見やすい企業ホームページを作成するコツ【わかりやすいHPを作ろう】
現代のビジネス環境において、企業ホームページはその企業の顔とも言える存在となっています。しかし、見やすさと理解しやすさを兼ね備えたホームページを構築することは容易ではありません。
実際に出来上がったホームページを見てみると、「どこに何の情報があるか見つけにくい」と感じることも少なくありません。
そこで本記事では、魅力的で効果的な企業ホームページを作成するために必要な「見やすさ」のコツに焦点を当て、具体的に紹介していきます。
企業ホームページの作成で悩んでいる方や改善を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
見やすいホームページの条件とは?
見やすくてわかりやすいホームページとは、いったいどんなサイトなのでしょうか?
それをひと言でいえば「ユーザーが欲しい情報を簡単に見つけられる便利なサイト」を指します。
この「見やすいホームページ」には、5つの条件があります。
1)見やすい色と整ったデザイン
ユーザーの目に最初入るのは、色とデザインです。見やすい色と整ったデザインでホームページを作ると、ユーザーにとって分かりやすく、快適な閲覧体験につながります。
シンプルな配色や整然とした配置で情報を整理しましょう。
2)情報をスムーズに見つけられるレイアウト
次に重要なのがページのレイアウトです。ユーザーは情報をスムーズに見つけたいと思っています。分かりやすいメニュー配置、適切なフォントサイズを選択して、情報を見つけやすいレイアウトを心がけましょう。
3)ユーザーの訪問理由を満たしている
ホームページを作る際には、自分たちの好みだけでなく、ユーザーの期待や視点も考慮することが大切です。
- 情報を探している
- 問題や悩みを解決したい
- すぐに答えを知りたい
なぜなら、ユーザーは主にこれら3つの理由でホームページを訪れるからです。
4)ユーザーの求める情報が中心になっている
最も重要なのは、「ホームページはユーザーのために作る」というスタンスです。
自社の伝えたいことだけでなく、ユーザーが求める情報や解決法を中心に据えましょう。
ユーザーのニーズに合わせることが、見やすいホームページにつながります。
5)ユーザーの見たい情報が見つけやすい
見やすいホームページとは、ユーザーが欲しい情報が簡単に見つかるサイトです。
ユーザーの視点に立って、必要な情報やサービスに迅速にアクセスできるように心掛けましょう。例えば、お問い合わせ先を見やすく示すこともそのひとつです。
これらのポイントを考慮して、ユーザーにとって分かりやすく、使いやすいホームページを作成していきましょう。
見やすいホームページ作りのための10ヶ条
1)情報を詰め込みすぎない!
ホームページの訪問者にはできるだけ多くのことを伝えたいと考えがちです。
しかし、訪問者にとって情報量の多いテキストは読むだけで負担になります。各ページで伝えるべきことは、ひとつのテーマに絞りましょう。
訪問者はあなたのホームページに何かしらの目的を持ってやってきます。ページを閲覧している最中に、自分が求めるものと読んでいるページのテーマが違うと感じたら、すぐに離脱してしまいます。
例えば、サービスの詳細を知りたいと思ってページを訪れたのに、同ページ内に経営者の経歴が書かれていると去ってしまう可能性が高まります。
逆に、訪問者が求めている情報を見やすく提示することができれば、離脱を防ぐことができます。関連する情報を伝えたい場合は、別々のテーマとしてまとめてページを用意しましょう。
2)レスポンシブデザインに対応させる!
スマホでホームページを見ると、時どき画面が小さいために見づらいと感じることがありますよね。PCとスマホでは画面の大きさが違いますし、スマホの中でもいろんな機種がありますので、全部にピッタリ合わせるのは容易なことではありません。
でも、その問題を解決する方法が「レスポンシブデザイン」です。この機能を使えば画面の大きさに合わせて自動的に見やすくなるように調整してくれます。
ホームページを作るときに大事なのは、PCだけでなくスマホでスクロールして見て、見にくい場所がないか確認しましょう。
弊社の提供する【あきばれホームページ】は、レスポンシブデザインに対応しています。
3)配色は明確な意図を持つ!
ホームページデザインで、見た目を充実させるために無闇に色を使うことは避けましょう。色の使いすぎはホームページの使いやすさを損なうことになります。
特に、目立たせたい部分や関連性を示したい場合、色の選択は重要です。訪問者は色を通じて意図を感じ取るので、配色には明確な意図を持ちましょう。
ホームページを仕上げたら、無駄な色の使用がないか再確認しましょう。
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4)視線の流れ(Fの法則・Zの法則)を意識する!
