検索」と「広告」の2種類があります。

自然検索は、広告枠を含まない検索結果のことで、この検索結果のエリアで上位表示を目指すのがSEO対策です。

一方、広告はお金を払って上位表示を目指します。自然検索の検索結果よりも上位に表示されれるので、確実かつ迅速に上位表示するなら、広告を出すのが近道です。

この検索結果の上位に表示させる広告は「リスティング広告」と言いますが、表示されているURLの前に必ず「広告」と書かれます。

一方、自然(オーガニック)検索枠に表示されるSEOは、お金をかけない対策です。もちろんSEO業者に頼めば費用が発生しますが、自身で行うなら費用はかかりません。

2 SEOで上位表示を目指す 3つのポイント

2 SEOで上位表示を目指す 3つのポイント

さて、先ほどお伝えした通り、SEOは自分で対策すれば、費用がかかりません。お金をかけずに上位表示を実現し、ホームページへ人を集められる対策です。

ホームページを開設したばかりで、広告にお金をかけるのは少し大変。できればお金をかけないSEOで対策したいところです。そこで次からSEO対策のここだけは押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

まずは最低限3つのポイントを守り、上位表示を目指していきましょう。

◆ポイント1 スマートフォン対応する

◆ポイント1 スマートフォン対応する

これからのホームページは、パソコンサイトだけでなく、スマホサイトが必須です。今後、スマートフォン対応をしておかないと、ホームページの上位表示はより難しくなってきます。

なぜ今、ホームページを上位表示するのにスマホ対応が必要なのでしょうか?

(1)理由1 スマホからのネット利用が増えている

スマホの利用率は年々増えており、スマホから検索やホームページを閲覧する人が多くなっているのが、スマホ対応が必要な理由の1つです。2016年時点でスマホの利用率は71.8%、パソコンの73%に迫る勢いになっています(平成29年版「情報通信白書のポイント」)。

外出先からでも手軽にインターネットが見られることから、スマートフォンの重要性は益々高まっているといえるでしょう。

(2)理由2 モバイルファーストインデックス導入の発表

また2016年11月にGoogleから、モバイルファーストインデックス(MFI)導入の発表があったことも、スマホ対応が必要な理由の1つです。

このMFIが導入されると何が起きるのでしょうか?
現在の検索エンジンは、パソコンサイトを評価し、検索順位を決めています。ところが、MFIが導入されると、スマホサイトの評価を基準に、検索順位が決定されることになるのです。

つまり、今1位表示されていたとしても、スマホ対応ができていないと、順位が下落する可能性が出てきます。MFIへ完全に移行するには何年かかかるとも言われていますが、ホームページのスマホ対応は早めに取り組んでおいた方が安心です。

◆ポイント2 更新は頻繁に行う

◆ポイント2 更新は頻繁に行う

ホームページを上位表示するには、更新頻度も重要です。更新頻度が高いホームページの方が、上位表示されやすくなります。

このとき「ページ数が増やせは検索順位も上がる」と勘違いしないよう要注意です。
内容の薄いページを無意味に増やしたり、既存のコンテンツのテキストをほんの少し変えたり、というのは「更新」に入りません。

いくら更新するのが良い、ホームページのページ数を増やすのが良いといっても、質の悪いコンテンツの量産では良い評価を得られないのです。

新しい良質なコンテンツを追加したり、既存コンテンツの古い情報を最新の情報に修正してメンテナンスしたりすること、それが「更新」です。

ホームページには、ユーザーの役に立つ有益なコンテンツを追加していきましょう。ユーザーが指示するようなコンテンツであれば、検索エンジンからの評価も高まり、上位表示に近づけます。

◆ポイント3 ホームページ内の構成を分かりやすくする

◆ポイント3 ホームページ内の構成を分かりやすくする

ホームページ内の構成を分かりやすくするのは、SEO的に効果があります。
では、ホームページ内の構成を分かりやすくするにはどうしたら良いのでしょうか?

代表的な方法は、内部リンク(=自社サイトに張られたリンク)をきちんと張るということ。検索エンジンのクローラーは、こ部リンクを辿って情報を収集し、インデックス化していきます。

つまり、クローラーに早く多くのページをインデックス化してもらうためには、クローラーが巡回しやすいように内部リンクを張ることが大切なのです。クローラーが巡回しやすいホームページは、ユーザーも巡回しやすいので、高評価を受けやすくなります。

ポイントは、適切なページから、適切なページへリンクを張ること。関連性の高いページへリンクを張ると良いでしょう。内部リンクには、外部リンクと同様に被リンクの効果もあるので、重要なページに内部リンクを集めるのも良い方法です。

