最強コンテンツ「お客さまの声」による集客を徹底解説

企業やお店のホームページに、どんなコンテンツを掲載したらよいか悩んだことはありませんか? さまざまなコンテンツのなかでも「お客さまの声」は、最強コンテンツ、あるいはキラーコンテンツと呼ばれています。
なぜ、そう呼ばれている理由は、それを載せるだけで、集客力をアップさせる効果があるから。成果を挙げている企業のホームページでは、手間暇をかけて、この「お客さまの声」を集めて掲載しています。
では、実際にどんなメリットがあり、どのような内容を載せればよいか、「お客さまの声」の集め方と併せて詳しく解説していきましょう。
まだホームページで、「お客さまの声」を活かしきれていないかたは、ぜひ参考にしてください。
お客さまの声の5つのメリット

ホームページに「お客様の声」を載せることで、どんなよい効果があるのか、一つひとつ具体的にみていきましょう。
1)企業や店舗の信頼感を増すことができる
ホームページにどれほど商品やサービスのついて、良いことを書いてもそれはあくまでも売り手の目線での言葉。その内容を鵜呑みにして信じてくれる人はいません。
ホームページでは、実際に商品に触ったり、店員から話を聞けるわけではありませんので、誰もが疑って見ているものです。ですが、同じ買い手の目線で、何がどうよかったのか、実際にこんな効果があった、ということが書かれていると、その内容が嘘ではないのだと感じて、信頼感を増すことができるのです。
2)自慢感や押し付けがましい印象を解消できる
自社の商品がどれほど優れているか、熱心に書き並べても見込み客からは「自画自賛」という印象を与えてしまいがちです。場合によっては、商品(サービス)を押し付けられている印象を与えてしまうかもしれません。
そこで伝えたい内容を、「お客さまの声」として載せると、そうした押し付けがましい印象を与えることなくリアルな声として提示することができます。
3)人気商品であることをアピールできる
どんなによい商品であっても、それが見込み客に伝わえられなければ購入には繋がりません。しかし、お客さまの声がたくさん掲載されていれば、それが本当に良い商品なのだと印象づけることができます。
まだ行ったことのないラーメン店でも、そこに行列が出来ていると、「本当においしそうだな」「いちど行ってみたいな」と感じるように、お客さまからの良い評価が並んでいれば、人気があるからきっといい商品なのだろう、という感じさせることができます。
4)見込み客に対し効果的にベネフィットを提示できる
見込み客にとっていちばん効果があるのが、ベネフィットです。
その商品(サービス)の、性能や効果よりも、それによってどんな満足感を得られるかが重要です。
例えば、健康食品でからだにいい成分が入っているとアピールするよりも、それを摂取することで「同僚から若々しくなった」と言われるようになったと書かれていた方が、購買欲求を促すことができます。
また、「このサービスを受けるようになって、売上が10倍になった」とお客さんが話していれば、自分もそうした体験をしてみたいと思うもの。「お客さまの声」では、そうしたベネフィットを自然に紹介することができます。
5)顧客との距離感を縮め不安感を取り除く
ホームページでは、実際にそこに店舗があるわけでないので、見込み客は距離感を感じています。場合によっては、実在するお店なのか、本当にちゃんと商品を届けてくれるか、といった不安を与えることもあります。こうした不安は目に見えない相手であれば仕方のないものです。
そこでお客さまからの声を掲載することで、そうした不安を取り除き、またその声に対してレスポンスすることで、より親しみを感じさせることできます。
お客さまの声コンテンツの作り方