ホームページの見やすさを向上させるために、訪問者の視線の流れを意識したレイアウトが重要です。一般的なパターンとして、「F型」と「Z型」と呼ばれる2つのレイアウトがあります。
F型は、多くのテキストを読ませたい場合に適しています。訪問者は左から右に情報をスキャンし、興味を持った箇所を探します。その後、再び左端に戻って次の重要な情報を探すという流れです。
Z型は、コンテンツが少ない場合に使われます。左上から右上への視線移動、そして左下から右下へと視線が移ります。重要なコンテンツをこのパターンに配置することで、見やすさを実現できます。
これらは一般的なパターンであり、ホームページの閲覧者の視線を考慮して最適なレイアウトを選択することが大切です。ホームページのデザインを検討する際に、訪問者の視点を意識して見やすさを確認しましょう。
5)グローバルナビのメニューは7つまでにおさえる
グローバルナビゲーションは、重要なページへのリンクを提供する重要な要素ですが、メニューの数を過剰に増やすと見やすさが損なわれる可能性があります。一般的に、グローバルナビゲーションのメニュー数は7つ程度に制限することが推奨されています。人間の記憶力に合わせた適切な数です。
メニュー数が多すぎると、ユーザーが内容や順序を覚えにくくなり、目的のページを見つけるのが難しくなります。スマートフォンでの閲覧時にも同様に、画面サイズが小さいため、多くのメニューが表示されると見やすさが損なわれます。スマートフォンで実際にグローバルナビゲーションを試して、見やすさと見やすさを確認しましょう。
6)ボタンはクリックできることを明確にする!
ホームページのボタンは、クリック可能であることを明確に示すデザインが重要です。
見た目のスタイリッシュさだけでなく、色、位置、サイズなども検討すべき要素です。
明確な色のボタンを、関連するコンテンツの近くに配置し、目立つサイズにしてください。
これにより、ユーザーにとってボタンがクリック可能であることが明確に伝わります。
7)フッターの情報を整理する!
ウェブデザイン時に頻繁に見落とされるのが、ページのフッターです。フッターはウェブサイトの目次として機能し、ユーザーを誘導する役割を果たす重要な要素です。
適切に整理されたフッターは、サイトの構造を明確にし、ユーザーの利便性を向上させるのに役立ちます。シンプルにするのではなく、フッターもしっかりと設計しましょう。
8)文字の大きさは16pxを基本設定にする!
ウェブサイトの本文のフォントサイズは通常15pxから18pxの範囲が一般的ですが、正解のフォントサイズは決まっていません。デザインやコンテンツの特性に応じて調整する必要があります。
16pxを初期設定とし、実際にサイト上で見やすさを確認しながら調整することをお勧めします。また、文字サイズの調整はPCだけでなくスマートフォンでも確認することが大切です。
9)文字の色と濃さを適切に設定する!
一部の文章を薄い灰色にして他の部分を目立たせるために色を調整することがありますが、色の薄さは人によって異なり、ディスプレイによっても違います。
色の薄さを適切に設定するのは難しい作業です。プロのデザイナーでなければ、あまり薄い色を使うのは避けた方が良いでしょう。
基本的には黒を使用し、強調したい箇所だけ目立つ色にするのが良いです。強調する際に多くの色を使うことは見やすさを損なう可能性があるため、避けましょう。
10)長文は適宜、改行・段落を入れる!
訪問者は通常、特定の情報を探してページを見ています。
文章全体を詳細に読むことは稀です。そのため、長い文章でも5行程度ごとに改行や段落を挿入して、情報をスキャンしやすくすることが重要です。
また、情報を列挙する場合は箇条書きにすることで、読みやすさと理解しやすさを向上させることができます。
まとめ
現代のビジネス環境では、企業のホームページが非常に重要であり、そのホームページの見やすさと理解しやすさは魅力的で効果的なものにするための鍵です。
本記事では、見やすい企業ホームページを作成するためのコツを紹介しました。見やすいホームページとは、ユーザーが見たい情報を見つけやすいサイトを意味します。
今回ご紹介したポイントをおさえて、ユーザーフレンドリーで使いやすいホームページを作りましょう。