企業ホームページの「スタッフ紹介ページ」の作り方と効果的な見せ方
更新日:2024年11月8日

時どき、企業やお店のホームページで見かける「スタッフ紹介ページ」。
自社でも取り入れてみようかと、1度くらい考えたことのある人も多いかもしれません。
しかし、どんな情報を載せれば良いのか? 何に効果があるのか? そもそも必要があるのか?
…と、疑問に感じている人もいるでしょう。
そこで本記事では、スタッフ紹介ページのメリットや作り方、さらに効果的な見せ方までご紹介します。
スタッフ紹介ページは必要? メリットとデメリット

スタッフや社員を紹介するページをよく見るようになりましたが、実際のところ時間と手間をかけてまで作るべきなのかと迷う人も多いでしょう。
まずはスタッフ紹介ページのメリットとデメリットを紹介します。
スタッフ紹介ページのメリット

あなたはスタッフ紹介ページを見たとき、その企業に対する安心感や、紹介されているスタッフに対する親近感を抱いたことはありませんか?
スタッフ紹介ページの最大のメリットは、こういった顔が見える安心感や親近感を与えられること。
「企業」としてのビジネスライクな顔だけじゃなく、スタッフの「一個人」としての顔を見せることで、ユーザーに良い印象を持ってもらいやすくなるのです。
さらに、お店の中の写真だけじゃなくスタッフの顔を載せることで、来店前にお店や店員の雰囲気を伝えることができます。
その結果、ユーザーは安心してお問い合わせや申し込み、来店できるようになり、コンバージョン率が上がるのです。
スタッフ紹介ページのデメリット

一方で、デメリットはスタッフ紹介ページの作成に手間がかかるという点。
スタッフが多く全員を紹介しようとすればそれだけ時間もかかりますし、スタッフの退職・入社など入れ替え時には更新の手間もかかります。
手間がかかる以外には、これといったデメリットなく、総体的にメリットの方が大きいでしょう。
スタッフ紹介ページを作ると効果的な業種

どの企業もスタッフ紹介ページを作ることのメリットはありますが、特にコンバージョンアップが期待できる事業の種類があります。
例えばスポーツジムでは、パーソナルトレーナーの紹介ページを作ることで、個別トレーニングを希望している顧客にアピールができます。
また美容室の美容師紹介も効果的で、その美容師がスタイリングした髪型を一緒に載せることで、顧客が自分のイメージに最も近い美容師を選ぶ手助けになるでしょう。
他にも保育園の先生紹介や、飲食店のスタッフ紹介など、特に顧客と直接コミュニケーションを取るサービス業はスタッフ紹介ページを作るのがおすすめです。
スタッフ紹介ページの作り方

それではスタッフ紹介ページはどこに作れば良いのか、どんな情報を載せれば良いのかを解説します。
ホームページにスタッフ紹介ページを追加する

たまにホームページ内にあるブログ記事として「スタッフ紹介」が載っている企業サイトを見かけますが、これでは新しいブログ記事に流されて見られなくなってしまいます。
ヘッダーにあるカテゴリーボタンから直接スタッフ紹介ページに行けるようにするなど、トップページからいつでも飛べるようにしておけば、ユーザーの目につき見てもらいやすいです。
人柄が伝わるプロフィール写真

プロフィール写真は人柄が伝わるような写真を選びましょう。
同じ笑顔でも笑い方によって個性が出ますし、キャラクターを引き立たせたいときは小物を使ったり、ポーズを決めたりするのもおすすめです。
プロフィール写真は一番最初に目に留まりやすく、顔や雰囲気などユーザーに与えられる情報が多いため、載せるべき写真はしっかりと選別しましょう。
読む人を惹きつける紹介文

紹介文は上手な文章やかしこまった文章じゃなくても構いません。
読む人が「おっ」と思うような紹介文を作りましょう。
例えば「○○県のド田舎から出てきました」と出身地を書くだけでも親近感を持ちやすく、仕事に関係なくても好きな物や趣味を書くことで、個人個人の人間らしい一面が見えてきます。
普段の業務内容

