さて、それでは本日のコンテンツにまいりましょう。
4月10日にAppleウォッチの予約がはじまりましたね。
予約された方やショップで試着された方はいらっしゃいますか?
今週は、Appleウォッチをはじめとする「ウェアラブルデバイス」につ
いてお話します。
Appleウォッチとは
Appleウォッチは手首に装着して使います。
小型のコンピュータが内蔵されていて、スマートフォンでできるような
ことの一部を手首に装着したまま行うことができます。
時計としての機能はもちろん、iPhoneにきた通知を受信して表示したり、
電話に出たり、メッセージを送信したり、地図を確認することもできま
す。
また、健康状態を自動的に保存して管理することもできます。これは
「身につけているからできる」大きな特徴の一つです。
このように「身体に身につけて使うコンピュータ」を総称して「ウェア
ラブルデバイス」と呼びます。
腕時計型のほかに、ブレスレット型・メガネ型などがあり、ブレスレッ
ト型では、血圧や心拍数などの健康状態を計測する商品が登場していま
す。
メガネ型では少し前に、「グーグルグラス」の一般発売が話題となりま
した。
ウェアラブルデバイスの普及状況
各社から商品が発売され、たびたび話題となるウェアラブルデバイスで
すが、
- そもそも必要性がない(スマホで充分)
- 身につけるのでデザインやファッション性が重要
- バッテリーが持たない
- プライバシー保護の問題
- 常時使用による危険性
など、いろいろな要因で今のところ普及していません。
まだまだのように思えるウェアラブルデバイスですが、スマートフォン
はこの数年の間であっという間に普及し、人々の生活様式を変えました。
少し前はガラケーだった人もスマホになって、私たちの生活に浸透して
います。
それを考えると、数年後にはウェアラブルデバイスが当たり前の世界に
なっていることも充分考えられます。
ウェアラブルデバイスが企業にもたらす変化
個人用途に目がいってしまいがちなウェアラブルデバイスですが、実は
個人での普及よりも企業での利用が先に普及していくのではないかと予
測されています。
メガネ型や腕時計型のコンピュータであるウェアラブルデバイスがもた
らす大きな恩恵のひとつは「ハンズフリーになる」ということです。
すでに海外の航空会社では、メガネ型のウェアラブルデバイスを乗務員
が装着し、顧客サービスを行う取り組みが行われているそうです。
病院、飲食店などのサービス業、流通、製造業、建設業など、どの業界
でも、ハンズフリーで情報を検索したり登録したり共有できるようにな
ることには大きなメリットがあります。
みなさんも「もしウェアラブルデバイスがあったら、うちの会社ではど
んなふうに活用できるか」を考えてみると、SFの世界の話のようだっ
たウェアラブルデバイスが身近に感じられるのではないでしょうか。
ウェアラブルデバイスの活用によって、ものごとはこれまで以上にスピー
ディに処理され、その一方で、個人に合わせたきめ細かいサービスが提
供されるようになっていくでしょう。
その過程でウェアラブルデバイスの存在が私たちの生活に浸透し、個人
での利用にも違和感がなくなってきたころ、爆発的に普及するのではな
いかなと思います。