お客さまの声の集め方
お客さまの声の集め方はいくつもの方法があります。待っていてもお客さまの声は増えていきません。掲載許可取得は忘れないようにしましょう。
1)商品にアンケート用紙を同梱させる
オンラインショップでは、商品を送る際にアンケートハガキを同梱する方法があります。
次回から使えるクーポンなどを添えれば、協力してくれやすくなります。
2)HPにアンケートページを作る
ホームページにアンケートページを作り、アンケートフォームから気軽にアンケートに募ります。質問の数が多すぎると、答えてもらいづらくなりますので、3~4つ程度までにしておくとよいでしょう。
3)かんたんなアンケートが取れるTwitter投票を用意する
お客さまにとって身近なSNSを使って投票を募る方法もあります。詳細なお客さまの声を集めることには向きませんが、人気商品などを集めたりすることができます。
4)お客さまの座談会を開く
お客さまを招いて座談会を開き、率直な意見を聞いてみるのもひとつの方法です。事細かに率直な意見を聞くには向いた方法です。
5)店舗であればアンケートボックスの設置や口頭でヒアリングする
アンケート用紙とそれを投函するアンケートボックスを設置して、お客さんに記入をお願いしましょう。アンケートに協力してもらった方にクーポンをプレゼントすれば協力してもらいやすくなります。また接客中に「今日はいかがでしたが?」とさり気なく聞くこともできます。
開業すぐの場合はどうすればいい?
開業したばかりでは、お客さまの声を集めるのは難しいもの。まずは身内や友人など身近なところから「お客さまの声」をもらいましょう。
身近な人に対して、安く商品(サービス)を提供する代わりに感想をもらえば、お互いにメリットもありますのでスムーズに応じてもらうことができます。身近な人からの率直な感想を得ることは、お店の改善点を見つけるうえでも役に立ちます。
また「お客さまの声」を書くことを条件にして、オープンキャンペーンなどを展開すれば、感想を集めやすくなります。
NG! こんなお客さまの声はいらない
企業にとって「お客さまの声」は重要な資産になりますが、何でも載せれば良いというわけではありません。下記のような「お客さまの声」は必要ありません。
1)具体性のない内容
「ありがとうございました。大切に使わせて頂きます」
これでは、読んだ人にとっては何の参考にもなりません。「お客さまの声」を集める場合は、具体的に「どこがどう気に入ったのか」や「こんな悩みが解決した」など、具体的に書いて貰えるようお願いしましょう。
2)整いすぎた文章
頂いた「お客さまの声」は、伝えやすく整形する場合があります。しかし、整えすぎてしまうと、企業側が書いた印象を与えてしまいます。お客さまからのリアルな声として伝えるには、整えすぎないようにしましょう。
3)不利な評価をすべて削除してしまった内容
少しくらい不利な評価があってもそれをすべて隠さないようにしましょう。そうした内容も書かれていたほうが信頼できる情報として好感度も上がります。
デメリットとして評価された面も、別の見方をすればメリットと感じられる人もいます。
バランスを見ながら、さまざまな声を掲載しましょう。
お客さまの声を集めるもうひとつの意味

お客さまの声を集めたとき、必ずしも自社がアピールした事柄ばかりとは、限りません。場合によっては、クレームに近い声が寄せられる可能性もあります。
「お客さまの声」を集めて、都合のよいものだけをコンテンツとして掲載するのではなく、
自社への低い評価も真摯に受け止め、サービス改善に取り組み、経営に活かしていきましょう。
実例【あきばれホームページ】の場合

【あきばれホームページ】では、「会員さまからのお便り」というページを用意して、「お客さまからの声」を数多くご紹介しています。インタビュー文章などの文字情報だけが掲載されているよりは、お客さまの顔写真が掲載されていた方が良いですし、直筆のアンケート用紙をそのまま載せるというのも効果的です。
当社では動画や写真を効果的に配置しながら、さまざまな業種の会員さまからの具体的な声を掲載しています。どんなふうに掲載すればよいかお悩みの方は、参考になると思いますので、ぜひ一度ご覧ください。
▼【あきばれホームページ】会員さまからのお便り
https://www.akibare-hp.jp/work/04_voice/
【まとめ】最強コンテンツ「お客さまの声」による集客を徹底解説

今回は「お客さまの声」について詳しく解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
「最強コンテンツ」や「キラーコンテンツ」と呼ばれる理由をご理解頂けたのではないでしょうか。
売り手側から自社商品をアピールするだけでなく、そこにお客さまの声を載せることで信頼感もアップして、自分にとっても必要な商品だと伝えることができます。
まだ「お客さまの声」を活用出来ていない方は、さっそく「お客さまの声」をホームページに掲載してみてはいかかでしょうか?