選択講座 HPの基礎知識

【中小企業・店舗向け】ホームページ制作の流れと依頼時の注意点を詳細解説

更新日:2024年1月23日

【中小企業・店舗向け】ホームページ制作の流れと依頼時の注意点を詳細解説j

ホームページを依頼する際の流れがよくわからず不安を覚えていませんか?
ホームページ作りは、費用や時間もかかります。作るからにはあなたのビジネスにちゃんと役に立つサイトにしたいですよね。

ウェブの知識がないからといって、制作会社に丸投げしてしまうと後悔することになりかねません。適切な判断をするには、ホームページ制作の基礎知識が必要です。

そこで本記事では、依頼から公開までのフェーズごとに、その流れを詳しく解説していきます。

【はじめに】ホームページ制作の依頼先を決める

【はじめに】ホームページ制作の依頼先を決める

ホームページ作りは、次の3つのパターンから制作方法を選ぶことになります。

  1. Web制作会社に依頼する
  2. フリーランスデザイナー・エンジニアに依頼する
  3. 自社制作(自分で作る)

・Web制作会社

ウェブ制作会社は主にホームページの制作を専門に行う企業で、高品質な成果物を提供できるという利点があり、もっとも一般的な作成方法です。また、プロジェクトの計画や納期を守るために、チームによるバックアップ体制が存在します。

制作会社には、小さなところから大手企業向けの大きな会社まであります。サイトの規模に見合った会社を選びましょう。

デメリットとしては、

  • 制作費用が比較的高い。
  • 担当者の離職や変更のリスクがある。

などがあります。

・フリーランスのWebディレクター

プロにホームページ制作を依頼する場合、フリーランスのWebディレクターに依頼する選択もあります。知人などを通じてフリーランスを紹介してもらうケースもありますが、クラウドソーシングサービスを介して依頼するケースが増えています。

フリーランスのWebディレクターに依頼する場合、制作会社に比べて費用が安く、納期も比較的短くなる傾向があります。しかし、スキルの保証がないことや、都合によって納期に遅れが生じる可能性があるため、事前に信頼性や実績を確認し、信頼できるパートナーを選ぶことが重要です。また、業務の放棄リスクも考慮する必要があります。

・自社制作(自分で作る)

ホームページを自分で作る企業・店舗も少なくありません。費用を抑え、自由度の高い更新をしていきたい場合は、自社制作も有力な方法といえるでしょう。

ただし、ウェブの知識がない人にとって、自作は少しハードルが高く感じられるかもしれません。CMSのテンプレートを使ったり、ホームページの作成サービスを利用するなど、ウェブ初心者でも作ることのできるサービスを上手に活用しましょう。

ホームページ制作を依頼するまでの流れ

ホームページ制作を依頼するまでの流れ

ホームページ制作を検討する際、制作会社に依頼する前に以下の重要なポイントを事前に決めておくことが重要です。ホームページを発注するまでの準備期間として、おおよそ 2〜3週間を見積もっておくと安心です。

1) ホームページの制作目的を明確にする

ホームページを作成する目的をはっきりと定めましょう。なぜウェブサイトを必要としているのか、何を達成したいのかを明確にすることが重要です。

例えば、情報提供、製品販売、顧客獲得、ブランド認知度の向上など、目的に応じてコンテンツやデザインが異なります。目的を明確にすることで、制作会社に適切なガイダンスを提供できます。

制作の目的によって制作費用も異なってきます。下記ページでは、目的別の相場について解説していますので、こちらで確認してください。

2)ターゲットペルソナを設定する

ターゲットとなるユーザー像(ペルソナ)を詳細に設定しましょう。ペルソナは、年齢、性別、趣味、職業、関心事など、具体的な特徴を含む架空のユーザープロフィールです。

ペルソナを設定することで、どのようなコンテンツやメッセージが効果的かを理解し、ターゲット層に合ったウェブサイトを制作できます。

ペルソナの設定方法については、下記のページで詳しく解説していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

3)予算と条件を確定する

制作予算を決定し、条件を明確にしましょう。予算に応じてウェブサイトの規模や機能、デザインの品質などが変わります。制作会社との打ち合わせ時に、予算と条件を事前に設定しておくと、プロジェクトがスムーズに進行します。また、期間や納期についても確認しましょう。

これらのポイントを事前に整理しておくことで、制作会社とのコミュニケーションが円滑になり、自社の要求に合ったホームページを効果的に構築することができます。制作会社との打ち合わせやプロジェクト管理が効果的に行えるよう、準備を整えましょう。

下記ページでは、ホームページの制作費の相場を解説しています。

4)ホームページ制作の依頼先を見つける

ホームページ制作の依頼先を選ぶ際、以下の手順を考えてみましょう。
・知り合いからの紹介を検討する
まず、身近な人や知り合いからホームページ制作会社やフリーランスの紹介を受けることを検討しましょう。これによって、実際のプロジェクト経験者からの評判や意見を聞くことができ、安心して依頼することができます。
・インターネットで探す
紹介を受けられない場合は、Google検索や見積もりサイトなどを活用して候補を探すことができます。制作会社やクラウドソーシングのサイトを訪問し、コンタクトを取りましょう。
・ヒアリングと提案を受ける
候補となる依頼先と連絡を取り、最初のヒアリングを行います。制作の目的、依頼範囲、予算、希望のスケジュールなどの基本情報について話し合い、提案と見積もりを受けます。
この段階で双方の共通認識を確立して、信頼性のある依頼先を選びましょう。