それでは次からホームページ内の構成を分かりやすくするコツを3つご紹介します。

(1)アンカーテキスト

(1)アンカーテキスト

アンカーテキストとは、リンクが張られている部分のテキストのことです。もっと分かりやすく、「リンクテキスト」と言われることもあります。

このアンカーテキストに、SEOでの目標キーワードを含めることは、SEO対策の基本中のキホンです。該当ページへのアンカーテキストにキーワードが多く含まれていると、Googleはキーワードをそのページの重要なテーマとして認識してくれます。

そのため、アンカーテキストにキーワードを入れておくと、そのキーワードでの上位表示に
役立ちます。

「詳細はこちら」だけの「次のページはどんな内容なのか」が分からないアンカーテキストはNGです。「美味しいコーヒーの淹れ方を、動画つきでご紹介」など、次のページに書かれている内容が想起でるように書くのがコツです。

(2)パンくずリスト

(2)パンくずリスト

パンくずリストは、ホームページを訪れた人が迷わないように、道しるべとして設置しているものです。ユーザーが、今ホームページ内のどの位置にいるのかを視覚的に分かりやすくする目的で、通常はコンテンツの最上部に設置されています。

パンくずという名前は、童話『ヘンゼルとグレーテル』から来ており、兄妹が森の中で迷わないようパンくずを落としていったというエピソードに由来しているものです。名前の由来が分かっていると、パンくずリストの役割が理解しやすいのではないでしょうか。

このパンくずリストもSEO上、効果的です。ホームページ内で迷わないように設置するものなので、これがあることでホームページ内の構成が分かりやすくなります。ユーザーもホームページの階層構造が視覚的に分かりますし、クローラーも巡回しやすくなるため、高評価を受けやすくなります。

(3)サイトマップを作成する

(3)サイトマップを作成する

サイトマップの設置も、コンテンツを検索結果に表示させ、ユーザーに見つけてもらうためには重要です。SEO対策するなら、必ず作成しておきましょう。

サイトマップには、HTML サイトマップ、XML サイトマップの2種類があります。どちらもホームページの構成を示す「目次」のような役割を果たすという面では同じです。

違うのは、HTML サイトマップはユーザーのために作成するものであるのに対し、XML サイトマップは検索エンジンのために作成するものだということです。

それでは次から、それぞれのサイトマップについて、少し詳しくご説明しましょう。

・HTMLサイトマップ

HTML サイトマップは、コンテンツをリスト形式などで整理した形で作成し、ホームページで見えるところに設置します。ホームページを訪れたユーザーが探しているコンテンツを見つけやすいようにする目的で設置するものです。

ユーザーはサイトマップを見れば、数あるコンテンツの中から行きたいコンテンツへすぐに飛ぶことができます。

・XMLサイトマップ

一方、XML サイトマップは、検索エンジン用のため、ホームページ上には設置しません。ホームページにあるコンテンツの詳細情報を検索エンジンに知らせることを目的とします。

なぜ検索エンジンにホームページのコンテンツを知らせることが必要なのかと言えば、検索エンジンに掲載してもらうには、検索エンジンのクローラー(巡回ロボット)に各ページを巡回してもらって、インデックスしてもらわなければいけないからです。

クローラーは基本的にリンクを辿って各ページを巡回しますが、新しくできたばかりのホー
ムページには外部からのリンクがなく、見つけてもらうのに時間がかかることがあります。

またページ数が多いホームページや階層構造が複雑なホームページも、クロールするのに時間がかかってしまうケースがあるようです。

検索エンジンがクロールしてくれるのを受け身の状態で待っていては、上位表示するのに時間がかかってしまうこともあるため、こちらからXMLサイトマップを提供して、ホームページにあるコンテンツや階層構造を知らせると良いです。

それによって素早く効率よくクロールしてもらうことができ、検索結果での上位表示にも役立ちます。

SEOの効果を早く実感するためにも、サイトマップは必ず2種類作成するようにしましょう。

3 ネット集客SEO対策のコツまとめ

3 ネット集客SEO対策のコツまとめ

今回は、SEO対策の基本中の基本をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

ホームページは単に開設しただけでは、人に来てもらうことができません。訪問者を増やすためには、SEO対策は欠かせないものです。

SEO対策は自分ですれば費用もかからず無料でできる利点がある一方、即効性ははありません。対策をしてもすぐに結果が出ることはほとんどないので、できるだけ早めの対策をおすすめします。

選んだキーワードや、サイトの構造によっては、上位表示できないケースもあります。その場合は、キーワードを変えてたみり、サイトの構造を修正してみたりということが必要になります。

SEOは一朝一夕で結果がでるものではないので、根気の良さも必要です。SEO対策でできることはたくさんありますが、まずは基本を押さえて、できるところから着手していきましょう。

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