あなたが作りたいのはどれ?ホームページごとの種類と役割

これからホームページを作ろうとするとき、そのホームページがどんな役割を持つことになるのか意識できているでしょうか?
ホームページの役割はほとんどの人がぼんやりとしか想像しておらず、どれも同じように見えていることが多いようです。
そこで今回は、ホームページごとの種類とその役割について取り上げました!
これから作るホームページでは誰に向けてどんな役割を持つのかまだはっきりと決めていない人は、本記事を読み、明確なビジョンを持ってホームページ作成に取り掛かりましょう。
ホームページはすべて同じじゃない

「ホームページ」と聞いてどんな Webサイトを想像しますか?
会社の案内や商品の紹介をしていたり、通販ができたりといろいろな側面がある Webサイトをイメージするかと思います。
しかし、ホームページは同じように見えて同じではありません。
ページやレイアウトの構成だけではなく、ホームページを見せたい相手、その相手に起こしてほしいアクションなどが違ってきます。
それらが違えばホームページ全体の印象や要素が違うことにも気付くでしょう。
これからホームページを作ろうとしたとき、ペルソナ設定やコンテンツ制作などの計画を立てていきますが、まず最初に考えるべきなのはホームページの役割なのです。
ホームページには役割がある

試しに自分が知っている企業や取引先のホームページをいくつか見比べてみてください。
よくよく比べてみると、ホームページにはそれぞれ違いがあるのがわかります。
会社の案内を前面に出しているホームページ、通販サイトとしてのホームページなどですね。
またホームページを見せたい相手が「企業や取引先」のBtoBか「商品やサービスを購入、利用するお客様」のBtoCかでも訴求ポイントが変わってくるでしょう。
あなたのホームページは誰に見せたいですか?
そしてどんな行動をとってほしいでしょうか?
ホームページはどれも同じではなく、それぞれ違う役割があることを理解しましょう!
ホームページの種類と役割

それではホームページにはどんな種類があるのか、そしてそれにはどんな役割があるのかを解説していきます。
これからホームページを作るならどの役割を持たせたいかを、すでに自社ホームページがあるなら、どの種類に当てはまるのかを考えてみてください。
コーポレートサイト

コーポレートサイトは簡単に言うと「会社案内サイト」のことです。
商品を買ってくれるお客様というよりも、どちらかというと取引先や顧客、クライアント向けに会社を知ってもらうこを目的としています。
ホームページに載せると良い項目は次の通り。
・会社概要
・沿革
・事業案内
・経営理念
「我が社がどんな会社でどんなことをやっているのか」という、会社の名刺のようなホームページ作りを行います。
サービスサイト

サービスサイトは「事業サイト」のことであり、今度はお客様に向けて商品やサービスについて知ってもらうことを目的とします。
・サービスや商品紹介
・サービスや商品の特徴
・メリット、ベネフィット
・取引の流れ
・お客様の声
などなど、これらは普段からよく見ているホームページではないでしょうか?
最終的にはお客様に商品やサービスの購入、お問い合わせにつながるように構成します。
ECサイト

ECサイトはいわゆる「通販サイト」のことで、サービスサイトと似ていますが、違うのはホームページを使えばその場で購入や決済ができること。
お問い合わせよりも「その場で購入」に重きを置いています。
・商品ページ
・ご購入までの流れ
・配送時の注意点
などの基本となるページに加え、以下の機能もつけるようにします。
・口コミ、レビュー
・決済方法(クレジットカード、代引きなど)
・会員登録
・マイページ
・ポイント機能
Amazonや楽天市場のショッピングサイトのようなホームページをイメージすると良いでしょう。
プロモーションサイト

商品をアピール、プロモートすることが大きな目的であり「ランディングページ(LP)」とも呼ばれています。
例えば検索エンジンでキーワード検索し、上に表示された広告をクリックしたときに出てくる縦長の Webサイトをイメージするとわかりやすいでしょう。
一つの商品に対して徹底的に訴求を行い、商品の購入やお問い合わせなどのアクションに繋げます。
掲載する内容はサービスサイトと同じですが、商品は1つであること、そして離脱を防ぐために別ページへの移動はなく、そのまま読み続けられる縦長構成であるという違いがあります。
ブランディングサイト

その名の通り、目的は会社や商品のブランディング、イメージアップを行うことです。
その手段としてホームページを「オウンドメディア」として利用するという方法が主流になりつつあります。
オウンドメディアとして自社のノウハウや情報を発信して認知してもらい、イメージアップにつなげることができるのです。
この種類の最大の強みは、ユーザーに有益な情報を提供しブランディングするだけでなく、SEOでの上位表示やSNSからの流入も狙えるという点にあります。
採用・リクルートサイト

コーポレートサイトとは別に、いわゆる「求人サイト」としての役割を持つホームページのこと。
企業やお客様ではなく、仕事を探している人に向けて会社を知ってもらうことを目的としています。
・新卒、中途採用の概要
・福利厚生
・社内イベントの紹介
・先輩の声
・人事部の紹介
など、ハローワークやリクルートなどの求人媒体には載っていない会社の情報を載せ、求職者に働きやすく良い会社のイメージを持ってもらうのです。
「主な目的+オウンドメディア」が求められる時代

あなたの作りたいホームページはどれかイメージがついたでしょうか?
どれかに特化したホームページも良いですが、現代のホームページに求められているのは次の4つ。
・更新され続けていること
・SEOの上位に表示されていること
・会社の雰囲気や顔が見えること
・信頼できること
ここまで紹介したコーポレートサイトやプロモーションサイトだと、どうしても更新されなくなってしまいますし、SEOでの順位がどんどん下がってきてしまいます。
またユーザーは専門家がおすすめした商品よりも、友達がおすすめした商品の方を購入する傾向も。
どういうことかと言うと、顔の見えない企業よりも、親近感があり、信頼できる企業の方が良い印象を持つということなのです。
そこでおすすめしたいのが、主となる目的に加えてホームページにオウンドメディアの要素を入れること!
例えばサービスサイトをメインの役割としたいなら、商品を紹介するだけではなくユーザーが知りたいと思う情報を一緒に発信するのです。
そうすればSEOの順位アップも狙えますし、ブランディングができてユーザーからも信頼されます。
最終的には商品やサービスの購入、利用につながるため、ぜひオウンドメディアの要素も取り入れましょう!
あなたが作りたいのはどれ?ホームページの種類と役割まとめ

ホームページには種類があり、それぞれ違った役割があります。
ホームページを作るときは最初その役割を決めることで、無駄な時間やコストカットになり、ホームページ全体の軸も安定するでしょう。
最近特に求められているのは、ユーザーの欲しい情報が載っていて信頼できる「オウンドメディア」の要素があるホームページです。
これからホームページを運営していくなら、役割を明確にしたうえでオウンドメディア要素も意識していくことをおすすめします!