ホームページの「URLの決め方」とは?初心者向けにわかりやすく解説
あなたはホームページのURLの適切な決め方をご存知ですか? URLは自由に決めることができますが、いちど決めてしまうと簡単に変えられるものではないので注意が必要です。
なぜならURLはSEO対策やブランディングにおいても影響を与える、ウェブサイトの成功に欠かせない要素のひとつだからです。後悔しないためには、URLを決める際のポイントをよく理解しておくことが大切です。
そこで本記事ではウェブ初心者の方に向け、ホームページのURLの決め方について、わかりやすく解説していきます。
ホームページのURLって何だろう?
ホームページのURLの決め方について解説する前に、URLについて復習しておきましょう。
ホームページのURL(Uniform Resource Locator)とは、インターネットにあるウェブページやファイルの場所を示すアドレスを指します。ひと言でいえばインターネット上の住所だといえるでしょう。
一般的にURLは次のように構成されています。
https://www.akibare-hp.jp/service/
さらにこれを4つの要素に分けることができます。
https: …スキーム名
httpsは、通信手段を示しています。「http」に「s」が付いた「https」は、通信が暗号化されている(SSL暗号化通信)ことを示しています。
www. …ホスト名
wwwは、ホスト名を示しています。省略されることもあります。
akibare-hp.jp …ドメイン名
「jp」の部分はトップレベルドメインと呼び、予め決まったものから選びます。自由に決められるのは「akibare-hp」の部分となります。
service …サブディレクトリ名
サブディレクトリは、ホームページを「家」に見立てると「部屋」にあたります。
URLは、ウェブページにアクセスするためのアドレスです。
ユーザーはブラウザのアドレスバーにURLを入力するか、リンクをクリックすることで、指定されたウェブページにアクセスすることができます。
ホームページのURLは、ウェブサイトのブランディングやアクセス性に大きな影響を与える重要な要素です。適切なURLを使うことで、ウェブサイトが検索エンジンで上位に表示されやすくなったり、アクセスの利便性を高められます。
【重要】適切なURLを設定すべき5つの理由
前章でお話した通り、適切なURLを選ぶことは、ウェブサイトの成功に直結する重要な要素です。本章では適切なURLを設定すべき5つの理由を詳しく解説します。
1)検索エンジン最適化(SEO)の向上
適切なURLは、検索エンジン最適化(SEO)において大きな影響を持つ理由。それは検索エンジンが、ウェブサイトの内容を理解する際にURLを参考にしているからです。
キーワードを含む明確で分かりやすいURLは、検索エンジンにウェブページの内容を理解させるのに役立ちます。そのため、適切なURLを設定するとウェブページが上位に表示されやすくなるのです。
2)ユーザーの利便性と記憶性の向上
短くわかりやすいURLは、ユーザーが覚えやすく、直接アクセスしやすくします。長く複雑なURLは、入力ミスが起こる可能性が高く、ユーザーの利便性を損なうことがあります。
また、ユーザーがサイトを再訪したり、他のユーザーに共有したりする際にも記憶に残りやすくなります。
3)ブランディングとイメージの向上
URLは、ブランドイメージを構築する上で重要な役割を果たします。自社名や製品名をURLに含めることは、ブランドの認知度を高める助けにもなります。
また、ブランドに関連するキーワードを使用することで、ウェブサイトの独自性を高めることにも繋がります。
4)リンクの信頼性を高めシェアしやすくなる
適切なURLは、他のウェブサイトからのリンクやソーシャルメディア上でのシェア時に信頼性を高めます。分かりやすく明確なURLは、ユーザーが安心してクリックしたり共有したりすることができるため、外部からの訪問者を増やすことができます。
5)モバイルデバイスから訪問しやすくなる
短くシンプルなURLは、文字制限のあるSNSでのシェアもしやすくスマホなどモバイルデバイスでのアクセス時に特に重要です。モバイルユーザーは入力が面倒な長いURLを避けがちです。
以上のように、適切なURLはウェブサイトの検索エンジンランキングの向上、ユーザーの利便性と記憶性の向上、ブランディングとイメージの強化、リンクの信頼性と共有しやすさ、そしてモバイルからのアクセスのしやすさといった点で重要な要素となります。
ウェブサイトを成功させるためには、注意深く適切なURLを選定することが必要です。
【初心者向け】適切なURLを決めるポイント
前章では、適切なURLを決める重要性について解説しました。ここでは実際にその作成のポイントについて、ドメインとサブディレクトリに分けてポイントを解説します。
「ドメイン名」を決める7つのポイント
ドメイン名は、URLの中でもブランドやビジネスを表す非常に重要な要素です。
具体例を挙げながら解説していきます。
1)ビジネスやコンセプトに関連するキーワードを含める!