基本的なことですが「受付」や「アシスタント」「パーソナルトレーナー」など、そのスタッフの普段の業務内容も一緒に記載しましょう。
そうでないと、ユーザーが見たときに「この人何の仕事してるの?」と疑問を残してしまいます。
面白い紹介方法として「伝説の受付嬢」「オタクアシスタント」「非モテトレーナー」など、ちょっとした枕言葉をつけることで、同じ業務をしているスタッフ同士でも個性を出すことが可能です。
見やすさ重視

スタッフ紹介ページがごちゃごちゃしているとユーザーにストレスを与えてしまうため、見やすいレイアウトにしましょう。
2列に並べたり、程よく空白を開けたり、文字数の規定を決めたりと整理して見やすさ重視に。
自己紹介カードのようなデザインにして、名刺のように並べるのも見やすくておすすめです。
スクロール式がおすすめ

スタッフ紹介ページに顔写真と名前、業務内容のみを掲載して、気になったスタッフをクリックすると個別の紹介ページに移動するという方法があります。
もちろんこの見せ方でも良いのですが、ユーザーは意外と「クリックする」「他のページに移動する」という手間が面倒だと思っていることも。
ユーザーが使いやすいページにするために、スクロールすることで次々とスタッフ紹介が読めるスクロール式のページがおすすめです。
スタッフ数が多く、どうしてもスクロール式では見せにくい場合は、ページ中でさらに業務別にカテゴリー分けする方法もあります。
スタッフ紹介ページの効果的な見せ方

スタッフ紹介ページの基本の作り方がわかったら、さらに踏み込んで効果的な見せ方も考えてみましょう。
ここでは、さらにユーザーをグッと惹きつける見せ方をご紹介します。
ニックネームを使う

真面目な雰囲気にこだわらないなら、あえて名前じゃなくてニックネームを記載してみると良いでしょう。
意外と人の名前って記憶に残りにくいですが、「ジョージ」「さくちゃん」などのニックネームは覚えやすいですよね。
ニックネームを使うことでさらに親近感を持ってもらいやすく、顧客にもニックネームで呼ばれることで、お店がより和やかな雰囲気になります。
メッセージ動画を作る

手間をかけられるなら、スタッフごとにおしゃれなメッセージ動画を作ってみましょう。
そのスタッフの想いや仕事の向き合い方などをドキュメンタリー風にすることで、ユーザーに良い印象を与えることができます。
1人1人作るのはもちろん、スタッフ全員分を1つの動画にまとめるのも良いでしょう。
動画を作ると社内の雰囲気や仕事の様子も伝えられるため、求人募集にも良い効果があります。
SNSと連携する

お店に行く目的は「サービスを受ける」もありますが、実は「話題のあの人に会う」という目的で足を運ぶ顧客もいます。
「スタッフの○○さんに会いにきました」と言ってもらえるように、スタッフ紹介ページとSNSを連携してみてはいかがでしょうか。
SNSで発信するのがうまいスタッフがいれば、SNSに仕事の宣伝もお願いしてみましょう。
スタッフ個人個人をSNSで主役にしてあげることで、スタッフのやる気を引き出すこともできます。
ユニークな紹介方法

漫画風のイラストやコスプレ写真などのユニークな方法でスタッフを紹介している企業ホームページもあります。
恥ずかしさを振り切ってユニークな方法で紹介するメリットは、ユーザーを楽しませることができること。
「この会社、おもしろい!」と思うことでSNSにもシェアしてもらいやすく、顧客が顧客を呼ぶ口コミの効果が期待できるのです。
企業ホームページの「スタッフ紹介ページ」の作り方と効果的な見せ方まとめ
スタッフ紹介ページは必ずしもホームページに必須の項目ではありませんが、そのページを作るだけでたくさんのメリットを受けることができます。
何よりもユーザーがスタッフに対して親近感を持つことで、ユーザーにより近く歩み寄ったサービスの提供ができるのです。
スタッフ紹介ページはプロフィール写真や紹介文など基本を押さえたうえで、より効果的な見せ方をしてコンバージョンアップを狙いましょう!