ホームページ制作から公開までの流れ

ホームページ制作から公開までの流れ

本章では、制作開始から公開までの流れを解説していきます。
この期間は、おおよそ1.5ヶ月〜2ヶ月を見積もっておきましょう。

事前に準備した、目的やペルソナをもとにサイトマップやワイヤーフレームを作成し、デザインを決めていきます。やり直しをすると、追加費用も発生する場合もありますので、各工程ではしっかりと具体的に要望を伝えましょう。

1)Webサイトを設計する(サイトマップ・ワイヤーフレーム)

Webサイトを設計する

制作プロセスの初めに、ホームページ全体の構造や各ページのコンテンツを設計します。この段階では、サイトマップとワイヤーフレームを作成します。

サイトマップ

ホームページ全体のページ構成を示す図です。どのページがどのように結びつくかを整理します。

ワイヤーフレーム

各ページのコンテンツ配置やデザインの基本構造を示すもので、ページ単位の設計図です。

戦略的な工程(マーケティングやブランディング)では、最初にターゲット層の深堀りや競合分析などの事前調査が行われることもあります。

ワイヤーフレームまでの段階で、デザインやコーディングに進む前に構成要素を確定させることが大切です。後から変更が発生すると追加費用がかかる可能性があるため、依頼先との共通認識を確立しましょう。

2)デザインを制作する

ワイヤーフレームに基づいて、ホームページの実際のデザインを制作します。もし特定のデザインイメージがある場合、依頼先に共有しましょう。

具体的なデザインイメージを共有する際のポイントは、
;

  • 参考サイトのURLを提供すること。
  • どの部分を参考にしたいかを説明すること。

の2点です。言葉だけではデザインのイメージを正確に伝えるのは難しいため、具体的な参考サイトをリストアップし、選定理由を共有しましょう。

例えば、信頼感を表現したい場合、「信頼感」という言葉だけでは抽象的でなかなか伝わりません。しかし、特定の参考サイトのデザイン要素を共有することで、依頼先との共通理解を促進できます。

3)コーディング(実装)する

デザインが制作されたら、それをホームページとして実装する工程です。依頼先から提供された実装されたホームページを確認しましょう。

さまざまな端末やブラウザから表示や挙動を確認することが重要です。ホームページの表示は閲覧環境によって異なるため、どの閲覧環境での表示を重視するかを事前に決めておきます。

4)ホームページの公開する

ホームページ制作が完了したら、それを一般のユーザーに公開します。公開前に最終的なテストと品質確認を行い、問題がないことを確認しましょう。ホームページの公開には、ドメインの設定やホスティングの手続きも含まれます。

ホームページの制作を依頼する時の注意すべきポイント

ホームページの制作を依頼する時の注意すべきポイント

ホームページを制作する際、費用は重要ですが、価格だけにフォーカスしすぎると品質に問題が生じる可能性があります。費用以外にも考慮すべきポイントや注意事項があります。

以下にそれを詳しく見ていきましょう。

1)業界知識の有無を確認する

制作会社が自社の業界やサービスに関する知識を持っているかどうかを確認しましょう。
制作会社には得意分野があり、「飲食店のWebサイト制作に強い」などの特徴があります。自社の業界に詳しい制作会社を選ぶことで、サイトの品質向上が期待できます。

2)コミュニケーション能力をチェックしておく

Webサイト制作には綿密なコミュニケーションが必要です。デザインやコーディングの細かな確認が必要なため、依頼先がコミュニケーション能力に優れていることが重要です。
コミュニケーション手段やレスポンス時間、休日や緊急対応の可否を確認しましょう。

3)対応範囲を事前に確認する

ホームページ制作において、依頼先がどの作業まで対応してくれるかを明確にしましょう。見積もりが安いからと言って、システム開発やサイト構築の一部が対応外だったり、作業範囲が不明確だとトラブルの原因となります。
自社の要件と依頼先の対応範囲を確認しましょう。

4)相見積もりを依頼する

1社だけでなく複数の制作会社に相見積もりを依頼し、提案内容と価格を比較検討することが大切です。自社の要件を明確にし、提案金額を事前に把握しておき、複数の提案を比較しましょう。ただし、相見積もりを行う際には以下のポイントに注意が必要です。

価格だけを重視すると、デザインや品質において優れた制作会社を見逃す可能性があります。提案会社を増やすことで提案の質を下げる可能性があるため、数社で比較する範囲を限定しましょう。

価格だけでなく、業界知識、コミュニケーション能力、対応範囲、相見積もりを検討することで、ホームページ制作の成功に近づきます。

まとめ

まとめ

本記事では、ホームページ制作を依頼する際の流れと注意ポイントを解説しました。
まずは、ホームページを作る目的を明確にし、そのユーザー層を設定しましょう。

ホームページの制作の流れは、どこに依頼しても基本的には大きくは変わりません。しかし、制作会社やWebデザイナーには、それぞれ得意とする分野があります。
費用だけにとらわれず、制作の目的に見合った依頼先を選ぶようにしましょう。

また本当に大切なのは、公開後の運用です。上手に更新すれば優秀な営業マンとして活躍してくれますが、放ったらかしにするとあなたのビジネスの印象を悪くする要因になります。

ホームページを公開後は、自社のホームページを分析して改善、更新することが大切です。

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