ドメイン名は、ビジネスやコンセプトに関連するキーワードを含むことが理想的です。
ページの内容やテーマに関連するキーワードをURLに盛り込むことは、検索エンジン最適化(SEO)に役立ちます。
しかし、適度なキーワードの使用を心掛けましょう。無理なキーワードの詰め込みはURLを不自然にし、逆にSEOの効果を損なうことがあります。
例えば、以下のような具体的なドメイン名が考えられます。
ビジネス名を含める: “abc-consulting.jp”
主要サービス名を含める: “quick-delivery-services.com”
コンセプトに基づく: “greenLiving_solutions.jp”
このように、ユーザーはウェブサイトの内容や提供される価値を素早く理解できます。
2)短く簡潔なドメイン名を選ぶ!
短くてわかりやすいドメイン名を選びましょう。長すぎる名前はユーザーにとって記憶しにくくなります。特定のページの内容やテーマを一目で理解できる表現を心掛けることで、ユーザーが目的のページを見つけやすくなります。
例えば、
”akibare-hp.jp”(あきばれホームページの場合)
“my-tech-solutions.com”(良い例)
“the-mostInnovative-technology-solutions-and-services-for-your-business.com”(避けるべき例)
短いURLの方がひと目で、ページ内容がわかりますよね。
3)ブランド名を含めて認知度アップを計る!
ドメイン名にブランド名を含めることで、ブランドの認知度を高めることができます。
例えば、ブランド名 “EcoGreen” を含む具体的なドメイン名の場合、
“eco-green-solutions.com”
こうすることで、ブランドの独自性が強調され、ユーザーに信頼感を与えます。
4)将来の変化に柔軟に対応できる名前を選ぶ!
将来の成長や変化に備えて、ドメイン名が柔軟に適応できることが重要です。特定の製品やサービスに限定しない名前を選びましょう。
例えば、
“creative-design-solutions.com”(特定のサービスに限定されていない)
“yamada-family-adventures.jp”(個人名に基づかない)
このようなドメインであれば、将来的な拡張や多様なコンテンツへの適用が容易になります。
5)ハイフンを使用して単語を区切る!
URL内の単語を区切る際にはハイフンを使用します。
例えば、
“www.example.com/social-media-marketing”
ハイフンを使用することで、URLが視覚的に読みやすくなり、キーワードも明確に分かります。
6)スペルの誤りを避ける!
綴りや入力が間違いやすい単語や長いフレーズを避けるようにしましょう。スペルミスや入力ミスがあると、ユーザーが意図したページに辿り着けない可能性があります。
7)ページタイトルとURLを一致させる!
ホームページやページのタイトルとURLが一致するようにすると、ユーザーがページを特定しやすくなります。一貫性があるURLはブランドイメージの向上にも貢献します。
例えば、
タイトル: “健康的な食事のコツ” → URL: www.example.com/healthy-diet-tips
これらのポイントを守りながら、分かりやすいURLを作成することで、ウェブサイトのアクセス性とSEO効果を向上させることができます。
「サブディレクトリ名」を決める2つのポイント
サブディレクトリはメインドメインの後ろに続く部分です。
下記のURLであれば、
“https://www.akibare-hp.jp/kouza”
/kouzaの部分がそれにあたります。
以下のポイントを考慮して、サブディレクトリ名も適切に決めましょう。
1)ひと目でカテゴリがわかる名前を付ける
ウェブサイト内のコンテンツを分類する手段として、サブディレクトリを活用します。
たとえば、オンラインストアの場合、以下のようなカテゴリに関連するサブディレクトリ名を選ぶことができます。
よくある例
“/products” (商品関連のページ)
“/blog” (ブログ記事)
“/contact” (問い合わせページ)
これによって、ユーザーは特定のカテゴリに関連するコンテンツに簡単にアクセスできるようになります。
2)シンプルでわかりやすい名前をつける
サブディレクトリ名はシンプルで分かりやすく保つことが重要です。長すぎる名前はURLを複雑にし、ユーザーが入力する際や共有する際に混乱を招く可能性があります。
よくある例
“/news” (最新ニュース)
“/services” (提供サービス一覧)
“/portfolio” (ポートフォリオギャラリー)
これによって、URLがシンプルで読みやすくなります。
【まとめ】ホームページのURLの決め方とは?
本記事ではホームページのURLの決め方についてご紹介しましたが、お分かり頂けましたでしょうか? ホームページのURLは、ウェブサイトの成功に直結する重要な要素です。適切なURLを選ぶことで、SEO対策やブランディングにも効果を発揮します。
今回ご紹介したポイントを押さえながらURLを決めて、あなたのウェブサイトを成功させましょう。